衛生に関する知識が不足している!?ベトナム人の「食の安全」に対する意識とは。

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こんにちは。ヴェトナム・ハノイ生活も残りわずか。夏休み突入のヴェトナム農大に留学しております、首藤まゆこです。

さて。この記事をみなさんが読んでおられる頃には終わっているかもしれませんが(現在7月5日深夜)、来たる7月7日、七夕に関連したお話をば、ご紹介します。

先日、ヴェトナム人の友人と、日本の行事について話していたところ、

「七夕にはそうめん食べるんでしょ?」

との質問が。 私の周囲ではそのような慣習は聞いたことが無かったので、Google先生にお尋ねしたところ、確かに『七夕にはそうめん』を食べるのだそう。 現在は廃れつつある慣習かもしれませんが、平安時代から続く、伝統ある習慣のようです。

 

ヴェトナムのそうめん

CIMG1205ところで、そうめんは日本発祥ではないのだと、ご存知でしたか?? 多くの麺類と同じく、中国から製法が伝わり、だんだんと日本の食に定着して行ったのです。また、中国文化に色濃く影響を受けている、ここ、ヴェトナムにも、実はそうめんがあったりします。

こちらでは「Bun」と呼ばれていて、酸味のあるスープにつけて食べたり、にゅうめんのように温かいスープとともに食べたりもします。米粉でつくられている点が日本とは違い、その分弾力がないため、若干、食感がやわらかめです。

この「Bun」ですが、アジアで多く見られる屋台や、食堂などのほか、家庭料理でもしばしばでてきます。特に暑いこのシーズンは、食卓でも頻繁に登場する、ポピュラーなメニューです。

 

市場の「Bun」

DSC_0564家庭料理の場合、どうやって「Bun」の麺を用意するのかというと。 なんと、市場で買ってくるのです。

市場の一画には、Bun屋さんがいて、袋に山盛りになった「生」の「Bun」を、グラム単位で売ってくれます。あとはお家にもって帰って、タレや付け合せと一緒に食べるだけ。

ただし、市場で売っているものは、食品の安全性に、問題があることが多くあります。 「Bun」の場合、生の麺を長時間、暑い屋外で売っているわけですから、当然傷んでしまうこともある。 実際、友人と市場で「Bun」を購入し、自室で食べようとしたところ、酸っぱいにおいがして慌てて洗ったことがあります。日本だったら捨てるかもしれませんが。 熱湯でよく洗えば、軽い痛みの場合、あまり問題ないようです。酸っぱいにおいも消えます。

 

乾麺の「Bun」

もう一つの方法として、日本で麺を調理する場合には一般的な、『乾麺を戻す(茹でる)』という方法もあります。 ただし、こちらは衛生面で安全である一方、一般ではあまり好まれていません。というのも、乾麺には化学添加物が多く含まれている恐れがあるからです。

ヴェトナムの中国製品は、特に添加物が多く危険だと言われています。中国に近いヴェトナム北部では、産地表示のない果物、また、乾麺なども産地非表示・あるいは偽装が多いため、注意が必要です。

農薬の心配もあるため、購入した野菜や果物は、自宅で念入りに洗ってから、調理します。 また、「Bun」の場合は、麺の色が白いので、ほぼ確実に漂白剤が使われているだろう、と言われ、ほかの乾麺と比べても、利用は好まれていないようです。

 

ヴェトナムにおける食の安全

CIMG1047こうした理由から、青果類については、市場や町の食料品店よりも、産地がより確かなスーパーマーケットのほうが安全性は高い、といった事情があります。ですが、やはり市場と比べ、スーパーマーケットは値段が割高であるため、限られたシチュエーションや、富裕層の利用がほとんどのようです。

第3の選択肢として、有機食品専門店を利用する、というものがあります。 やはり、食の安全、及び健康に対するヴェトナム国民の関心は高く、老若男女問わず、ほとんどの一般市民が常に頭の隅に置いていることのようです。

そのため、数は少ないものの、徐々に有機食品を扱う会社、及び店舗が増えてきています。こうした店舗では、青果類のみではなく、店舗によって、豆乳や乾燥大豆などの大豆加工製品、そして半生の「Bun」など、ちょっとした加工製品も取り扱っていたりします。 価格に関しても、市場に比べると割高ではあるものの、段々と手に入りやすい価格になってきています。

 

課題

とはいうものの、まだまだ食品に関する正しい認識・知識が、きちんと普及しているとは言えないのが実情です。 また、先ほどの『市場のBun』だけではなく、ヴェトナム全体として、一般的に、衛生に関する認識が不足しています。露店の軽食など、食器を洗っていない場合もしばしばで、コップの使い回しなんて、ほとんどの人が意識していません。

先日、農大の友人とともに、ヴェトナムで有機野菜の生産・販売を手掛けておられる方と、お話をする機会がありました。 彼が友人に強く言っていたのは、 「これからたくさん学んで、より正しい知識を、よりたくさんの人に伝えてください」 ということ。

ヴェトナムはアジア屈指の農業国で、農業について学ぶ学生が数多くいます。私の大学には、食品衛生や、有機栽培を専門とする友人も、身近にたくさんいます。 ヴェトナム人の若者は、ほとんどがまじめで、自らすすんで勉強している学生がほとんどです。彼らが、ヴェトナムを、彼らにとって、さらにより良い国へと変えていけるように願っています。 また、私もその方法を模索していくつもりです。

あ、ちなみに、冒頭の友人へ 「ヴェトナムは七夕なにするの?」 と聞いたところ、

「お寺行く。帰る。おしまい!」

とのことでした。 ヴェトナムでは、七夕も含め、行事は陰暦で行なうのが通例なんですよー。

<参考> ・『南関そうめんができるまで』 〇YouTubeはこちら 日本の手延べそうめんができるまで。 最近は機械そうめんも増えているそうですが、こちらの工房では、手作りにこだわっていらっしゃるようです。おいしそう。 職人技に惚々、楽しそうなご夫婦の様子にも心が和みます。

・NICO NICO YASAI 〇HPはこちら 〇Facebookはこちら ヴェトナムでオーガニック野菜の生産・販売をしています。 今回お話を聞かせていただいた、代表の塩川実さんが手がける会社。塩川さんと話していると、全く違う視点のお話をたくさん聞けるので、非常に楽しいです^^

・Hello Mam(ヴェトナム語) 〇HPはこちら 〇Facebookはこちら ヴェトナムのオーガニック食品を手掛ける会社。 友人が働いていて、たまに野菜とかもらいます。ここの豆乳は安くっておいしい。

この記事を書いた学生ライター

Mayuko
Mayuko
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東京生まれ、茨城そだち。べとべと菌(べとなむ滞在者間で流行しがちなヒト・ベトナム化ウィルスだとかなんとか)保有者。症状は常に進行中。 旅行が好き。引きこもるのも好き。 社会と人への愛と葛藤を綴ります。よろしくお願いいたします。

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