「就活が始まるから業界研究をしなきゃ…」
「業界研究のやり方が分からない…」
「業界研究と企業研究って何が違うの?」
そんな就活生の方々に、内定へ近づくための業界研究のやり方をお伝えします。
業界研究の目的は実際にはただ1つで、自分の行きたい企業がその業界の中でどういう位置にあるのかを知るためです。そしてそのゴールは説得力のある志望動機を述べることであり、アピールすることです。間違っても、業界研究をやって志望業界を絞ってから企業研究をする…といったやり方をすることのないようにしてください。
まずは企業研究をしてみて、そこから企業をより深く知るために業界研究をしていくことになります。
順序付けると、
企業研究をする→比較のために業界研究を並行してやる→企業研究が進む、自己PRが深まる
といった感じです。
業界研究から入るよりも、軸となる企業を定めてから企業研究、業界研究と入っていった方が目的がはっきりしているので、取捨選択しながら情報を仕入れることができます。
そもそも興味のある業界を絞ろうと思っても、1つの企業がいろんな業界に通じているということはザラですから、こだわる必要がありません。例えばソフトバンクのホームページに行ってみてください。モバイル・インターネット・ロボット・エネルギー…そして球団の運営もしています。
まずは何よりも現時点で行きたいと考えている企業の分析をして、そこに軸を置いてみることからはじめてみてください。
出典 : http://www.excite.co.jp/News/photo_news/p-4360541/
行きたい企業が全くない、多すぎて分からないという方は…
日本の優良企業パーフェクトブック 2017年度版 (日経キャリアマガジン特別編集)(Amazon.co.jp)
これを書店で見てみましょう。どこかしらの企業に興味をもつのに役立ちます。
どうしても行きたい企業が思いつかなければ待遇面から考えてもOKです。どうせ働くなら給料が高いにこしたことはないですから、年収ランキングから絞っていって、上位の会社がそれぞれ何をやっているのかを調べてみましょう。
どこかしらに興味をもてたら、そこが出発点です。
志望企業が見つかったら、企業研究と並行して業界研究をします。
便宜的に企業研究と業界研究を分けて使っていますが、本質的には企業研究は業界研究を内包しています。まずは点を知り、点を客観的に見つめるために全体を知るということですね。
全ては内定奪取のための業界研究です。そして本当にやりたいことが見つからない人も、ひとまず興味のある企業が見つかったら、その企業の内定をとる努力をしましょう。自分が本当にやりたいことを見つけるのは、それからでも遅くありません。
慶應義塾大学商学部。圧倒的モラトリアムを満喫するために4年間日吉キャンパスへ通う(通常2年間,3年生から三田キャンパス)。 豊富な大学生活を活かして社会貢献できないか模索中。