ハッキングやスパムを使って個人情報に不正アクセスをしたり悪用したり、というケースは世界中で後を絶ちません。
そんな中、近頃ハッカーやスパマーだけでなく政府が個人情報にアクセスして知人と行っているメッセージの内容を把握するケースもあるのだと言います。
こういったケースが増えてきている今、SNSの先頭を走ると言っても過言ではないFacebookが、政府に関係のある機関が個人情報にアクセスするとユーザーに通知をするシステムを開始したのだそうです。
Mashableによると、 「私たちは今まで色々な手段を使ってセキュリティを強化してきました。そして今回政府が個人情報にアクセスしているというケースが増えてきたことに対応するために、疑わしい場合にこういった特別な通知を出すことにしました。」とFacebookのセキュリティ部門のチーフは語りました。
この特別な通知を設ける理由としては、
「政府に関連する機関からのハッキングは普通のハッキングより発達していて危険である場合が多いのです。政府からのハッキングの疑いがある人にはアカウントを守るために必要な手段を通知しています」と述べました。(出典:http://kingsisimaru.com/category/)
しかし、個人が政府からハッキングされているかどうかを判別する方法は明かせないとし、また今現在どの国や地域でこういったケースが発生しているかも明かすことはできないとブログに記しました。
政府や政府関連機関によってハッキングされている可能性のあるアカウントには、まず本人確認のステップを必ず提示させるのだそうです。しかし、それでもパソコン自体がハッキングされている可能性があるので、コンピューターのシステム自体を作り直すことを推奨しているのだとか。
Facebookが2014年に出した報告書では、2013年後半に比べて2014年の前半で政府の「一般市民の個人情報データへのリクエスト」は24%も増加していたのだと記されています。
しかし、この記録はあくまで公式なものしか含んでいないため、非公式な方法で個人情報にアクセスしようとした、またはした記録は残っていないのだそうです。
そのため、実際どれくらいの頻度でこういった事が起きているのかは一般人にはあまりよく分からないのですが、Facebook側は「珍しい事ではない」とコメントしています。
ハッカーではなく、私達を守るべき存在である政府からの個人情報へのアクセス。目的や方法は何であれ、怖いことに間違いはありません。映画のようなことがまさに現実で起こっている兆候なのです。
これからのFacebookや政府の対応にぜひ注目していきたいですね。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!