海外で日本語留学?あえてイギリスで日本語を学ぶ理由とは。

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こんにちは。井上です。

今年の春休みにイギリスの教育機関で日本語について学んできたので、今回はそのことを記事にしたいと思います。

日本語教師には資格が要らない!?

実は日本語教師になるための特別な国家資格はありません。実際に、日本語が不自由な地域住民は多くのボランティアによって支えられています。しかしながら、外国語として日本語を教えるには専門性が必要ですし、一般的に日本語教師として働くには以下の3つの条件のうち1つ以上満たしておかなければなりません。

1.大学で主専攻あるいは副専攻の日本語教育科目を履修し、卒業していること。

2.日本語教師養成講座において420時間以上の教育を受けていること。

3.日本語教育能力検定試験に合格していること。

私は文学部主催の留学プログラムに参加し、②の条件を満たそうとしており、現在は結果待ちです。留学プログラムの中では、大学指定の日本語教育の単位(12単位分)を取得し、春休みに1か月間、ロンドンで日本語教師養成プログラムを受講し、そして、夏休みに1か月間、フィリピン大学で日本語教師のアシスタントをしました。

イギリスで日本語を学ぶ?

イギリスへ1か月間留学しに行ったと言うと、周囲の人からは「語学留学へ行ったの?」「なんで、イギリスでわざわざ日本語を学ぶの?」といったことを聞かれました。私自身なぜイギリスで日本語を学ぶ必要があるのかという問いに対しては、漠然とですが、外から日本を見てみることが大切なんだろうなとしか思っていませんでした。

しかしながら、留学中に先生方から聞いたお話を伺い、また、実際に活動する中で、日本語をイギリスで学ぶ利点が3つ見つかりました。

1. ホームステイを通じて、異文化を学びながら、日本について考えることができる。

2. 今まで日本の中でしか見てこなかった日本語を外国語として捉え分析し、学習者と同じ視点で日本語を考えることができる。

3. 最先端をいくイギリスの英語教育の理論や方法を日本語教育に応用することができる。

このように海外でホ-ムステイを経験し、日本語を外国語として捉えるだけでなく、私の通っていた英国国際教育研究所(以下IIEL)が最先端の言語教育を研究していたことがイギリスで日本語を学ぶ利点だったと思います。

イギリス人が日本語を学ぶ理由

次に、今や世界共通語とまで言われる英語の母語話者であるイギリス人が日本語を学ぶ動機を考えてみました。実際に教えた学習者は20代から60代で、ご職業も様々でした。IIELの先生のお話を参考にしながら学習者へ日本語を学ぶ動機を伺うと、主に二つの回答を得ることができました。

1つ目は、日本の文化に興味があり、日本語で理解したいという動機

2つ目が、生涯学習という動機でした。(もちろんビジネスのために日本語を勉強しているという方もいらっしゃいました。) 

とはいうものの、学習動機は国や地域、個人よって異なりますし、日本語教育は学習者のバックグラウンドに合わせて行うことも大切なので、多様な教育の方法が求められています。

日本語教師養成プログラム

IIELでは4週間の日本語教師養成プログラムを受けました。最初の2週間は講師の方から発音、語彙、文字、文法などの日本語の知識を教わりました。その他にイギリスの小学校で文化紹介も行い、後半の2週間はグループ実習を2回と個人実習を1回行いました。

イギリスに来る前に大学の講義で日本語について少し学んでいたので、既習事項を確認したり、知らないこともイメージしながら学ぶことができました。文化紹介の時に感じたのは、日本の食文化やサブカルチャー(漫画、アニメ、音楽)の知名度が高いことと、どの世界でも子供はかわいくて輝いているな、と感じました。新しく学ぶことに喜びを感じ、積極的に参加し、知識を自分のものにしようとする。素晴らしい姿勢だと思います。またイギリス人はジェントルマンと言われるだけあって、子供たちはドアを開けてまま女性に道を譲っていました。(同じプログラムを受講した女性陣は感激していました 笑)

実習では、初級の学習者に対して英語を使わずに日本語を教えました。これは直接法を使った授業で、よく大学などでネイティブの先生が英語だけを使って授業をする方法です。日本の中学校では、よく日本人の先生から英語を学びますが、その方法は間接法と言います。

実習はグループ実習と個人実習に分かれています。グループ実習では、意見のぶつかり合いもありましたが、他人の意見を聞くことで授業の考え方に幅ができ個人実習に反映させることができました。

日本語を教える過程は、準備、授業、授業分析の三つですが一番大切なのは準備であることを身に染みて感じました。一つの授業を作るのにまる一日かけるときもありました。準備では、まず教える項目についての分析から入り、その項目を文の中で使う時に制限があるかなどを考慮します。次に日常生活においてよく使われる例文を考え、その後で、その指導項目をどのように導入し、練習するのか。板書をどのようにするのか。教材は何を使うのか。宿題はどうするのか。などなどやることが山ほどあります。もちろん、初心者ですからリハーサルを行い、時間配分を考え、良くなければ、練習を追加、削除したり、全体の構成を練り直したりします。そうしている間に一日はあっという間に過ぎていきました。もちろん慣れれば準備も早くなると思いますが、馴れれば一日に何コマもするようになる上、イベントの運営やプライベートレッスンなども担当するようになり仕事量が膨大です。改めて、教師という職業の難しさ、楽しさを感じることができた養成プログラムでした。

次回はフィリピンの大学で日本語教師のアシスタントとして留学したことを記事にします。最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いた学生ライター

Ryota Inoue
Ryota Inoue
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2017年に中央大学卒業。学生時代、言語や異文化交流、経営やソーシャルビジネスについて学ぶ。現在、株式会社パソナで働き、視野を広げている。好奇心旺盛で興味分野が広いため、将来、様々な分野を掛け合わせた面白いことがをしたいと考えている。

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