これからは個の時代。時代に合わせて選んだ「スタートアップ新卒」という進路選択。

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レッティ

名前:市川 龍太郎(いちかわ りゅうたろう)さん 大学:東京大学教養学部 卒 大学休学中に数社のインターンを経験する中でソーシャルメディアの可能性を感じ、 Rettyへインターン2期生としてジョイン。Rettyのグロースハック施策の企画・分析・実行を担当した後、外資コンサル等数社の内定を辞退し、Rettyに新卒一期生として入社。現在はビジネス開発メンバーの一員を担う。唐揚げ担当。

ーー市川さんの簡単な自己紹介からお願いします。

2014年に大学を卒業して、新卒一期生としてRettyというグルメサービスを運営しているスタートアップに入りました。今はRettyで主に国内大手ナショナルクライアントを対象とした企業向け広告ビジネスの立ち上げに昨年の4月から携わっています。

価値観が変わった長期インターン

ーー学生時代に偶然Rettyと出会われたそうですが、どのような経緯だったのでしょうか?

元々は学生時代にWEBマーケティングを勉強したいという思いがあり、Rettyにインターンとして入りました。そもそも、なぜWEBマーケティングに興味を持ったかですが、学生時代に取り組んでいた活動でマーケティングの壁にぶち当たりまして。僕は幼少期から家庭事情で祖父母と接する時間が多くて、高齢者の社会との関わり方に対して「もっとこうなればいいな」と思うことがたくさんありました。具体的には、能力を持て余していたり、社会と接点を持てずに孤独を感じている高齢者が非常に多いなと。そこで就職活動に納得感がなかった事もあり、学生時代に1年間休学をして、地域貢献のNPOでインターンをして、地域SNSの運営を手伝ったり、高齢者向けのIT教育支援などをしていました。そのNPOのお手伝いを通して自分でやりたい気持ちが高まってきて、最終的に都内で同志を募って、支援してくれる会社もいる中で、高齢者向けのパソコン教室を開きました。それがあまりお金にならなくて、急場しのぎで就活生のWEBテスト対策などに特化した学習塾なんかも同時でやっていたのですが、受講生200人、アルバイト100人の規模になったときに限界を感じたんです。受講生獲得のためにビラを配ったり、学生アルバイトのリクルート、教材等の物品手配や受講生やバイトのシフト管理など、毎日深夜までやっててキツかったですね。(笑) もうこれ以上は自分の力ではスケールさせられないなと。そこで、規模を劇的に大きくさせるヒントはどこにあるのかを考えたときに、やはりWEBだと思いました。WEBを通せば、自分が取り組んでいることを地元の埼玉の田舎や、北海道、沖縄の人まで届けられるんじゃないかと。そのためにWEBマーケティングを勉強しようと思って色々とググっていると、イケダハヤトさんのブログにWEBマーケティングが上手いRettyという会社があると書いてありました。そこでインターンを募集しているという記載があって、美味しいものも食べられそうだと思い、面接に行ってRettyに入りました。その後、卒業まで1年半ほどインターン生として働いていました。

ーーWEBマーケティングのインターンシップというのは、具体的にどういう仕事内容だったのでしょうか?

最初は自分にWEBスキルが何もなかった事もあり、ユーザーさんからの問い合わせ対応とか、膨大な飲食店データベースの整備のマネジメントやSNSアカウント運用なんかをしながら、じわじわサービスの中身などを覚えていきました。徐々に勝手がわかってくると、少しずつディレクター的な事も任せてもらえるようになりました。Rettyはユーザーから情報を集めるCGMと言われるサービスなので、登録ユーザーを増やすところから、投稿数を増やすためのキャンペーンを考えたり、サービス継続率を上げる施策をエンジニアさんと協力して回していったり。社員数がまだ1桁と会社規模が小さかった事もあり、自分みたいな学生でも優秀なエンジニア/デザイナーさん達と凄いスピード感で施策をやらせてもらえた、相当に恵まれた環境だったと思います。

外資コンサルと悩んだ末、Rettyへ

ーー就職活動はRettyでのインターンが終わったあたりから始めたのですか?

いえ、早い企業だと1月くらいから選考が始まっていたので、インターン中から並行して就職活動もやっていました。その段階ではRettyに入社することは考えていなかったです。当時は社員も数人で新卒採用する雰囲気は社内でも皆無で、選択肢に入っていなかったですね。

ーー大手の内定を辞退してRettyに新卒1期生として入社された経緯を教えてください。

休学している時に、「何事も自分ドリブンで進められる環境だと成長スピードが違う」と感じていて、自分からガツガツ突っ込んで物事を進められる環境を望んでいました。あとは会社のビジョンに共感ができるかどうかですね。社員一人一人が行っている業務が、どういう世界を作ることに繋がっていて、その世界に対して自分がどれだけ関わりたいと思えるかを重要視していました。最初はよくわからなかったので、外資コンサル、銀行、商社、広告代理店、新聞社、ITベンチャーなど色んな会社をインターンや社員面談等を通じて見てまわりました。その中で一番刺さったのが外資系コンサルティングファームです。労働も激しそうで、かつ、社員や採用も少人数で、1番個人が立ってるイメージがあったんですね。そして日本企業の海外展開支援などに携われるらしく、社会への貢献度も高そうだなと。外資系以外にも日系企業含め数社に内定を頂けたので、色々と迷いましたが、外資コンサルに進もうと一応は決めていました。それが大学4年の5月の段階だったのですが、その後6月にRettyからオファーをもらいました。

ーーRettyからオファーを受けたときの心境をお聞かせください。

Rettyという選択肢があったんだと、そのときに気づきました。入社の最後の決め手は、もう直感ですね。サービス自体が好きだったことはもちろん、業務自体や会社の目指す道がハードなのはインターンの頃から実感してたので、そういう環境で修行してサイヤ人みたいになりたいと思いました。(笑)

ーー親に進路を伝えると反対されたそうですが、どのように説得されたのでしょうか?

まず率直に自分の思いを伝えました。親は地方で建築関係の小さな会社を経営しているのですが、やはり業界も独特なので、今の若い世代の働き方の流れを掴めていないと感じていました。これからは、会社に案件のオファーが来るケースだけでなく、個人にオファーがくる時代になるのを実際に休学期間中に実感していたんです。企業、特にベンチャーが何かプロジェクトを動かす時に、社内にこだわらず、社外から最適なリソースを集めて、プロジェクトを推進していくのを色々な場面で見ていたんですね。今はSNSの普及でFacebook等でその人にダイレクトにコンタクトできる時代ですし。これからは実力のある人ほど、フリーランス・個人事業主のような働き方になっていくんじゃないかと実感しています。だから親には、自分は時代の流れに合わせていきたいし、10年後に自分のためになるのはRettyの環境だと思うと伝えました。納得したのかは良くわかりませんが笑 ただこの前に実家に帰ったときに、「お前の作ってるグルメ雑誌みたいのはどこに売ってるんだ?」って聞かれて、もう説明は諦めました笑

ーー「外資コンサルよりも絶対に成長できている」という実感はありますか?

何もない状態で「お前これやれ」と言われたときに、自分でゼロから何かを耕して作り出せる下地は少しずつ作り上げられてると思います。特にRettyは今、成長のまっただ中という事もあり、自分の仕事領域もどんどん広がっていっていて。結果的にそれが自分をストレッチさせる事につながっていると感じています。自分はたまたま新規事業を担当していて、上手く行かない事も多いですが、それなりに成長の実感もあり、楽しくやれています。

Rettyが目指す世界観

ーー今の市川さんのお仕事を具体的におうかがいしたいです。

Rettyはサービスリリースから4年目を過ぎたあたりなんですが、最初の3年間はずっとサービスを作り込んでいたんです。今はようやく月間ユーザーが1,000万人を超え、ようやく収益化を本格的に考えられる規模になりました。その中で昨年の4月から収益化に向けて、国内大手ナショナルクライアント向けに広告の販売を始めました。少人数チームで、Rettyのメディアの強みを生かした商品を考え、販路を開拓して、セールスする。そして商品をリリースするまでの制作ディレクションも一気通貫してやっています。

ーー食のサービスですと、食べログやぐるなび等、多数の競合サービスがあると思うのですが、Rettyとの違いはどのような点なのでしょうか?

今はユーザーがお店情報を取る導線がTVや雑誌からどんどんWEBにシフトして来ているんですが、その中で飲食店情報がWEBに溢れ過ぎていて、ユーザーは自分に本当に合った情報を探しにくくなってるんですね。飲食店情報の選び方は実に多様で、個人によっても好みのお店が違いますし、シーンによって探したいお店も違うんです。特に東京は世界で1番飲食店が多い都市ですし、今はネットで自分に合った最適なものがパッと探せる状況ではないんですよね。例えば20代の学生が飲み会に使いたいお店と、40代の舌の肥えた広告代理店の方が接待で使いたいお店は全然違うじゃないですか。そういう要望を全部吸い上げる検索サイトは今は世の中にないんです。例えば某グルメサイトのランキングだと、20代の学生も40代のサラリーマンもみんな同じランキングを見ています。そうすると20代の学生がランキング上位の店舗に行って、例えば「コスパ悪い」という不満を抱くんです。それはお店にとって本望ではないですよね。そのお店が多少お金を払ってでも美味しいものが食べたいという客層に向けてメニューを用意してたとしたら、想定ターゲットではない学生が来て不満を言われるのは飲食店にとっても不幸ですよね。このように、現状のグルメサイトはユーザーと飲食店の最適なマッチングができてないという課題があります。クーポン等で新規集客は出来ても、「飲食店が望んでいる集客」が出来ていない。そういう課題をRettyは変えていきたいと思ってます。お店が望んでいるお客さんがそのお店に訪れ、そのお店のファンになってリピーターになってくれる。それでお店も安定した収益基盤ができて、過度な広告をやめる。結果的に提供できる料理やサービスが充実して、リピーターが増える。そういったユーザーにとっても飲食店にとってもWIN-WINな世界観を作っていきたいです。僕らのチャレンジを通じて、ユーザーと店舗をうまくマッチングさせる事ができれば、ユーザーに向き合った飲食店がしっかり残っていく、健全なサイクルが出来上がると思っています。

ーーこれからRettyが作っていきたい世界観を教えて頂けないでしょうか?

Rettyのビジョンは「食を通じて世界中の人々をHappyに」なのですが、その「人々」というのは様々で、お店を探しているユーザーさんや飲食店さんという目線もありますし、広告主さんも含まれます。そういった中で、ユーザー、飲食店、広告主、運営など、Rettyに関わる全ての関係者がHappyになるサービスに仕上げていきたいと思っています。

個人的には、現在は広告業務に関わっている事もあり、”広告はユーザーさんにとってはアンハッピーな存在だ”、という概念を変えていきたいと思っています。広告主さんが企業として伝えたいメッセージは根本的にはいいものが大多数だと思うんです。例えば、「飲み過ぎたら、翌朝に胃腸薬を飲みましょう」ってメッセージは飲み過ぎる人には届けてあげるべきメッセージだなと。メッセージを伝える相手をしっかり選んで、伝え方をしっかり考えれば「ユーザーさんに喜ばれる広告」が出来上がると思っています。広告がユーザーにとって真に価値のあるものだったら、それはもう広告を超えてコンテンツになる。広告主さんのメッセージをユーザーに1番受け入れてもらいやすい形でメディアが加工して、求めているユーザーさんに届ける。その最適化を続けて、結果的にユーザーさんも見て良かったなと感じる広告商品を作っていきたい。まだ道のりは長いですが、チームで色々と試行錯誤を重ねる中で最近少し光が見えて来た気がします。

化けの皮をはがして自分と向き合う

ーーノウハウが溜まっている大企業に行くべきか、自分で創り上げないといけないベンチャーに行くべきか、という議論が学生の中では多いと思うのですが、市川さんはどう思われますか?

どっちも正解だと思うので、好き嫌いで選べばいいと思っています。野球のピッチャーに例えると、環境の整った名門チームに入ればとりあえずきれいなフォームを覚えさせられるんですよね。きれいなフォームを覚えて初めてそれから細かく投げ込んでいけよと言われます。一方、出来たばかりの少人数のチームでは最初は誰も教えてくれないんですよね。ただ人数がいなくて試合には出れるから、とにかく試合で投げまくってるうちに、この投げ方だと肩を壊すとか、コントロールが安定しないって勝手に気付くんです。そして結果的に正しいフォームを覚えていくのかなと。最終ゴールは正しいフォームで速い球をコントロール良く投げることなんですけど、そこにたどりつく道は上のどっちでも良いと思ってます。そこは好き嫌いで選でばいいのかなと。

ーー後者の選択だと不安を感じるような学生も多いと思いますが、市川さんはそういった感情はなかったのですか?

不安や恐怖を感じる気持ちはすごく分かります。僕は学生時代にあまり深く考えずに休学したんですが、私立中高に行った挙げ句に1年間浪人もしているので、親にこれ以上は甘えては行けないと、休学中の1年間は自分で全て生計を立てると決めたんです。家賃なども親の援助を一切受けずに暮らしました。バックについてくれた会社の支援はあるものの、パソコン教室も黒字ギリギリだったので、合間に家庭教師をしたり、イベントスタッフのバイトを土日に掛け持ちしたり、という状況でした。それでも全然生きていけたんですよね。だから何もできなくてもなんとかなるなーと笑 だからベンチャーに入って、仮に会社がつぶれてもなんとかなるなー、ということに気づいたのは自分の中で転機でしたね。

ーー就活に悩んでる学生にアドバイスがあればお願いします。

2つあるんですが、まず1つは「就職した後の自分の姿を出来るだけ具体的にイメージする事」、もう1つは「最後は好き嫌いで”えいや”と決めること」ですね。

1つ目ですが、就職した後の自分の姿をもの凄く具体的にイメージしてみる。例えば、「何時に家を出て、どんなルートで会社に通って、どこのオフィスの何階のどこの机に座って、誰とどんな業務を何時までやって、帰りはどんなことをして、何時に家に帰る」みたいな。そんなのわからないよ、って学生も多いと思うんですが、それは人に聞くなり、オフィス訪問なりして、情報をしっかり取りに行って、とにかくイメージする。そうすると、その進路選択に関する是非が少しは見えてくるのかなと。

2つ目に関してですが、就活生は意思決定に際して色んな化けの皮を持ってると思うんです。こういう会社が世間のイメージがいいとか、自分の好きなジャンルだから、成長できそうな環境だから、給料が高いから、周りから勧められたから、とかですかね。そういった色んな軸が重なっている中で、身動きがとれなくなっている人も多いと思います。化けの皮を剥いでいく自分なりのヒントはやっぱり「好き嫌い」なんですね。大多数の人が成長したいと思っているし、幸せな家庭を持ちたいし、他人からすごいと思われたいと思います。ただ、その1つ1つが本当に腹の底からそうなのか、周りに引きずられた意思決定じゃないのか、本気で考えてみて、精査していく中で大事なことだけが残っていく。ただ判断材料なんて学生に全部集めきれるわけはないので、最後は直感で「決め切る」と。自分がその決め方で満足している自負があるので、それが満足度の高い解を得る上で大事なことなのかなーと思っています。ただ好き嫌いっていうのは結構、深堀ってみないとわからないんですよね。それがもし深堀れないと思ったら、具体的に行動を起こすことだと思います。僕の場合は「休学して長期インターン」という形でしたが、実際に働いてみると、自分の好き嫌いがはっきり分かると思います。そういう意味ではインターンはおすすめですね。

現在、私が働いているRettyでは17卒向けのサマーインターンを募集しています。”自分の実力を試したい”、”強く何かしたい気持ちはあるんだけど、何したらいいのかわからない”、そんな学生さんにぜひスタートアップという環境を肌で感じてもらえればと思っています。ご興味ある方はぜひ以下のページからご応募ください! Retty summer Internship 2015

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