Facebookの安全確認機能、パリでは作動、マリでは作動せず。

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先日のパリでの襲撃事件を受けて、Facebook社はFacebook上での安全確認機能を作動させました。

この機能はFacebook上で「安全である」というステータスを表示させることができ、友人に安全を知らせることができるシステムです。

この機能のおかげで家族や友人の安全が分かったという人もたくさんいることから、このシステムには称賛の声もありました。

しかし、Mashableによると、このシステムはここ数日で大きな批判を浴びているそうです。一体なぜなのでしょうか。

その理由は、Facebookがここ数日の間にマリで起きた事件の時にこの機能を作動させなかったからです。

マリのラディソンブルーホテルに銃を持った男が立ち入り、100人以上を人質に取るという事件でした。

しかし、パリの時とは違い、Facebookは安全確認機能を作動させませんでした。

この行動について人々は強い疑問を抱くとともに、Facebookのプロフィール写真につけるフィルターについても疑問の声が上がってきています。

先週のパリの襲撃事件が起こるまで、Facebookはこの安全確認機能を作動させることを自然災害の時に限定していました。

しかし、先日CEOであるマーク・ザッカ―バーグは「自然災害だけでなく、(人によって起こされる)事件にも使っていきたい。」と発表。

そして彼は「なぜマリやレバノンの事件の時に作動させなかったのか」という批判の声に対して、「私達は全ての人々を平等だと思っています。そして(災害、事件など)そういった状況に置かれている人々皆さんの手助けができるように努力していきます」とコメント。

そしてこの安全確認機能がパリの時だけ作動した件はもう一つの疑問を呼びました。

それはFacebookのプロフィール画像につけることができるパリをサポートするための国旗のフィルターです。

多くの人はSNSなどで、

「マリに対して安全確認機能も国旗のフィルターも作らないのか」などと批判の声を上げています。

この安全確認機能は2014年にできたもので、マーク・ザッカ―バーグはこの機能は日本で2011年に起きた東日本大震災を受けて生まれたアイデアだと語りました。

そういったことから自然災害があった時のみ作動していたこのシステムが、先週のパリの襲撃事件の時にFacebookにより作動され、約4万人が「安全だ」と表明し、それによって3億6000万人が(知り合い、家族、友人が)安全だという通知を受け取ったのだと言います。

そしてFacebookは32人が亡くなったナイジェリアでの爆破事件の時もこの機能を作動させたのだそうです。

プロフィールのフィルターの是非や今回の安全確認機能など、パリの襲撃事件を受けて様々なことが疑問視されています。

みなさんはこの一連のFacebookの行動についてどう考えますか?

この記事を書いた学生ライター

Moe Miura
Moe Miura
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海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!

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