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出稼ぎ労働者が難民に。建築ラッシュの裏側で起きていること

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ションピングモール、企業のビル、イベント施設……。人が集まるところには、必ず建築の需要があるもの。

今、世界中で建築ラッシュが続いていますよね。


そんな勢いのある建築業界の裏側には、「労働者難民」が実在すると訴えたのは、建築家のキャメロン・シンクラーさんです。

彼は数年前、カタールの学生に連れられて行った出稼ぎ労働者のキャンプに行ったことで、この労働者難民の実態を知りました。

発展を続ける建築業界で、一体何が起こっているのでしょうか。

彼のTEDトーク を参考に紹介します。


高層ビルが立ち並ぶアラブ首長国連邦。しかしすべての案件が、建設にこぎつけるわけではありません。実は現在、約300もの高層ビルに、延期の依頼やキャンセルの依頼が殺到しています。

主なメディアが報じるのはここまで。しかし、この数字の裏には、ある人々の悲劇が隠れていました。

それは、出稼ぎにやってくる建設労働者です。

彼らは主に、インドやスリランカ、ネパール、パキスタンなどの発展途上国から、はるばるアラブへとやって来ます。

目的は、建設事業に参加することでお金を得て、家族を養うこと。

しかし現実には、中間業者に多額の手数料を取られてしまい、労働者キャンプには水もエアコンもなく、パスポートも取り上げられるという、過酷な状況が待っているのです。


実際、アラブ首長国連邦にある1100もの労働キャンプのうち、40%が衛生や火災の基準を満たしておらず、賃金の未払いや食料や住居の質の悪さを訴える労働者も急増しているのだとか。

それに追い打ちをかけるようにして起こった、2009年の金融危機。

仲介業者が倒産すると、もちろん誰も労働者の面倒を見てくれません。結んだ契約もなかったことになり、パスポートも奪われ、航空券も買えない。つまり、家に帰ることができないのです。

こういった状況から、たくさんの人が難民化してしまいました。


ここでシンクラーさんは、「もっと労働者の目線に立って、労働環境に優しいシステムを作るべきではないか」と問題提起しています。

建設を始めるその前に、「出稼ぎ労働者の存在を考えてほしい」というのが、彼のメッセージなのです。

家族のために出稼ぎに来た彼らの仕事や労働環境を、どのようにしたら守ることができるのか。先進国の人々も考えなくてはなりません。


利益だけではなく、問題点にも目を向ける。

私たちも多角的な視野を持たなくてはいけませんね。


この記事を書いた学生ライター

Moe Miura
Moe Miura
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海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!

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