7月31日、アメリカにあるコネチカット大学の学生や大学職員6000人の個人情報がハッキングされたと、大学側が発表しました。
大学によるとハッキングを行ったであろう人間は中国のハッカーだそうで、大学に在学している学生や職員、共同研究員、更には卒業生まで含んだ6000人もの人の社会保障番号(SSN)とクレジットカード情報含む個人情報の漏えいが見つかりました。(出典:Wikipedia)
詳しく調べてみると、コネチカット大学工学部のネットワークにハッキングされた形跡が発見され、そこから分かったことは2013年9月頃には既にハッキングが行われていた可能性があるということだったのです。
既に個人情報がハッキングされたであろう学生や職員、研究員、そして卒業生には大学側が連絡したとの事ですが、やはりそう言われただけではどうしていいのか分からないですよね。
特に、今回ハッキングの対象の一つとなった社会保障番号(SSN)というのは、アメリカでは非常に大切な情報として扱われています。
個人を登録する番号として捉えられることが多く、社会保障を受けるには必ず必要な番号なのです。 更に、運転免許証を取得したり携帯電話の契約をしたり、ガスや電気、住宅を買うときの契約にも必ず必要なものです。
こういった個人を特定できる情報が漏えいしたとなればとても心配ですよね。
この件を調べるにつれて、使われたハッキング攻撃の種類やソフトウェアからハッキングは中国から行われたことが発覚しました。
しかし、まだ犯人が特定できていないが故、これからも被害者が増え続ける可能性も大いにあるといいます。
コネチカット大学は既にFBIを含めた機関に協力を要請していますが、未だにハッキングされた人全員は把握できていない状況なのだとか。
テクノロジーの進化や国同士の関わりの深さが増してきたことから、国をまたいでのサイバー犯罪も世界中で後を絶たない状態です。
クレジットカードの情報や社会保障番号というのは個人情報の中でも最も人に近い個人情報といえます。
相手が誰でどこにいるかも分からないこそ膨らむサイバー犯罪に対する恐怖心。 コネチカット大学は事件後セキュリティの強化を図ると発表しましたが、私たちも個人情報を提供をする時は十分注意したいですね。
(参考: Chinese hackers reportedly hit thousands of students at the University of Connecticut)
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!