長年の人権問題が解消される?中国が40年間続いた一人っ子政策の廃止へ。

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Mashableによると、中国が、40年間続いている「一人っ子政策」の廃止を決定しました。
そして新たにできたポリシーは「夫婦に2人の子どもを持つことを許可する」というもの。

新しい政策の詳細はまだはっきりとわかっていませんが、もし子どもを2人持つことが許可されると、中国にはとても大きな変化が起きることになります。

実は2013年にも、一人っ子政策を緩める動きがありました。必ず一人しか産んではいけないと決まっていた子どもの数を、両親のうちどちらかが一人っ子であれば、子どもを二人まで持てるという政策に切り替えるものです。

そもそも、一人っ子政策はいつ始まったのでしょうか。今から約40年前の1979年、人口が増えすぎてしまうことを恐れた中国共産党が打ち出した政策でした。

一人目の子どもは、政府機関に登録して問題はありません。しかし、もし二人目の子どもができた時はどうなるのでしょう。

二人目以降の子どもに対するオプションは2つあります。

1.政府に報告し、二人目以降の子どもも住民・家族として登録する。

登録すれば、国民として普通の生活を送ることができます。
しかし、罰金が科せられ、この罰金は莫大な金額になります。ですので正直に報告できる人はとても少ないです。

2.政府に報告しないこと。

つまり、国民だという保証をもらえないのです。
国民として登録しなければ、教育や医療保険が受けられないことはもちろん、電車に乗ることも映画を見ることもできないのです。

ですが、二人目の子どもを授かったほとんどの人が、金銭的な理由で後者を選ばなければいけませんでした。二人目以降の子どもに関する人権問題について様々な議論が起こったわけです。

今回の一人っ子政策廃止のニュースを受け、こういった問題が解決されていくのではないかという明るい希望も見えてきています。

しかし、政策廃止後に人口がどれくらい増えるのかを予測できないのも、また事実。
しばらくの間は議論を呼びそうですね。

この記事を書いた学生ライター

Moe Miura
Moe Miura
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海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!

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