Mashableによると、Facebook・CEOマーク・ザッカ―バーグとその妻は、日本円にして約20億円を非営利団体・EducationSuperHighwayに寄付することを明らかにしました。
EducationSuperHighwayは高速インターネット環境を公立高校に供給する団体です。
彼がここまで公立高校への高速インターネット使用に力を入れる理由とは何なのでしょうか?
彼は「学校では、より良い事を学ぶためのツールとしてインターネットはまだ普及していない。」と、今の現状を振り返るとともに、これからこういった環境を改善していくことに意欲を示しました。
アメリカにあるほとんどの高校はインターネット環境がそろっているのだそうですが、約半分が高速インターネット環境であることが分かりました。
更に、公立高校にインターネット環境があったとしても、それが生徒の学びにほとんどつながっていない事が分かったのだそうです。
統計によると、公立高校の93%が一つの教室に少なくとも一つの(インターネット環境が整っている)コンピューターを備えていると回答。
しかしそれを生徒個人個人の学びの為に使っていると回答したのは70%と、コンピューター保持率に対して低い数値となりました。
しかし、マーク・ザッカ―バーグは、こういったコンピューターを生徒一人ひとりの学びに対して使っていける環境が一番大切だと言います。
「個人個人の学びに合わせて使っていくことで、それぞれの興味や学びのペースに合わせて、まるでオーダーメイドのように使っていくことができるのです。」と利点を語りました。
そして、
「いつか世界にいる全ての子どもに一人ひとりに合わせた学習環境を提供できるような環境を作ります。そしてそれが実際に実現するまで努力し続けます。」ともコメントしました。
マーク・ザッカ―バーグと妻は長い間公立高校がどのようにあるべきかということを考えながら活動してきているそうで、今までにも色々な団体を寄付などの形でサポートしてきたのだそうです。
今回寄付をしたEducationSuperHighwayにも2013年に一度寄付しており、その時も約3億円ほどの資金を寄付したのだとか。
更には、寄付だけにとどまらず自分たちで子どもをサポートする方法を考えたのだそう。
その方法というのは新たなサービスを自分たちで立ち上げるという事でした。The Primary Schoolと呼ばれるそのサービスは小学校1年生から高校3年生までを対象にしたもので、教育の質や子どもを取り巻く家族の生活や健康もサポートするサービスなのだそうです。
詳しい事はまだ明かされていませんが、来年2016年の8月頃に開始されるそうです。
公立高校のインターネット環境改善に力を注ぐ彼ら。この方向性についてどう考えますか。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!