名前を聞いて今では知らない人がいないほど有名なゴールドマンサックス。その事業規模の大きさと就職の難関度は言うまでもありません。
BUSINESS INSIDERによると、そんなゴールドマンサックスに入社した優秀な社員たちがつい先日、続々とクビになっていったといいます。一体何があったのでしょうか。
ブルームバーグニュースの報道では、ゴールドマンサックスはロンドンとニューヨークで働く約20人もの社員(アナリスト)を一斉にクビにしたのだといいます。
彼らがクビになった理由は、社内テストでのカンニングなどの違反行為によるものなのだそう。(出典:http://www.businessinsider.com/)
今回20人ものアナリストをクビにした件について、ゴールドマンサックスの広報担当は「これは単なる試験のルール違反だけではなく、社内で目指してきているものを壊す行為である」と述べました。
ゴールドマンサックスのアナリストとしての役職をゲットするとまず新入社員はゴールドマンサックス大学トレーニング&オリエンテーションプログラムというものを受講しなければなりません
そこでは様々な分野の色々な知識を身につけていくのだそうです。そして、そこでしっかり学んだかどうかを確認するのがこのテスト。投資銀行などではよく見られる傾向です。
ゴールドマンサックスではない他の投資銀行に勤めていた男性は、「(ルール違反は)よくあることでした。」とコメント。 そして「テストが難しいからではなくて、時間の無駄だからこういった行為に走る人が多いのだ」とも述べました。
そして彼が言うには、テストは時間の無駄だけでなく、モチベーションになるものが全くないのだそう。
点がよければ表彰されたりするのかと思いきや、テストはたいていただ授業を受けた、ということの証明として使われるだけなのだそうです。社内でのコンプライアンスを守るために設けられている授業を、社員にちゃんと受けさせた、という証明なのですね。
そしてこれらのテストは多くの場合、落ちても受け直すことができるのだとか。
ゴールドマンサックスでアナリストの職を得るのはとても難しいとされています。アナリストの役職においては1900人のアナリストの定員に4万3000人ほどの応募があります。
実際にゴールドマンサックスが採用するのは全体応募の約4%なのだとか。
そしてこの統計によると、ゴールドマンサックスに入社するのはハーバードに合格するよりも難しいとされています。
それほど難しい入社試験をクリアしてきたアナリストたちが、社内テストのルール違反で退職処分となってしまうのは非常にもったいなく、また同時に虚しさを覚えます。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!