ロボットがヒッチハイク!?なんと1ヶ月足らずで単独カナダ横断に成功!

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もしロボットがヒッチハイキングをしていたら、あなたはそれを手助けますか? ヒッチハイキングロボット、その名も“ヒッチボット”に単独で国を横断させるという実験がカナダで行われました。

SF映画で出てくるような人工知能を持ったロボットは見た目も背丈も大の人間に近いですが、ヒッチボットは誰もが一瞬でロボットだと認識できるようなビジュアルで、可愛い長靴を履いているのがポイントです。ヒッチボット2(出典:http://www.cbc.ca/news/canada/)

もちろん周囲はロボットが自力でカナダ横断なんて出来るのか?!と、この実験結果に前向きではありませんでした。しかしヒッチボットは4週間も経たないうちにTwitterとInstagramを合わせて約5万のフォロワー数とFacebookページで48,000いいね!を獲得し、この苦行を成し遂げました。

ロボットと人間の共存は突然最近始まったことではありません。労働者の賃金が高い国では工場全体をロボット化して工場を維持し、最低限の要員しか雇わない方針の会社もあります。例えば近年中国では、急激な経済発展により人件費が急増しているため産業用ロボットの需要がますます高くなってきています。

しかしこのヒッチボット、実は自力で歩行出来ないため、ヒッチボットを “拾った”人はそれをクルマまで運んで中に座らせ、シートベルトを締めて充電用のコードを車のシガーソケットに接続させなければなりませんでした。 産業用ロボットのように、ロボットといえば人間を助けるというイメージですが、今回の実験では逆の発想でどれだけ人間がロボットのテクノロジーを受け入れて手助け出来るのか、ヒッチボットを助けた人も試されたのです。

そんな手のかかるヒッチボットですが、長時間のドライブ中に運転手と楽しくコミュニケーションをとることが可能でした。例えばヒッチボットが『あなたは女性ですか?』とドライバーに聞き、その通りだったら、『え?本当に??』などと答え、歯に衣着せぬストレートで笑いを誘う会話を繰り広げたのです。 また6歳児と同じぐらいの体型で設計されており、仕上がりは割と簡素なため、ハイテクロボットと比べて近寄りやすく、守りたくなるよう意図的に“ロボットらしく”デザインされました。ヒッチボット1(出典:https://hbr.org/2014/12/)

今回の実験後、SNSでの高い支持を得て、たとえ人とロボットが遠く離れたところにいても、人はロボットに愛着を持てるということがわかりました。 外見が大きく違うと、人間はロボットを自分とは全く別の違うモノとして扱うかと思いきや、実はロボットに惹きつけられ気づいたら応援していた人が何万人もいたのです。

35,000にも及ぶTwitterのほとんどのフォロワーはヒッチボットを実際に見たことはありません。しかし道中良い人に拾われているか、きちんと世話をされているか心配の声をつぶやきました。 遠く離れたところにいるロボットに愛情を持ってまるでどこかの6歳児が1人で旅をしているかのように応援した人は非常に多く、この結果はこれから人とロボットの共存する社会を政策する上で重要になるでしょう。

ヒッチボットが生み出した結果やデータはもちろん大事ですが、1番重要だったことはとにかく“実験してみた”という事実です。 実験者側がヒッチボットを1人で送り出すという型にはまらないリスクの高い実験を行ったからこそ、今回ヒッチボットはSNS上で愛され有名になり、拾った人に楽しい会話と良い時間を残すことができたのです。

もちろん机上の学習は必要必須であり、アカデミックな部分が欠けていては実験に繋げること自体が不可能です。今回のプロジェクトはかなり型破りで希望的憶測も多かったですが、その結果SNS上で高い人気を得て、人々のロボットへの意識を変えることが出来たのです。 終わりなき構想と独創的な発想が過去に行われたソーシャルロボットを使った実験と大きく差をつけました。

写真を見てもわかるようにヒッチボットを受け入れた人は、『ロボットを拾っちゃった!どうしよう!』ではなく、自分たちのライフスタイルに『巻き込む』という方法でヒッチボットの世話をしました。同じことを職場で行うとどうなるでしょうか。

例えば将来ロボットと一緒に働くことになれば、そのロボットの働きぶりは労働環境だけでなくマネージャーの指示や同僚の言葉次第で良くも悪くもなるはずです。機能の違うロボットであればパフォーマンスや実績は変わってしまうでしょうが、人間が上手くロボットを導くことが出来れば、疲れ知らずの最強な仕事仲間となるでしょう。ヒッチボットのようなロボットに出会うのはまだまだ珍しいですが、この先ロボットがその辺をウロウロしているという時代が来たら嬉しいです。

この記事を書いた学生ライター

Moe Takenaka
Moe Takenaka
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アメリカ極寒の田舎で4年半国際ビジネスを勉強してました。卒業後アメリカ南下を目指すも失敗し、北上してさらに極寒のシカゴで働いてます。これは!と個人的に思った海外記事を発信していきます☆ 

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