【就活】「四季報」を使いこなして会社の実態を探ろう!

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「会社四季報」(東洋経済新報社刊)とは日本の主な企業の事業内容や業績動向、財務内容などをコンパクトにまとめた雑誌で、名前のとおり3カ月に1回発行される季刊誌です。 分厚く、中には難しい専門用語もたくさん入っているため、読むことをためらってしまう人は少なくありません。だだこの「会社四季報」は上手く使いこなせば、就活で役立つアイテムとなるのです!シキホー1(出典:http://store.toyokeizai.net/magazine/shushoku_all/20141117/)

会社四季報に掲載されている企業は約3600社。掲載されている企業は、すべて株式を一般の投資家でも売買ができるようにしています。これを「上場企業」と言います。一般の企業が株式を上場するためには、一定の条件を満たさなければならないうえ、企業の中身をかなり情報開示しなければなりません。

会社四季報が就活生にとって使いやすいのは、どんな企業であっても、ほとんど同じ基準に沿って情報が詰まっているということです。つまり、たくさんの会社を一定の基準で比較するということが可能になるのです。

就活生が見るべきポイントは3つです。

 

①3年後の離職率

この数字が高い程、会社には問題がある可能性を示します。そのため公開していない企業も多いです。離職率が高いことは激務・完全競争型・経営悪化などの問題があることが考えられます。

 

②ES通過率

今後ES(エントリーシート)を書くことになってきますが、その通過率というのは非常に重要です。

通過率が低ければほぼ次の選考に進めますし、出来る限り無難なことを書いたほうがいいです。

逆に非常に通過率が低い場合は目立つような経験や内容を書く必要がありますし、書いた時間が徒労に終わる可能性が高い(→他の企業へのエントリーも必要になってくる)ということが事前にわかります。

 

③「売上」と「営業利益」

「売上」が年々落ちていたり、「営業利益」が出ていない場合は注意が必要です。「売上」が落ちてきているというのは、業容が小さくなっている場合で、「営業利益」が出ない状態が続くのは、大黒柱の本業が儲かっていないことを示し、非常によくないケースです。しかし、超有名企業でも「営業利益」が赤字になっているケースもあります。その場合は理由を探すことが大切です。まず、同業他社がどういう状態かをチェックしましょう。もし、ライバル各社も赤字になっていれば、それは業界に共通した要因ではないかと推測できます。そして、その要因を突き止め、それが一時的なものなのかどうか調べる必要があります。シキホー2(出典:http://blog.livedoor.jp/seibundoh_e/)

 

まとめ

「四季報」には宣伝ではない本当の情報が載っています。全ての情報を見る必要はありませんが、ぜひここで取り上げたポイントは見ておいて損はないのではないでしょうか。

この記事を書いた学生ライター

Hiroki Minai
Hiroki Minai
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名字は薬袋と書いてみないと読みます。約半年間、イギリスのリーズ大学に留学していました。海外の文化にも興味はありますが一番好きなのは日本の大相撲です。素敵な記事を発信できるように頑張ります。

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