オックスフォードディクショナリーを聞いたことがありますか?
ウェブ上で英単語の意味などを調べるときに使ったり、持っている電子辞書に入っている!という方もいると思います。
単語を調べるときはこれ!と決めている人もいるほど広く知られており信憑性が高いこのオックスフォードディクショナリー。
そんなオックスフォードディクショナリーが毎年発表しているのが「ワード・オブ・ザ・イヤー」
その年その年で広く使われてきた言葉や話題にのぼった言葉などを審議し、一つにしぼってその年を代表する言葉を選ぶというものです。
日本の流行語大賞に近いものがあるのかも知れません。
そして今、今年のオックスフォードディクショナリーのワード・オブ・ザ・イヤーが話題にのぼっています。なぜなら、それは言葉ではないからです。
今年のワード・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのはなんとこの絵文字です。
使った事や使われたことがある、またはこれを良く使う!という方もいらっしゃると思います。
アップルの絵文字で、これはもともと喜びの涙を流しているのを表現している絵文字なのだそうです。
では、果たしてこの絵文字がワード・オブ・ザ・イヤーとして選ばれて良いのでしょうか?そしてなぜこの絵文字が選ばれたのでしょうか?
この絵文字がワード・オブ・ザ・イヤーに選ばれた理由は、「2015年のムードや先入観を一番よく表しているからだ」と言います。
そして、絵文字が意味を持ったり何かを表現することは全くもって新しい事ではないが、今年になって急激に絵文字を使ってコミュニケーションをとることが多くなった傾向がある、と語りました。
そしてオックスフォードディクショナリーの代表は、
「アルファベットでできた文字が近頃の“早く”メッセージを伝える文化に追いつくのに苦戦しているのがよく分かると思います。そんな社会の中で、早く、簡単に、そして適確にメッセージを伝えられる絵文字のようなものが流行するのは不思議ではないでしょう。」
とコメントしました。
このグラフを見ても分かるように絵文字の利用は去年と比べても格段に増えています。
(縦軸単位:10億 横軸:月)
その他候補に挙がった言葉としては、とても良い、という意味の「on fleek」や、難民という意味の「refugee」、単数で使う「they」(一人の人の中にたくさん、または不特定のセクシュアリティがあることを意味する)といった言葉がノミネートされました。
みなさんは、ワード・オブ・ザ・イヤーという、言葉を選ぶ中での絵文字の選出、また絵文字を言葉として捉えることについてどう考えますか?
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!