かつて、ペプシは経営が傾きかけており、当時から社長であったインドラ・ノーイをCEOから外して経営を立て直すことすら視野に入れられている程でした。
しかし、それから数年間、株価が非常に安定し、収入も収益も予想されていたものを大きく上回るようになったことから彼女はCEOを引き継ぐことに決まりました。(出典:http://www.businessinsider.com/)
経営が厳しくなった会社を、予想収益を上回るまでにした彼女の力とはどういったものなのでしょうか?
彼女のビジネスのスタイルは、彼女が毎朝心に留めていることから大きく影響されていると言います。果たしてそれはどういった事なのでしょうか?BUSINESS INSIDERのレポートをもとにお送りします。
ペプシは、現在が今までのいつよりも新しい事に挑戦してきていると言います。様々な新しい方法を試し、会社の為にクリエイティブで斬新なアイデアを生み出すことに全力を注いでいるのだとか。
そして、この経営方針の裏にはCEOである彼女が幼い頃に経験したことや、そこから発達した気持ちなどが大きく関係していると彼女は言います。
彼女は当時インドのチェンナイで生まれ育ちました。チェンナイはそのころマドラスという都市で、もっとも保守的な都市の一部として考えられていたそうです。
保守的な都市ということで、街の中には保守的なステレオタイプがあったそうです。
しかし、彼女が言うにはその保守的なステレオタイプをずっと壊し続けてきたそう。
ロックバンドに入ること、木に登ることなど、彼女の家族や周りの人は「なんてことをしているんだ彼女は」と思うようなことばかりをしてきたと言います。
しかし同時に彼女は勉学に励み家族にも奉仕してきたそうで、彼女のせいで家族が困ったことはなかったそう。更に、珍しい事に彼女の家族は男女が平等であるべきだと考えていたそうで、それも今の彼女を作るのに大きく影響したそうです。
そんな保守的な環境で保守的なステレオタイプを破り続けてきた彼女は、いつの間にか反抗する精神が芽生えていたそうです。
そして、それが今の彼女の中にも大きく生きているのだと言います。
毎日目が覚めるとき、彼女はいつも自分自身に「世界は今日も急速に変化している」ということを言い聞かせるそうです。
世界は急速に変化しており、なにが起こるか分からない。その恐怖心を持つことが何よりも大切なのだそうです。
そしてその変化に打ち勝つために、自分自身もまたその変化にしがみついて共に変わっていかなければならならいのだと彼女は言います。
彼女は、ペプシが今、ペプシの歴史の中でもっとも急速に変化していると実感しているそうです。新しい製品を毎日開発し、会社をよりよくする方法を毎日試行錯誤しているのだそうです。
彼女の幼少期からきた「状況に対抗する」精神が今の変わり続けている世界の状況にうまく活用され、ペプシは今までにないほどの成長を遂げたのですね。
幼少期の経験がこうして今のビジネスに関係しているのを見ると、成功はいつも一辺倒ではない事を思い知らされます。今できることももちろんですが、昔の自分などを振り返ってみるのも大切なのかもしれません。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!