喜界島から世界へ。18年間小さな島で過ごしパスポートすらなかった僕が始めた『国連インターン』とは?

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初めまして。ウガンダ国連事務所でインターンをしています、住岡尚紀と申します。

僕のステイタスは『喜界島、好奇心旺盛(飽き性)、(UN)LUCKY BOY』です。

今回は最初ということで、この3つを軸に自己紹介をさせてください。

18年間過ごしたふるさと喜界島

喜界島から世界へ』とプロフィールに書いてあるのを観た方がいらっしゃいますか?そもそも喜界島って何県?沖縄?そう思っている方、、、

実は鹿児島なのです。奄美大島の東隣に位置する小さな島です。鹿児島本土までフェリーで12時間。コンビニない、チェーン店ない。映画館も水族館も動物園もない。信号は押しボタン式が一つだけ(赤になるのを見たことがない)。じゃ、なにがあるかって??

自然があります!!海で泳ぎ、釣った魚をBBQで食べ、さざ波をメロディーにして黒糖焼酎を片手に踊り明かす。人やモノで溢れた都会では感じることのないパワーが貰えます。

砂浜のベッド。近所のおじー、おばーの話す方言。冬の島全体から漂う黒砂糖の香り。ふとした瞬間に帰りたくなる、そんな島です。

喜界島を離れ、1年半。ウガンダにこうして居られるのも、島から来る大型台風のような追い風が島民の期待を乗せて、そっと背中を押してくれたからだと思います。

僕の原動力は間違いなく喜界島です!

意外にも、喜界島とウガンダ似ているところがかなりあります。これは、僕が今回採用された要因の1つではないかと感じています。またこの話も追々していきます。

好奇心旺盛、見たい、知りたい、やってみたい!!

好奇心旺盛(飽き性)は僕の中では長所でもあり短所でもあります。誰かが楽しそうな遊びをしていると『僕もやってみたい』とすぐ思っちゃって、子供のころは大変でした。友達のピアノの発表会を観に行くと『おかさーんピアノやりたい!!』とすぐ言っていました。

戦隊シリーズはカッコいいからではなく、変身出来たら面白そうだから。戦うシーンよりも何回も見て練習していました。本気で出来ると思っていましたが、こればかりは何度試しても上手くいきませんでした。

ワールドカップの直後にサッカー少年団入団。今度は野球が楽しくなって野球部に入るも陸上の虜となり陸上部へ。その他にも少林寺拳法、習字教室、うるまエイサーなど、色々なことに興味が次々と移って行きます。ずっと継続されているのは、うるまエイサーくらいです。

そんな僕に大きな不満がありました。どんなに、新しく始めたいことがあっても、島では無理です(道具不足、知識人不足、施設がない)と言われるのに納得がいかなくて悔しくて。。なんで、島のせいにして!!大人のくせに!!子供ながらにこんなことを毎回思っていました。そのころから、将来は、島を出て、自由になんでもしたい!と思うようになります。環境が、子供の最初のチャンスを奪ってはいけないと今でも思います。規模は違うにしても起きている構図はウガンダも同じです。話がそれるのでまた次の時に。

世界へでてやりたいこと思いっきりやってみたい!!

という漠然とした夢が段々現実的になっていきます。進路選択の際、東京に位置する留学に強い大学に決め、去年上京してきました。初めての東京はどこ観ても何をしても初体験です。今でも、街を歩くだけでもついキョロキョロしてしまうときがあります。上京してからは、自分の興味が赴くままにとことんしました。毎日が刺激的で楽しくて仕方がありませんでした。

1年半でのバイトの数8個、サークル3つ、インターン2つ、学生団体所属2団体(結果バイトは現在2つ、サークル1つになってしましましたが)。

この国連ユースプログラムも、最初話を聞いたときに、即決で応募だけでもしてみようという感じからスタートしています。

好奇心が旺盛な人の特徴は、視覚や聴覚では満足できない人のことだと思います。そこで、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のすべてを使って感じたことをこれから紹介していきます。

幸運と不運は紙一重

僕は、幸いと災いは大同小異だと思います。どういうこか。例えば、パーティーの余興のロシアンルーレットで大量のワサビ入りが当たったとします。皆さんはどう思いますか。うわ。最悪、ついてないなーー、なのか、やった、ラッキーと思うのか。理由も十人十色だと思います。ワサビが好きだからかもしれないし、目立つチャンスだと思う人もいるでしょう。

僕は、ウガンダに来た当初、あれもない、これもない、など『ない』に焦点を当ててばかりいました。ですが、『ある』に注目すると見方も変わります。道路を歩いていたら、大きなトラックが通り、水たまりから、大量の泥水を受けたことがあります。買い物していてお金をぼったくられたことがあります。マラリアになったこともあります。ですが、これは全て一見すると、不運ですが、幸運に置き換えられます。マラリアになったときは、天井と床の区別が出来ないほどつらかったです。ですが、日本では絶対かかれない病気だし、実際に問題とされている病を体験できたのは貴重な体験です。また、普段なら行くことのないウガンダの病院についても知ることが出来ました。マラリアについて原因と予防についてまた今度詳しくお話しできたらと思います。運がいい人、運が悪い人は存在しなく、運がいいと思う人か、運が悪いと思う人か、の違いではないでしょうか。

ではでは、今回はこんなところで。

これからこの場を通し色々なことを僕しかない視点からみなさまにお届け出来ればと思っております。今後よろしくお願いします。

この記事を書いた学生ライター

Sumioka Naoki
Sumioka Naoki
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『喜界島から世界へ』常に少数派。執筆、講演会の依頼、ご質問等あれば、お気軽に、こちらにご連絡ください[email protected]

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