就活は行きたい企業を研究しないと何も始まらないと言っても過言ではありません。好きな人の特徴も分からないのに、説得力のあるアピールはできませんよね。企業研究のやり方が分からない!という方のために、その方法から、他の就活生と差をつけるポイントまでお伝えします。
考えてみてください。面接官と就活生はおそらく多くの場合面接で初対面であるはずです。
面接官は就活生のプロフィールを持っていますが、企業側が自社のプロフィールを面接の場で出すことなんてありません。
あなたが特異稀なる才能をお持ちで、誰にとっても魅力的な人材なら話は別ですが、基本的に就活生のプロフィールは概ね似たりよったりです。そんな就活生が他の人と差をつけられるのは、どれだけ他の就活生と比べていかに企業のことを知っているかということです。
しかし、その企業のことだけを調べても、説得力のあるアピールはできません。
「御社の○○システムの開発に携わりたい!」
と言うよりも、「御社の○○システムは競合のB社のモノと比較してココが優れていますが、改善すべき点として〜が挙げられ、その開発に私の強みである問題解決力を活かしたい!」
といった具合に、企業研究と業界研究、そして自己分析の三位一体で初めて説得力のあるアピールが出来るんです。
冒頭でもお伝えしましたが、企業のことを知っていれば知っているほど、他の企業と比べて御社のここが魅力的だ!アピールがいろんな角度からできますから、兎にも角にも企業研究が重要なんです。そして説得力を増すために、並行して自己分析、業界研究をやっていきましょう。
まずはすぐに手に入る情報から整理して、ノートやエクセル等にまとめていきましょう。資料を読むだけでなく、自分の手を動かすのがポイントです。
ここからは、実際に自分の足を動かして情報を仕入れていきましょう。説明会やOB・OG訪問、ニュースなどあらゆるところにアンテナを張っておくことが重要です。
OB訪問では自分がやってみたいことや方向性を確認してみましょう。そしてその方々がどういう風に会社にコミットしているのか、しっかりと聞いてメモしておきましょう。「自分がやりたいことと全く違うことをやっていた…」なんてこともありますから、早い段階でOB訪問をやっておきたいところです。
人から仕入れる情報はネットに転がっていない情報がたくさん含まれているので、他の就活生と差をつけるポイントになるという意味合いでも、説明会の場以外で社員の声を聞くことは大切です。
OB訪問をすることは直接面接には影響しませんが、企業のことをどれだけ知れるかという点では、やっている就活生とやっていない就活生でめちゃくちゃ差がつきます!
上記の項目をしっかりとまとめていれば、説得力のある志望動機が書けるはずです。
そしてまとめていく中で自己分析、内省を繰り返し、自分が本当に行きたい企業がどこなのか、やりたいことは何なのかといったことも見えてきます。地道な努力が内定への近道となり、そしてその先に待っているあなたの社会人としての道を切り開くことになるでしょう。
Webメディアが言ったら本末転倒な気もしますが、面倒くさがって情報収集をインターネットだけに頼っていては絶対ダメですよ!
慶應義塾大学商学部。圧倒的モラトリアムを満喫するために4年間日吉キャンパスへ通う(通常2年間,3年生から三田キャンパス)。 豊富な大学生活を活かして社会貢献できないか模索中。