京都が「世界で行きたい観光名所ランキング」で世界一位に認定されたこともあり、日本に来る観光客の数は年々増え続けてきています。
Japan Tourism Marketingの統計によると、日本を訪れる観光客はここ3年間で急激な成長を見せているのだとか。
そして今年は7月だけでも約200万人を記録するなど、さらなる増加が期待できそうです。(出典:http://mashable.com/)
しかし、観光客が多い割によく言われることが「言葉が通じないので大変だ」ということです。
標識などでの英語表記は増えてきてはいるものの、レストランのメニューで英語表記があるところはどれくらいあるでしょうか。正直、まだまだ少ないのが現実です。
さらに、観光地に行っても流ちょうに英語や他言語が話せる人が多いとは言えないのも事実です。
そんな中、Mashableによると、年々増加している観光客の数を見込んで翻訳ロボットが来年に向けて開発されているといいます。
近畿日本ツーリストがFurTrekというテクノロジーの会社と業務提携を結び開始されたこのプロジェクト。
来年から観光地やレストランなどに小さなロボットやタブレットPC、イヤフォンやマイクなどを装着して使える通訳機など、英語だけでなくたくさんの言語と日本語とで会話ができるようにするものを設置する予定なのだそう。
主にホテルや会社、レストランなど、観光客がたくさん来る場所に主に設置する予定とのこと。
FueTrekが開発しているこの翻訳ロボットに搭載される機能としては、音声認識、翻訳、文字を入力すると音声で翻訳してくれる機能など、日本のホスト、そして観光客両方がうまく使えるようになっているのだとか。
このように年々増加している観光客により快適に旅行をしてもらおうという気持ちで進められているこのプロジェクト。しかし、反対意見もまだまだ多くあるそうです。
機械ができたときに現状とどこまで変わるかを疑問に思っている人も多々いるようで、 「観光客はよく本などに書かれているフレーズで頑張って話してくれる。それだけでも理解するのに十分ではないのか。」と現状のままでも問題はないという声もしばしばあります。
そして、そういった「不完全」な会話を理解しようとする中で交流が生まれていくのではないか、という声も多々あります。 確かに、お互いに言語が完璧でなければコミュニケーションでどうにかするしかありません。そういった中で作られる、何か思い出となるようなものもあるのかも知れないですね。
便利にしてくれるロボットと、完璧ではないけれども温かさがある人間同士の交流。将来の日本を見据えて、みなさんはどちらの方を大切にすべきだと思いますか。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!