【2017年卒業(学部3年生・修士2年生)のみなさんへ】
2016年卒より大幅変更となった就職活動。
情報過多の世の中で、あなたは本当に必要な情報を得ることはできていますか。
16年卒の就活の実体験を元に17年卒の就職活動時期を考えてみましょう。(出典:http://www.kandagaigo.ac.jp/)
昨秋、政府主導の「日本再興戦略」(平成25年6月14日閣議決定)において政府方針として、新卒採用スケジュールが2016年卒から大きく変更。
従来のスケジュールだと現大学3年生の12月に採用情報や説明会が解禁、4月より選考開始。
しかし、2016年卒より学部3年の3月から解禁、8月より選考開始と3ヶ月間、就職活動時期が繰り下げられることになりました。(出典: @http://shinsotsu.mynavi-agent.jp/knowhow/)
就職活動スケジュールの変更は以上のとおりですが、企業と学生はこのスケジュール通りに動いているのでしょうか。それでは「2016年卒」の就職活動の実態を見ていきましょう。
さきほど述べたように就職活動の時期に大幅変更がありましたが、 実際の就職活動はどうなっているのか現状を見ていきましょう。
結論として2016年卒の選考はすでにスタートしています。
外資系コンサル会社やIT企業などに限らず、独立系の日系コンサルティングファームであったり、製薬会社でも内々定を出している現状もあります。
なぜこのような状況が生まれたのでしょうか?
そもそも、すべての企業が新スケジュールを守らないといけないというルールは存在しません。
この新スケジュールに該当するのが経団連ですが、経団連の会員企業であっても指針を守らない企業もあります。経団連では以前から「採用選考に関する企業の倫理憲章」があり、「3年12月解禁、4月選考開始」を会員企業に要請していました。しかし、この倫理憲章に賛同している企業は、会員企業が約1300社ある中で60%程度にとどまり、残りの30%の企業は賛同していません。 (経団連とは - 日本経済団体連合会)
また、IT企業を中心に610社が加盟する新経連は会員企業にスケジュール変更を要請していませんし、外資系企業も変更しないと見られています。 つまり、2016年卒の就職活動は”経団連の動き=就職活動時期”と捉えると「既に選考が終わっていた」なんてこともありえてしまうのです。
このことからわかるように、2016年卒以降の就職活動は”15卒以前のスケジュール”と”16卒以降のスケジュール”が並行して存在することになります。
つまり、16卒より就職活動時期は「短期戦」ではなく「超長期戦」になってしまったというがわかりますね。 こうした現状を踏まえて、【17年卒】はいつ就職活動を始めたらいいかを考えてみましょう。
◎6月〜8月までに大まかな方向性だけは決めておこう
サマーインターンシップが始まるまでに自分の行きたい業界を2〜3つくらいに絞り、「自己分析」「ES作成」「業界・企業研究」をしてみましょう。これらは情報感度を高めるためには必須であり、時間をかければかけるほどブラッシュアップされていきます。
◎サマーインターンシップには参加しよう
16卒から顕著になりましたが、「インターン参加者限定 早期特別選考」を実施する企業は少なくありません。また、インターンシップに参加する学生は情報感度も高く、比較的優秀な学生が多いです。彼らと知り合うだけもプラスに働きます。自分のチャンスを広げるインターンシップ。後悔のない就職活動のためにも参加しましょう。
現在大学4年生の山崎と申します。学生時代は某大手予備校にて3年間勤務。現在はダイレクトマーケティグ支援企業で新規開拓の営業をしています。これから学生目線でみなさんの役になる記事を配信していくので宜しくお願いします。