名門UCデービスへの大学院留学。アメリカで博士号を取ると決めた覚悟とは。

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幼い頃から留学への思いを抱いていた長谷川優さん。だが、留学実現までの道のりは決して平坦ではなかった。

「私は必ず自分はアメリカの大学院で研究する!」

そんな強い意思が、ニューヨークの研究所でのインターンシップ、そしてウィスコンシン大学マディソン校での交換留学を引き寄せ、遂には名門カリフォルニア大学デービス校での博士課程入学をつかみとる。同じ目標を持つ仲間、そして留学に協力してくれる人たちを巻き込むことで思いを形に変えてきた、長谷川さんの研究生活に迫る。

もがきながらつかんだ、海外インターンシップ、そして交換留学

長谷川さんインタビュー。

ーー最初に留学や海外に興味を持ち始めたのはいつごろでしょうか?

最初に留学に興味を持ったのは中学生の時です。

とりあえず英語が好きだったんです。発音が好きで、喋るのが楽しかったんです。あとは、英語が喋れたら世界各国の人々とコミュニケーションがとれるし、なんて楽しいんだろう!って、ふんわりと考えてました。

そんな中、ダーウィンの悪夢という映画を高校の授業で見たのがきっかけで、国際協力に興味を持ち始め、海外で働きたいと思うようになりました。

ーー北海道大学に入学されたのも、海外で働くというのが軸となっていたのでしょうか?

その頃には国際協力と理系の研究のふたつに興味があったのですが、迷った末、理系の道に進もうと思って北海道大学を選びました。

ダーウィンの悪夢を見てからは義務感と言うか、国際協力をやらなければいけない!みたいな思いがあったのですが、一方で心からの興味とか、やりたいことは理系の研究だったんです。

結局は、義務感とかで自分の将来を決めるのはどうかな・・・という思いが強くなり、自分の本当にやりたい理系の道を選びました。

ただ、私は北海道大学の農学部に入ったのですが、農学部は分野がとても広いので、あとからやりたければ国際協力の道も選べたりするかな、とも思っていました。

ーー憧れていた留学、実現はすぐにできたのでしょうか?

本当は学部で留学したかったのですが、親に反対されてできませんでした。

当時は留学を通して何を達成したいのかも明確ではなかったため、「そんな気持ちで留学に行っても道に迷うだけだ」って親に言われて。

結局留学に行くきっかけをつかめないまま時間が過ぎてしまっていたので、次に行く機会は大学院しかないと思っていました。何とか自分でお金を工面して留学するには博士課程で自分で行くしかないと思って。学部にもよりますが、アメリカ大学院の博士課程に入れたら生活費や授業料は全部払わなくていいんですよ。だから、それしかない!という思いで大学院を目指していました。

4年生の時には、博士課程に行くために奨学金もたくさん申し込んだのですが、具体的に自分が何をしたいのかよく分からず、結局奨学金は全部落ちてしまったんです。

そこで学部4年次には博士課程を受験せず、1年間、いろいろな人に会って様々な経験をすることで、自分を見つめ直す期間を作りました。

ーー理系の学生は研究も忙しいと思いますが、留学はどのような形で実現したのでしょうか?

学部生の時は留学をしたいという気持ちと同時に、Food Scienceの研究をやりたいという思いがあり、研究室選びにも迷いました。

北大にもFood Science系の研究室はありましたし、日本で修士号を取り、日本で働きたい学生にとっては、とても良い環境だと感じました。ですが、私のように海外の大学院に進学を目指す学生にとっては、希望する教育方針にずれがある様に感じました。

でも別の研究室に、日本の学生が海外進出するのを後押ししてくれる先生がいたんです。

私のやりたかったFood Scienceとは直接関係ない研究をしている先生でしたが、Food Scienceを含むいろんな分野の基礎になる研究をしていたので、彼のいる研究室に入ることに決めました。

これが私の人生を左右する大きな決断でした。その先生が私を、ニューヨークにある研究室の先生に紹介してくれ、半年間インターンシップをする機会に恵まれました。

インターンシップのために渡米したのが、北海道大学の大学院に入学した翌日で、半年後に復学して、ウィスコンシン大学マディソン校で交換留学をしました。

ニューヨークでの研究生活から見えた、アメリカ大学院留学への道

長谷川さんインタビュー。

ーーニューヨークでは何をされていたのでしょうか?

ニューヨークではAlbert Einstein College of Medicineという大学で、遺伝子解析の研究をしていました。

そこでの5ヶ月でしっかり研究し、先生も手厚くサポートしてくれたこともあり、論文を1本出すことができました。

その論文を出せたことが、博士課程に受かった要因の一つだと思うので、博士課程の選考に通過するだけの実力を、ニューヨークでのインターンシップによって培われたと思います。

ーーニューヨークという街の特徴は何か感じましたか?

ニューヨークには世界中から色々なバックグラウンドを持った人が集まっているので、とても面白かったです。

日本にいた時、周りの人と同じ方向を向いていないと居心地が悪かったり、皆と同じレールに乗っていないと不安になったりしていました。ですが、ニューヨークではむしろユニークであることが評価される様な環境で、周りの人と自分が違って良いんだ、私も彼らに負けないぐらい、自分が自分であることを楽しまなくちゃと思いました。

例えば、会社の社長を辞め、作詞作曲家として活躍するためにニューヨークに単身渡米し、夢を追い続けている人。何歳になっても夢を追う姿はかっこよかったです。

ーーその後に交換留学で行ったウィスコンシン大学マディソン校での経験は、何か役に立ちましたか?

私はFood Scienceの専攻でカリフォルニア大学デイビス校の博士課程に進学しているのですが、実は今までFood Science専攻ではなかったんです。

学部のときにいくつか授業を取ってはいましたが、それほど数は多くなく、研究所のインターンシップでも違うことをしていたので。

その点、交換留学生として在籍していたウィスコンシン大学マディソン校では授業が自由に取れたので、そこでFood Scienceの授業を取れたのは良かったですね。

また、私が博士課程で研究したいテーマを扱う研究室で働くことができ、経験を積むことができました。

ーー逆に、ウィスコンシン大学マディソン校での反省点はありますか?

特に前期はとにかく時間がありませんでした。授業が忙しいのはもちろんのこと、大学のカフェテリアでのアルバイト、研究、その上に博士課程の受験をしたためです。

だから友達とどこかに出かけたりとかする余裕がなくて、結局決まった人と行動することが多かったんです。

後期になってから、あえて公共の場に行って友達を作る気力がなくなってしまって。それはもったいなかったかなって思います。もっとキャンパスライフを楽しめばよかったかなって。

長年留学を志し続けた、その思いはどこから

長谷川さんインタビュー。

ーー理系でそこまでの思いをもってアメリカで研究するのは、珍しいですし、すごいですね。

身近に海外大学院に進学をしていて、相談をすることが出来る先輩がいなかったため、ひたすら道に迷い続けました。大学4年間はいろいろ留学説明会に参加したのですが、交換留学や語学留学の説明は聞けても、博士課程のはあまりなくて。

それもあって将来のビジョンが見えず、学部4年時の受験を諦めました。

渡米前、北海道大学で修士課程を終えてから博士課程の受験をしようと思っていました。ですがインターン先の先生に背中を押され、修士課程修了前に受験し、無事合格することが出来ました。

そこで、在籍していた修士課程を中退し、同9月からカリフォルニア大学デービス校へ進学します。

ーーそこまでモチベーションをキープできた要因は何でしょうか。

まあ、意地もありました。1年の交換留学でいいかな・・・と思ったことも少しはありましたけど、いや、やっぱり自分はアメリカで博士号を取るんだ!みたいな。

海外の大学院に進学したいという宣言を周りにもしていたのは大きかったかもしれないです。留学したいとずっと言っておきながら、結局行けなかったってなるのが嫌でした。負けず嫌いなのかもしれませんね。

あと、同期で同じようにウィスコンシン大学マディソン校に交換留学した子が居るのですが、彼の存在も大きかったと思います。非常に優秀な子なので、私も負けてられないって思えましたし。あとはお互いに情報交換したり、一緒に英語の勉強ができたことで、モチベーションを保つことができたのだと思います。

途中、うまくいかないことも多かったのですが、思い返すと、全てが良いようにつながっていると思います。

でもそれは希望の大学院で自分の研究をするという目標を常に持ち続けたからこそ、行き当たりばったりでも最終的には夢をつかむところまでこれたのかな、と思います。

もちろんこれが最終的なゴールではなく、むしろやっとスタート地点に立てたところなので、これからも頑張ろうと思います。

長谷川さんが運営する、大学院留学のノウハウまとめサイトはこちら

この記事を書いた学生ライター

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