【TED】文法なんてどうでもいい!時代とともに新しい言葉を作ろう!

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言葉の中には昔から使い続けられてきたものもあれば、時代と共に段々と無くなっていくものもありますし、反対に新しく生まれる言葉もあります。

言葉というのは時代と共に少しずつ変化していき、その時その時の人々の需要によって変わってきています。

今回ご紹介するTEDでトークをしたのは辞書編集者であるエリン・マッキーン氏。彼女が訴えたのは、「どんどん新しい言葉を作ってほしい!」という事でした。

辞書編集者の彼女が語る言葉の力とは?そして新しい言葉作りを推奨する理由とは何なのでしょうか?

まず、辞書編集者の仕事は、出来るだけ多くのあらゆる言葉を辞書に載せることなのだと言います。では、載せるべき言葉はどのようにして決められているのでしょうか?

それを決めるのは編集者たちではなく、言語を話す人なのだと言います。なぜなら言葉は意思疎通に合意した人々の間で話されるべきものだからなのだそうです。

掲載されている言葉は使われている言葉の中でも、「文法」に乗っ取っていて、「用法」がしっかりあるものなのだそうです。例えばa wugという言葉があり、これを複数形にするとwugsになる、という規則がありますよね。

こういった規則と用法の中で使われることができる言葉が辞書に載ることができるのだそうです。

しかし、彼女は辞書編集者ながらこういった考えに反対なのだと言います。

「こういった規則のような文法を使わなければいけない、というルールが新たな言葉を作るのを阻止することがあります。・・・誰だって創造性を豊かにして新たな芸術や音楽を生み出そう!という考えがあるのに、なぜ言葉になるとこれを阻止するようになるのでしょうか。」 とこういった傾向について疑問視しています。

確かに、日本でも新しい言葉ができると「若者語」と言って批判する人も少なくありません。

しかし彼女は、言葉は素晴らしいもので、もっとたくさんの言葉を作ってほしいとプレゼンテーションの中で主張しました。そこで彼女が新しい言葉を作るためのいくつかのコツを紹介してくれました。

まずは「借用」または「盗用」です。

英語でニンジャやカラメル、カラオケなど日本語やフランス語が英語になっているのはまさに「借用」と呼ばれるものです。

さらには、二つの言葉を一つにまとめてしまうこと。「複合」と呼ばれるものです。 傷心はheartとbrokenを組み合わせheartbroken、砂の城はsandcastleなど、例はたくさん見られます。

そして、言葉と言葉を混ぜてしまう「混成」。例えばブランチ(blunch)はbreakfastとlunchを組み合わせてできた混成語です。複合とは少し違う事が分かります。

更に、機能推移。 例えば、friendと言う言葉は長い間名詞として使われてきました。しかし現代では「友達になる」という動詞としても使われています。

これに似たようなものが「逆成」。言葉に少し何かを加えて役割を変えるものです。 例えば編集という意味のeditに-orをつけるとeditor、つまり編集者、という意味になります。

そして頭文字をとって言葉にする方法。OMGはまさにここから生まれました。

このように、言葉を新しく作ったり変化させたりする方法はたくさんあります。 彼女は、「言葉は自然に聞こえなくても、変だなと思うようなものでもいいんです」と述べました。

言葉とは、人々に自分の意思や考えを述べる機会を与えるツールですよね。そして、新しい言葉は常に注目を集めます。 つまり新しい言葉を使うと皆からの注目を集めることができ、自分の意見を伝えるチャンスが増えるのだといいます。

このように言葉が持つ役割を考えながら言葉を生みだしたり、使っていけるといいですね。

Go ahead, make up new words! By Erin McKean 「さあ新しい言葉を作りだそう!」 By エリン・マッキーン

この記事を書いた学生ライター

Moe Miura
Moe Miura
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海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!

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