社会起業家という言葉をご存知でしょうか?
「社会起業家」とは、NPOの立ち上げなど、”社会貢献”をビジョンとして掲げている起業家のことを指します。 企業の社会的意義が問われ、CSRやCSVといった言葉が飛び交う中、社会起業家とはどんなことをするのでしょうか? より多くの人がよりよい生活を送るためのビジネスのあり方をご紹介します。(出典:http://www.shaplaneer.org/album/bangladesh/)
まず、社会起業家の意味についてですが、
社会変革の担い手として、社会課題を事業によって解決する起業家のこと
を指します。 一般的な起業家は、より儲けるための事業企画であったり、自身の収入を増やすことに念頭を置くのが主流です。 しかし社会起業家は、社会で問題とされている格差や資源の分配を解決するために事業を起こす人のことです。 この分野に関してはすでに20年以上研究がされており、社会起業大学やコンテストが立ち上げられるほど活発化しています。
そんな社会起業家ですが、日本発の起業家も多く、福祉の企業を創立した石川治江さん(写真上)や、発展途上国におけるアパレル製品及び雑貨の企画・生産・品質指導、同商品の先進国における販売をしている企業の代表である山口絵理子さん(写真下)といった方々がその例です。(出典:http://toyokeizai.net/articles/-/11744)
私たちの生活が、社会起業家によってより安心になっていると言えます。
社会起業家でノーベル賞を受賞したムハマド・ユヌスさんをご紹介します。
彼はグラミン銀行という銀行を創立し、バングラデシュの貧困層に大きな支援を行いました。 マイクロクレジットと呼ばれる、貧困層を対象にした比較的低金利の無担保融資を主に農村部で展開し、金利が元本を上回ることなく農村の貧困層でかつ他銀行ではお金を借りる事ができない人々の救済をしました。
その結果、人々の生活の質が向上し、2006年にノーベル平和賞を受賞したのです!出典:http://okamotomedicalfund.org/yunus.html
問題を解決するためにビジネスをするという点は社会起業家も、一般の起業家も同じですが、社会貢献という大きな違いがあります。
自分が成功するように事業を回していくことよりも、社会がより良くなり、集めた資本を「寄付金の無駄使い」と言われないようにと考え、少ない収入の中で事業を成功させることはとてもハードルの高いことです。
社会起業家とは、そういった非常に困難なことに挑み続ける方々です!
都内の大学4年生の福島 翔です! 人生を大きく変えるような記事を発信していきたいので、これから宜しくお願いします。 三度の飯よりも漫画が好物です。