冬の就活生の身だしなみを悩ませるアイテムの一つがビジネス用のコート。見た目は印象付けに一番効果を発揮しますから、コートやマフラーの扱いなどささいな点にも気を配れると良いですね。
一体どんな色のどんなタイプのコートにすれば良いのか?いつ脱げば良いのか?マフラーは?等の疑問にお答えします。
人の第一印象は半分以上見た目で決まるという話はご存知でしょうか?メラビアンの法則によると、55%が見た目(服装、身のこなし、髪型…)、38%が話し方(声の大きさ、高さ、言葉遣い…)、7%が話の内容で第一印象が決まるそうです。
人間は視覚情報を最も信頼して生きているわけですね。
すなわち、どんなに秀逸な論文を書いていようが、どんなに優秀な成績を収めていようが、見た目がだらしなかったら面接では即サヨウナラとなってしまう可能性があるのです。
実際に面接や説明会で見られる姿はコートを脱いだ後のスーツ姿が主ですが、脇役のコートを無下にしているようでは全体としてパッとしない印象になってしまいます。せっかくスーツ姿が決まっていてもコートがシワだらけだったりしたら台無しですよね。当然マナーがしっかりしているかどうかという点も視覚情報で見られていますので、コートの脱ぎ置きなどにも気を配れるようにしましょう。
私がオススメするのは男女ともにトレンチコート一択です。なぜなら生地が薄く、腕にかけたり折り畳む際にもスリムにおさまるからです。色は黒やベージュ、グレーの無地でシンプルなものにしましょう。あくまでも脇役ですから目立つモノは避けたいです。
価格はあまりに見窄らしいものでなければ気にする必要はないですが、たたむ機会が多いのでシワがつきにくいものを選んでおくとベストです。
トレンチ以外のコートを持っていて就活でもそのまま使うというのでも問題はありませんが、トレンチコートなら比較的生地が薄い分春先にも使えるので、就活を機に1着買っておいて損はないでしょう。
マフラーに関してもトレンチコート同様に、薄い生地のものがかさばらなくて使いやすいです。少々高いですが、カシミア生地なら防寒面でもスリムさでも優秀です。狭苦しい就活カバンにもスッと入りますよ。
出典 : http://form.allabout.co.jp/tips/1739/
コートもマフラーも会社の入り口の前で脱ぐのが正解です。
そのままマフラーはカバンにしまってしまいましょう(手袋も同様)。家を出る際に、マフラーが入るスペースをきちんと確保しておいてください。
コートは形を整えて半分に折るようにして腕にかけます。この状態になったらようやく入り口をくぐって受付に向かいます。
ただし入り口に屋根がないところで、雨が強い場合には入り口を通ってから脱いでOKです。ビシャビシャのスーツ姿で来られても印象は悪くなるだけですからね。
次に、いざ椅子に座る場面がきたらイスの横にカバンが立つように置き、その上に畳んだコートをおきます。折りたたみ方は、半分に折ったものを更に半分にする感じで丸めるとちょうど良い塩梅になります。一度家でやってみて習得しておきましょう。自立するカバンがよくオススメされていますが、コートを置く際にも自立した方が断然佇まいがカッチリして良いです。
くれぐれもコートを椅子の背もたれにかけたり、床においたりすることのないように気をつけてくださいね。
いかがでしたか?コートに関しては意外と見落としがちなマナーなので、きっちりと覚えて好印象を与えられるようにしておきましょう。
慶應義塾大学商学部。圧倒的モラトリアムを満喫するために4年間日吉キャンパスへ通う(通常2年間,3年生から三田キャンパス)。 豊富な大学生活を活かして社会貢献できないか模索中。