アントレプレナーやビジネスパーソンにとって、ビジネスを生活の中で一番の優先順位に置くのはほぼ当たり前になってきています。
家族や自分の自由な時間よりもビジネスを優先する。そしてそれこそが自分の生活に一番寄与していると信じている人は少なくないと思います。
その信念はビジネスや仕事を最優先し、お金が入れば家族を喜ばせることもできるし自分のほしいものも買え、空いた時間に好きな事ができる、というロジックの上に成り立っているものだと思います。
しかし、あるアントレプレナーは仕事より運動することを優先するべきだ、と主張しました。実際にアントレプレナーとして会社を動かしている彼がそう言う理由は何なのでしょうか?
アメリカのビジネスメディア・Entrepreneurで投稿された記事をもとにお送りします。
彼も以前は仕事を何より優先する人間の一人だったと言います。家族や友達との時間を犠牲にしてまでビジネスにすべての時間やエネルギーを注いだそうです。
彼のようなアントレプレナーの多くは自分たちの力で世界を変えたい、と思っている人々だと彼は言います。 彼らがビジネスを優先して行うことは決して欲の為ではなく、何か素晴らしい事をして世界を変えたい、という気持ちが強いからなのだそうです。
そういった気持ちが強くなることで、他の物を犠牲にしてまでビジネスに力を注ごう、という気持ちも強くなっていくのです。
ただ、今の彼は昔それを信じ込んでいた彼自身がどれだけ間違っていたかに気づいているそうです。
彼の会社は社員数14人と40人余りの顧客を抱えているそうですが、社員は自分たちのお給料がちゃんと毎月決まった日にしっかり払われること、仕事の環境などを彼に要求しますし、顧客ももちろん自分が購入するものがしっかりした質であり安心できるものであることを求めます。
そういったことを考えると彼にのしかかるプレッシャーというのは計り知れないものですよね。 夜遅くまで働いたり、休みの日でも仕事をしなければならなくなるほどの忙しくしていないとプレッシャーに打ち勝てない、という気持ちにさえなっていたそうです。
そんな時、仕事に集中するあまり見落としがちだった健康に気を使いだしたそうです。
一度ジムに行くのを休んでしまうと次に行きにくくなったり、一気に面倒くさく感じるのは学生でも同じだと思います。
そこで彼は毎日必ず運動することを心掛けたそうです。 一度休んでしまえばもう二度と同じルーティンで運動をしにくくなるので、どんな事があっても必ず運動をするようにしていたのだとか。
そしてそれは、運動することを最優先事項として扱うことを意味します。例えば顧客とのミーティングと運動する時間が被ってしまった時、彼は迷わずミーティングを他の時にずらし、運動することを選んだそうです。
そういったように、彼の中でビジネスを第一優先としていた時から、運動を第一優先にする生活へと変化が起こりました。
そして面白い事に、運動に重きを置きだしてからの方がビジネスの調子も良くなったそうです。
運動をし始めて体や脳のコンディションが良くなると体調を壊すこともなくなり、集中力も上がり、イライラすることもなくなります。
そういったことから仕事の効率が上がったり、人間関係がより良好になったりと、彼の健康そのものだけでなく仕事面においても良い影響をもたらしたそうです。
ダイエットなどもそうですが、やり始めは皆やる気があるものの、いったん休んでしまうともう一回やる勇気はなかなか出ないものです。 そういった時に彼のように何があっても貫き通すくらいの気持ちがないとだめだということがよく分かりました。
そして、たしかに仕事を第一優先にすることも良いことですが、健康からビジネスの向上に繋げるという考えも合理的だと思います。
もともとある概念に惑わされずに、物事を違った方向から見ることも大切です。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!