14時間のカタール滞在。アラブ圏での化石燃料が生み出す「富と宗教への理解」。

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こんにちは、田島です。 前回まで東南アジアの話をメインに記事を書かせていただいておりましたが、今回はイスラム圏に存在するカタールのドーハ市内散策の様子とイスラム教をはじめとする宗教に対する理解についてレポートしようかと思います。

まずカタールの滞在時間は14時間でした。

「んんんん??????カタール滞在14時間?!、何を言ってんだこいつは。」と思われた方、実はインドへの乗り換えで時間が18時間くらい空いたので、トランジットビザ的なものを取得して首都ドーハをぐるぐる歩いていたんです(笑)

ですからカタールの上辺の上辺しか見てません。(笑) ですがとても魅了されました。ですので勝手ですがカタールの魅力を綴らせてください。(笑)

初のアラブ圏でかつイスラム国騒ぎでイスラム教に対する恐怖心と排除の気運が世界各地で高まっているなか、ドーハに降り立つことを僕の周りの人間はとても心配していました。僕自身、入念に治安やイスラム教ではタブーとされる行為をリサーチして行きました。

ですが行ってみるとそんなことは頭から吹っ飛び、まずはドーハの空港に圧倒されました。成田・羽田と同じくらい、またはそれ以上に設備が整っていて「金もってるな~」という印象。

その後カタール航空が提携する高級ホテルにバスで送られてそこに無料で宿泊。

ホテル内は落ち着いたメロディーのアラビアンミュージックが流れており、近くにあったランプを手でスリスリしたくなっちゃうような気分。そしてそこから眺めるペルシャ湾は最高でした。ちなみにカタール航空は機内サービスも最高です。

ベッドで疲れを癒しながらここでも同様に「カタール(航空)金もってんな~」という印象。

アラブ1ー ビル群の遠くからの眺め

昼寝した後にドーハ市内を散策。もう、、、、、ありえないくらいカッコイイ形をした高層ビル群に圧倒されました!!! 近未来かと思うくらい奇妙な形をしたビルと、綺麗に舗装された道路、そしてその脇にはしっかりと整えられた芝生。少し歩くとペルシャ湾が地平線上にずっと続いていて、「ここは天国かよ」と思いました。

しかしどうも気になるのがその超高層ビル群の中身。 入りたいと思ってもTシャツに短パンでキャップをかぶった若僧ジャパニーズが門前払いされるのは明らかなこと。ですのでしばらく外の木陰でどんな人が出入りするのかだけアイスを食べながら張り込みしてました。(笑)

僕の印象では金髪が多いなあという感じでした。実際街を歩いていても金髪のおねーさんがランニングをしていたり、茶髪の超ハイウエストのビジネスマンがスタバのコーヒーを持ちつつ歩いていたり、「なんだか欧米人ばっかでおもしろくねーなー」と思ってしまいました。

アラブ2ー 交通標識

「カタール人、出てこいや!!」

ここから僕のカタール人を探し回るキャンペーンが開催されます。 地図片手にアラブの白い民族衣装を着たカタール人に出会うために猛暑の中市内をランニング。

そしてやっとのことで民族衣装を着たカタール人発見! 「よっしゃぁあああ!」と心の高まりを我慢できず、話しかけ、写真を撮ってほしいとお願い。 すると快く承諾してくれました。しかしこのエピソードには落ちがあります。

写真をとった後の会話。

僕: カタールのどこ出身なの? 彼: え?俺はカタール人じゃなくてクウェート人だよ? 僕: .....お、おう....。(とりあえずスマイル)

実に素敵なお話ですね。

アラブ6ー クウェート人との写真

「まぁクウェートも同じアラブだしいっか!」と気を取り直しホテルに帰ろうとしていたところ、さらっと綺麗に整えられた芝生に目をやりました。そこには貧しいとまではいかないですが、今までカタールで見てきた人間たちとはちょっと異なる服装の掃除夫たちが日陰で寝転がってました。

その光景に興味がわき、よく見てみると奇妙なことに気づきました。なんというか、彼らは浅黒い肌で顔の特徴がアラビアンでもないし、ヨーロピアンでもないし、この人たち何系の人間なんだろうと。

ですが後日、カタールの液化天然ガスを取り扱う商社の方とお話をするときがあり、僕が少ない滞在時間の中ドーハを歩いて思った上記の印象を伝えました。するとやはり、駐在したことのある方は深くカタールのことを知っています。僕が抱いた疑問点はすぐに解消されました。

アラブ3ー ビル群と自分の写真

まずは街にカタール人がいないということについて。

カタール人は石油や天然ガスをはじめとする資源で国自体が大変潤っていて、とてもお金持ちなため暑い日中は外に出ずにクーラーの効いた部屋でひたすら引きこもっているとのこと。そしてまたイスラム圏なため、女性は一人で歩くことなどが禁じられているということもあって日中はカタール人は外におらず、むしろ欧米人の駐在員たちが多くいるとのことでした。実際、ホテルや飲食店には多くのカタール人がいました。彼らはとても愛想がよく、世間話も楽しめました。

アラブ5ースーパーで買い物をする人々

そして芝生を管理する掃除夫たちについて。

彼らはもちろん金持ちカタール人ではなく、フィリピンやアジア圏からの出稼ぎ労働者だそうです。だから顔の系統や服装もアラビアンとはかけ離れているのかと納得。

日本とは違い、資源豊富で何かと世間を騒がすイスラム圏に存在するカタール。

僕の周りの人間が心配したように、世間では一部の過激派の横暴により他のイスラム教徒へ対する偏見や差別が激しくなっていますが、どんな宗教の人間であろうと、人間は人間です。相手の宗教観をしっかりと理解して接すればまったく問題ありません。

「あの地域はイスラム教だから。。。」

うかつにこんな言葉を使うのはやめるべきかなと僕は思います。

世界はさまざまな宗教が存在し、細かく分派もされています。 イスラム国の存在がメディアに取り上げられてから僕は「世界の一部のものは宗教を個人の都合のいいように解釈して自分の行いを正当化している」という感覚を抱くようになりました。だから結局さまざまな方面に分派し、お互いに血を流すまでの争いを起こすのだと。それでは本末転倒ではないですか?

人々に幸せをもたらすはずの宗教が人々を不幸にしている。そして大多数の日本人は世界でも稀にみる、宗教観をあまり持ち合わせていない民族です。ですので自分の信仰する対象に対し私生活を統制してまで信仰心を見せる外国人の言動には理解に苦しむかもしれません。

また宗教と聞けばアレルギーを感じる日本人も多いはず。やたらとカルトだとかマインドコントロールだとか言い出す人もいるでしょう。

しかしそれはその宗教の教えを知ってからにすべきだと思います。知りもしないのに批判するだけ批判するなんて卑怯じゃないですか?信仰する者はその教えを聞いて感動、納得し、正しいと信じます。その教えが殺人や盗みなど、社会的に許容されないものを人々に押し付けない限りは、部外者が他宗教に対し口出しできる権利なんてどこにあるのでしょうか?

僕はイスラム教徒をはじめ世界のあらゆる宗教信者たちをとても尊敬します。そこまでして自分の信じるもののためにあらゆるものを犠牲にし、その教えをもとにして生活を営んでいく。簡単にできることではありません。

そして彼らは自分たちのマインドの中にその教えに基づいたぶれることのない強い軸を持っています。その教えに利己心が入り込まない限り、そして国際平和を訴えるものであればあるほど、どんな種類の宗教であれ、世界は平和に一歩近づくのかなと思います。

化石燃料が生み出す富とそれが社会に与える影響力。そしてイスラム世界に対する理解。

この2つを考えさせられた14時間の滞在でした。

アラブ4ー ペルシャ湾の写真

この記事を書いた学生ライター

田島 明岳
田島 明岳
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”死ぬまでの間にどれだけの世界を見れるのか”がモットーの都内在住の大学生。途上国を自ら周り、先進国にいては気づかないその実態を調査する。夏からはアメリカ留学をし、途上国開発における分野で世界に貢献するのが将来の夢。

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