ISISのテロやパリでの銃撃事件を受け、近頃増えているムスリムに対する偏見。ISISやパリでの銃撃事件での犯人がムスリムだったからという理由で、意味のない差別をされたりひどい扱いを受けている、無関係のムスリムがたくさんいます。
アメリカではドナルド・トランプ氏の「ムスリムのアメリカ入国を禁止する」という発言もあり、政界を始め、国民もムスリムとの関係について考える機会が増えました。
そんな中、世界中の有名人が、罪のないムスリムに対する偏見をなくそうと活動しています。
FacebookのCEO、マーク・ザッカ―バーグもそのうちの一人です。
SNSの中でも最も巨大なネットワークを誇ると言ってもよいFacebook。その代表をしている彼の行動や言動には常に注目が集まっています。
Mashableによると、ザッカ―バーグ氏は世界中のムスリムをサポートするという趣旨のfacebookポストを公開しました。
彼はそのポストの中で、名前は書かなかったもののドナルド・トランプ氏の「ムスリム入国禁止」発言に反対していると思われるコメントをしています。
彼のポストには、
「パリでの事件を受けてムスリムに対する嫌悪感を示す人がいる中、ムスリムが抱く恐怖心は、想像することもできません」というところから始まり、
「私もユダヤ系に生まれたものとして、両親に“(ユダヤの)コミュニティーを壊そうとするものには立ち向かっていかなければならない”という事を教わりました。今ある攻撃があなたに対するものではないとしても、(宗教などの)自由を攻撃する行為は皆が攻撃を受けているのと同じです。」と自分の経験を振り返って理解を表しました。
そして、
「もしあなたがこのコミュニティでムスリムならば、Facebookのリーダーとしてあなた達をいつでも歓迎すること、そしてあなた方の権利や安全を守るために私達は戦い続けるということを知っていてほしいです。」と自分の立場を表明しました。
政界を始め、ムスリムに対する議論に沸くアメリカ。政治家もそれぞれの意見を提示し、国民もまた自分の意見をSNSなどによって表明している中、影響力があるマーク・ザッカ―バーグのムスリムに対するこの支援表明がどのように広がっていくのか、見守りたいものです。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!