面接の終盤には必ずと言っていいほど「何か質問はありますか?」と問われます。その際に、何も逆質問がないというのでは、その企業への関心の度合いが低いのだろうと判断され不採用になりかねません。質問の具体例を示しますので、逆質問を準備する際の参考にしてみてください。
(出典 : http://www.tensyoku-station.jp/info/11071/)
「今までで一番辛かったことはなんですか?」
「今までで一番楽しかったことはなんですか?」
「どういった時にやりがいを感じますか?」
「壁にぶつかったときはどうしますか?」
「リフレッシュの方法を教えてください」
説明会や、あるいは一次のグループ面談等でよく聞く質問です。ありきたりすぎて人事担当も呆れ顔間違いなしです。ただし、会話の中で自然とこういう質問が出るのは全く問題ありません。改まって質問の時間を設けてもらった時にこういった内容のものを聞く必要はないでしょう。
「平均年収はいくらですか?」
「福利厚生の詳細を教えてください」
「年間休日は求人情報通りとれますか?」
「有給休暇は消化できますか?」
待遇情報クレクレ君にならないようにしましょう。会社案内やネット上で仕入れられないような気になる部分は説明会までに聞いておきたいです。
「売上高を教えてください」
「シェアはどのくらいの割合ですか?」
「利益率はどれくらいでしょうか?」
自分で調べてもすぐ分かることを聞くのはナンセンスです。もしその部分についてわからないことがあれば、「御社のホームページで〜について調べたのですが…」のように、事前に調べたことがわかるような言い回しにしましょう。
「どうすれば成長できますか?」
「会社ってどんなところですか?」
漠然としたものも控えた方が良いでしょう。面接の受け答えと同様、具体性のある質問の仕方を心がけましょう。
1.資質をアピール
「現在○○の資格を持っていますが、御社で貢献できる分野はあるでしょうか?」
「御社のこの分野で一番重要な資質はどんなものでしょうか?」
「○○での1年間のインターン経験によって、この分野の仕事については〜〜が大切だと感じるようになりましたが、どうお考えでしょうか?」
「誰とでも仲良くなれますが、職場の雰囲気を伺ってもよろしいでしょうか?」
経験や長所をアピールしつつ意見を伺う手法です。面接中にアピールし損ねた部分を補強することができると、面接全体が締まり面接官にも好印象を与えることができます。ある程度自分自身でも回答まで作っておくと、スムーズにやりとりができそうです。
2.意欲をアピール
「内定をいただけた場合に備えて強化しておくべきスキルはあるでしょうか?」
「もし内定をいただけた場合には、配属先はどの部署になりますか?」
「御社で特にこういったことを意識して取り組んでいるという部分がありましたら教えてください」
「御社の○○の開発に非常に興味を持っているのですが、携わることは可能でしょうか?」
「若い世代の活躍事例をお聞かせくださいますか?」
ここで働きたい!という意欲が強く見えると、面接官もおっとなります。具体的な内容を織り交ぜて、その意欲をアピールしましょう。ただし、さも受かったかの気分で「○○の販売担当を任せていただけますか?」といった質問をすると逆効果になるので気をつけましょう。
出典 : https://www.pakutaso.com/20130714193post-3034.html
最終面接では主に役員、あるいは社長との面談となる場合が多いと思われますが、そこでは2. これで安心逆質問とは変えて、社長、あるいは役員でしか答えられないような質問をしてみましょう。
「社長が考える理想の企業に近づくために、社員が意識すべきことはなんでしょうか?」
「社長がこのビジネスを始めたきっかけとはなんだったのでしょうか?」
「社長の愛読本は何でしょうか?」
もっと凝った質問が出来ると面白いかもしれませんが、基本的に質問時間は多くないことがほとんどでしょう。
逆質問の時間をとってもらえなかった場合には、基本的にはこちらからあえて質問をする必要はありません。ただし、どうしても聞きたい内容がある!という場合には、
「質問があるのですが、お時間をいただけますでしょうか?」
等確認をしてからにしましょう。もちろんあえて質問する以上、今更聞くような内容ではない質問は避けましょう。
以上、逆質問に関していくつかの具体例を紹介いたしました。基本的にはNG項目を避けつつ、企業研究をしている段階で気になったことをリストアップしていって、質問を練って準備しておけばバッチリです!
慶應義塾大学商学部。圧倒的モラトリアムを満喫するために4年間日吉キャンパスへ通う(通常2年間,3年生から三田キャンパス)。 豊富な大学生活を活かして社会貢献できないか模索中。