移民であふれる多文化の国。オーストラリアで感じる日本人としてのアイデンティティ。

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こんにちは!この度、Co-mediaで記事を書かせていただくことになった細川颯生(ほそかわ さつき)と申します。ホソカワさん4オーストラリアのシドニーに在豪して今年で4年目。現在はシドニーにキャンパスを構える、University of MacquarieでFaculty of arts, Major in International communication(日本でいうところの国際関係学科に相当すると思います)の2期生として在籍しています。

数多くのメディアが今日、「グローバリゼーション(グローバル化)」や「アイデンティティ」などの分野を扱い、また、私たち日本人をそれらの事柄を日々感じながら生活していると思います。

しかし、「結局、グローバリゼーションって何なの?」

と質問されたら、なかなか説明することが難しい、奥が深い分野だと思います。 筆者もこの分野を勉強中ですが、未だに説明することはできないです。(笑)

私のこれからの記事では主に「グローバリゼーション」と「アイデンティティ」の2つの言葉に焦点を当て、私のオーストラリアでの経験を基に、少しずつですが考えていけたらなと思います。拙い文章になりますが、よろしくお願いします。

パスポートに記載されている国籍/Nationality

ホソカワさん1海外旅行に行く際は、自己証明としてパスポートが必要になります。シドニーでは、パブやクラブで年齢確認(18歳以上は法律で飲酒が認められています)が義務でその人の見た目や年齢にかかわらず、ID確認があります。その際、多くの外国人居住者はパスポートをIDとして提出することが多いです。

パスポートには自分の姓名や有効期限などが記載されているのですが、その中で国籍(Nationality)の欄があります。日本人の両親を持ち、日本で生まれ育った私の国籍は”JAPAN”となります。日本に住んでいるときは、この国籍/Nationalityなど気にしたことがなかったのですが、ここオーストラリアでは普段私たち日本人は抱いているイメージと違うものがあります。

ご存知の方も多いかもしれないのですが、オーストラリアは多文化主義国家として成り立っていて、言語、宗教、人種、文化など多様性に富んでいます。

少し歴史的な話をすると、1788年にヨーロッパからの植民から始まり、1850年代のゴールドラッシュ時期には5万人に到達、1950年代以降もその数は増えていく一方だったそうです。この間のおおよそ2世紀、200を超える国からの移民が今のオーストラリアを構成している人口となります。

1960年代から移民系白人の間であった「白豪主義」とよばれる、白人優遇の政策が色濃くなり、移民の数を大幅に制限した政府ですが、1970年代には廃止。その流れから、移民の数も次第に増え、現在では19万にも及ぶ人が毎年オーストラリアに来ていることになります。

移民の出身区別を見てみると、インド、中国、イギリスの順になっており、近年では東南アジア、南米からの移民も多く見ることができます。では日本はどうかというと、主要な家族移民、技術移民(主に仕事関係)は少ないのですが、ワーキングホリデー(18-30歳までの人が1,2年間の滞在を認められ、就労、就学が自由に行えるビザのことです)制度を利用して渡航する割合が、オーストラリアが一位だそうです。

また現在のオーストラリアの総人口をみると、4人に1人の割合の人口が外国で生まれ、オーストラリアに永住、または暫定移民として滞在していることになるそうです。

このような歴史的観点や移民政策をみると、人口を構成している核となるものが日本と大分異なっていることがわかります。

授業で質問された、「あなたの国籍はどうやって決まったの?」

私が通っている大学にも、数多くの移民(私を含めた)の生徒、教授が在籍しています。

専攻している学科のクラスでも、私を含めた海外からの生徒も半数を占め、ローカルの生徒とのバランスがとれたよい構成になっていると思います。 学科の特色がら、Discussion(少人数でのグループでの話し合い)が多く、それぞれの個性を共有することが多く、また授業で扱っている内容も国際色豊かなものになっています。

そんな中、ある授業で扱った議題がとても新鮮で深いものでした。

その日は私たちのアイデンティティ(自己の証明、個性と訳することができます)について話していたのですが、急に教授から

ーー何が、何の要素があなたを構成してるの?

といった質問をされました。 最初は何のことか分からず黙ってしまい、他の生徒も困惑していたのですが、すかさず

ーーあなたが1人の人である理由はなに?

と付け足しをしてくれました。

私なりに考えたものは、パスポートに記載されている内容でした。 姓名、生年月日、性別、言語、国籍...また自分の宗教や勉強していることなど、こと細かにに自己紹介のように説明しました。 他の生徒も同じようなことを答えた後、その教授が国籍について質問してきます。

ーあなたの国籍は?それはどうやって決まったの?

また質問の意図が分からず私は黙ってしまったのですが、今度は他の生徒は質問の意図を汲み取り、各々の意見を発言していました。

ある生徒は、

「両親がタイとオーストラリア出身で、自分はタイで生まれたのちにオーストラリアで育ち、オーストラリア国籍を選択。」

また別の生徒は

「両親ともオーストラリア国籍だが、中国から来た移民の2世。つまり自分は3世にあたる。」(国籍はオーストラリア)

など、数多くのバックグランドとをもった生徒がほとんどだったのです。

私と同じ留学生でも2重国籍の生徒やハーフ、クォーターなどそれぞれのバックグランドを持った生徒だらけ、私はとても驚いたと同時に考え方が変わるようになっていました。

日本に在住していた時は、テレビやネット等のメディアの影響からか、アメリカ=白人・黒人文化、オーストラリア=白人とアボリジニ(オーストラリアの先住民)、といった、勝手なイメージが自分のなかで根付いていました。

当初こっちに来た時も、街をあるいている白人=オーストラリア人、アジア系=暫定移民、といった認識で生活していました。

しかし、その授業を機に、その「国籍」に対して自分の視野が変わっていきました。見た目が欧米またはアジア系だから、その人の国籍や生活様式がそのまま当てはまるのではなく、その人特有のアイデンティティがあるのだと自覚するようになってきました。

そうなることで、その人との接し方や共有できることが、その国籍によって大きく異なってくるのですが、そのことについては、今後の記事でゆっくり書いてみようと思います。ホソカワさん2ー 英語圏以外のお店は頻繁に見ることできます。

ホソカワさん3ー 在籍している大学の図書館です。

日本でも意外と身近なこと

東京(TOKYO)といえば、国際色が強くもはや世界の大都市の代表格になっており、オーストラリアでも認知度や興味が高く、多くの人が訪れてみたい都市だと言っています。

2020年には東京オリンピックも開かれる予定で、ますます多くの海外の方の注目の的になります。

日本はオーストラリアと比べると移民の数は少ないのですが、海外の方に直接触れ合う機会がどこにでもあると思います。そういった瞬間に、少しでも良いのでその人の国籍やアイデンティティといったものを考えてみると、その人に対する視野が広がるかもしれないです。

この記事を書いた学生ライター

Satsuki Hosokawa
Satsuki Hosokawa
8 ライターに共感したらGoodしよう!

オーストラリア、シドニーに在豪して4年目。 今はUniversity of Macquarie で International Communicationを専攻しています。 「グローバリゼーション」や「アイデンティティ」など、一言では括ることができない21世紀を代表する言葉を、自分なりに発信していこうと思います!

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