【知る人ぞ知る観光地】社会主義のイメージが強いキューバってどんな国!?

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皆さん、キューバという国をご存知でしょうか? どんな国だか、想像できますか?

僕自身、その国名は知っていたものの、そこが一体どんな国なのかというのは全くイメージが出来ませんでした。

「確か、葉巻が有名だったような…」 「WBCに出てたし、野球も有名なのかな…」

今回は、そんな印象だけを持って訪れたキューバで感じた、本当の姿を4つの特徴とともにご紹介します!


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① 社会主義国家

日本との大きな違いはまず、キューバは社会主義国家だということ。

簡単に日本の資本主義の特徴を挙げます。

・個人が自由に資本を持つことが出来る。 ・そしてその資本をもとにした、自由競争が許されている。 ・お金は基本的に自分で稼ぐもの。 ・相対的な平等を目指し、努力が反映される社会。

それに対してキューバのような社会主義国家の特徴です。

・資本は国有か公有。 ・自由競争は許されていない。 ・そのためお金は国から一定額支給されることになっている。 ・絶対的な平等を目指し、競争の無い平和な社会を作っている。

日本で生活していては想像できないことかもしれませんが、いかに良い職に就こうが基本的には給料は一緒。いかに一生懸命働いても、長く働いてもそれは変わらない。そんな環境であるためか、僕がキューバを訪れた時にはしっかり休みながら、気楽にのんびり働いているといった印象を受けました。

もちろん、社会主義国ならではの良い所はたくさんあります。 特に感じたのは、平等を目指しているがために国民の生活が保障されているといった部分。 資本主義国ではどうしても貧富の差が生じてしまいますが、ここキューバでは生活に困窮し、お金をせがむ人というのは見る機会はありませんでした。

 

②まるで映画の世界

キューバの街に出て、まず驚くのは街の景色!

まるで映画の中の世界に迷い込んだような錯覚を覚えます。その大きな理由は街中を走り回るアメ車。 少し割高にはなりますが、アメ車タクシー、僕も乗ってみました。 タクシーの運転手さんと仲良くなって、ドライバー気分も満喫。

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タクシーに限らず、その街並みもまた素敵の一言です。 東南アジアといえば小汚くて雑多な感じ、ヨーロッパはきれいな建物が立ち並ぶおしゃれな感じ。その国々で、そういったイメージを持つことは出来ましたが、キューバに関しては全くイメージを持っていませんでした。

むしろ、しいて言うなら、想像では東南アジアのようにごちゃごちゃした国だと思っていたところの、この綺麗な街並みには非常に驚きました。

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③クックと人民ペソの2種類の通貨

初めて聞いたときにはそんな国が存在するのかと驚きました。

キューバにはキューバ人用の人民ペソと外国人用のクックという2種類の通貨が存在します。キューバ人用、外国人用とはいってもそれぞれが別のお金を使うことはもちろんあります。観光大国であるキューバ的には外貨を稼いでいきたいという考えもあるようですが。。。

その2つの通貨の一番の違いはその価値。外国人用通貨1クックはキューバ人用通貨で約24人民ペソ。僕が訪れた2015年2月現在では1クック=約120円。つまり1人民ペソは、約5円。 そういった通貨を日常で使うキューバ人たちにとっては、やはりクックを使うというのは特別なことになるのでしょう。逆に言えば、人民ペソを上手く活用すれば、かなり安く良好出来る国なはずです!例えばアイスは1つ15円。ピザは40円(外国人向けのお店だと240円ほど)。

交通手段一つとっても、例えば空港から市内へ向かう場合、外国人向けのバスに乗ると約2500円のところ、現地人用となれば、数十円で行けます。

ちなみに人民ペソの3ペソ紙幣とコインには今のキューバ革命を起こし、今のキューバを作ったとされ、英雄として崇められているチェゲバラが描かれています。

特に観光客に人気の為か、滅多に手に入らないようなのですが、せっかくですから探し回って、細かい買い物ひたすらして、ぜひゲットしてください!笑

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④どこよりも厳しいインターネット制限

やり方によっては安く旅ができるので、旅人にとってはメリットとなる部分もありますが、逆に不便に感じる特徴もあります。

キューバはネットに規制がかかっているんです。よく聞く「中国ではFacebookが使えない」といったようなサイトごとに規制ではなく、インターネットにつなぐことすらできないんです。 厳密に言えば、wifiを時間制限付きで利用できるサービスはあるのですが、僕がみたところだと、30分~1時間で約800円。キューバに来た観光客向けのもので、現地の人はネットなしの生活を送っています。(学生も調べることがある場合は、その旨を教授に報告したうえで、決められた時間だけ使わせてもらえるそう。)

社会主義国は絶対的な平等を目指している分、どうしても国が人を統治しようという傾向が出ることがあるようです。このネットの制限も情報規制の一環なのでしょうか。 とにかく旅人にとってネットが使えないのはかなりの致命傷。そんな時に役に立つのは、こちら。

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情報ノート。インターネットが発達した昨今はあまり使われなくなってしまったようですが、一昔前は旅の情報を集め、伝えるのに役立っていたのがこの情報ノートです。それがキューバでは未だに最有力な情報共有手段となっています。

旅人それぞれが自分の目で、足で集めた情報をノートに記して次へ伝えていく。原始的ではありますが、インターネット以上に強くつながりを感じる方法でもあります。

ネットが使えない。。。と嘆くことなく、むしろ前向きに、旅の間は携帯電話と向き合うことなく、友人と、旅で出会う仲間と、また自分自身と向き合う良い機会になるのではないかと思います!そういった意味では一概にデメリットともいえないかもしれません!

以上のような特徴をもった国がキューバです。 これは私が10日間の旅から得た、ほんのわずかな知識でしかありません。しかしそれだけでも、日本との違いが非常に多く、またキューバに対するイメージもなかった分、毎日発見の連続でした。 全く知らない国だからこそ、行ってみる。そういった旅行のスタイルでこそ、旅を通してその国のことを知るといった素晴らしい経験をすることが出来ると思います!

 

最後に

旅中に思ったのは、サルサを少しかじっておくと、きっとものすごく楽しいです。笑 誰もが踊れるサルサ。夜になると街中で集まって踊っているなんてこともあります。 男子も女子も色気むんむんで踊るキューバ人。 きっと一緒に踊れたらものすごく楽しいでしょう!

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未知の国キューバ。ここでは書ききれないくらいまだまだ面白さが詰まっています。 ぜひ自分の目で見てみてください!

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この記事を書いた学生ライター

Ryo Saito
Ryo Saito
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大学生活中にバックパッカーとして30か国以上を旅してます。 2013年には大学を一年間休学し、フィリピン留学・世界一周・キャンピングカーでのアメリカ横断を経験するなど根っからの海外好き。(twitter : @ryo2603)

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