就活で面接を受ける際に「それでは簡単に自己紹介をお願いします」と面接官に言われ戸惑ったことはありませんか? 自己紹介の場で何を話せばいいのか、どの程度話すべきなのか、面接に慣れていないとわからないものです。 今回は就活の面接の際に気をつけるべき自己紹介の基本をご紹介します。
自己紹介とは自己PRではない!?
(出典:http://www.daijob.com/skillup/pickup01/20140415.html)
まずはじめに自己紹介と自己PRは別のものだと認識しましょう。 自己PRとは
自己PRとは、自分の強みを紹介することです。 長所・特技・成功談・貴重な経験などです。 自己PRでは自分の長所や特徴について、いかに相手を納得させられるかがポイントになります。
一方自己紹介とは
自己紹介はとは「面接への入口」であり、初対面の人に対しての挨拶です。ハキハキとした大きな声で、基礎プロフィールと活動の概要程度を簡潔に話すようにしましょう。
つまり、自己PRと自己紹介では目的が異なっています。 自己PRは自分をアピールすることが目的であるのに対し、自己紹介は初対面である相手への挨拶や会話のきっかけ作りが目的です。 なので自己紹介で自分のことを話しすぎたり、逆に会話の糸口のつかめないほど短すぎると好印象とはなりません。
自己PRに関してはこちら →面接で他人と差をつける自己PR!例文コピーでは突破できない
自己紹介で話すべきこと
(出典:www.morganmckinley.co.jp)
自己紹介で話すべき項目とは何でしょうか?
・出身校(大学・学部・学科) ・氏名 ・主な専門分野 ・趣味、特技 ・自己PRの内容となる活動概要(面接で聞いて欲しいこと)
このように基本的なプロフィール(出身校、氏名)と会話のとっかかり(専門分野、趣味、特技、その他活動してきたこと)の二つに大別されます。
面接の場でも、普段の会話のように自己紹介から会話が膨らんでいくパターンが多いです。 そのため自己紹介から自己PRへとつながるよなフックをつくっておきましょう。 例えば、
「これまでIT系のベンチャー企業でエンジニアとしてインターンをしてきました。もともとの専攻は経済学でしたが、プログラミングを独学で勉強しました。」
と自己紹介で話すことで面接官は「なぜ専門以外の分野に興味を持ったのか」「独学でどのレベルまでスキルを磨いているのか」と次の質問が浮かんでくるはずです。同時に学生側にとっても、自分のアピールポイントである話へとつなげることができるためその後の面接がスムーズに進むことでしょう。
自己紹介=自己PRへのつかみ だと意識をしましょう。
(一方で自己紹介はあくまで自己PRへの入り口程度なのであまりにも話しすぎるのはマイナスです。また、「お名前と大学名を教えてください。」と面接官に言われた際には尋ねられたことだけを答えましょう。)
自己紹介の例
(出典:toeic-eigo-blog.com) では実際に自己紹介の例を見てみましょう。
○大学○学部の、○○と申します。専攻は発展経済学です。ゼミでは中国の経済発展に関して計量分析を行い論文大会にて発表を行いました。短い準備期間でしたがゼミのメンバーと協力して役割分担をすることで見事優勝することができました。一方学外では、IT系のベンチャー企業でエンジニアとしてインターンをしてきました。もともとの専攻は経済学ですが、プログラミングを独学で勉強してきました。主にフロントエンドを担当してきましたが、最近はRuby on railsの勉強も進めています。本日はどうぞよろしくお願い致します。
いかがでしょうか?自分の経歴に関して紹介しつつ、相手が質問を投げかけやすい自己紹介となっています。
一方、これまで自己紹介の内容に関して見てきましたが時に内容以上に大事になるのが「話す姿勢」です。どんなに興味を引く面白い自己紹介をしていようと態度が悪かったり、おどおどしているとそれだけで印象が悪くなります。端的にハキハキと相手とコミュニケーションをしていることを意識して自己紹介をしましょう。
今回は自己紹介に関して見てきました。自分らしさを自己紹介から発揮して面接を乗り切りましょう。
この記事を書いた学生ライター
Kodai Sakochi
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ベンチャー・ITに興味があります、よろしくお願いします。九州と関西と関東に住んだことがあります。