自販機にお金を入れてボタンを押しかけた時、 「いや、待てよ。ここで買ったら150円だけど5分歩いた先のスーパーで買えば98円で買えるよな。」 そう思ってお釣りのレバーを引いて自転車でスーパーへ向かう。普段の生活では程度の差はあれ、お金に気を使う人は多いと思います。 「人生お金が全てだ」なんてことはないと思いますが、 困らない程度に余裕は欲しいですね。(バイト探さなきゃ、、、)
そんなあなたに朗報です! アルバイトの募集で、業務内容は「近所まで出かけて複数の選択肢からひとつの名前を選んで記入するだけ。」 時給はなんと540万!?
そんな美味しい話があるわけないと思いますよね? それがあるんです。その正体は、、、選挙の投票です。 「は?投票行ったけど1円ももらえなかったんだけど?」という方、 まず、投票に行っていただきありがとうございます。 確かに投票に行ったとしてもその場で現金がもらえるわけではありません。 しかし、投票とは未来への投資なのです。 今回はその投票、1票の価値についてご紹介します。
政府予算(一般会計):年間約90兆円 有権者:約1億人 → 90兆円÷1億人=1人当たり年90万円 衆議院の任期は平均約3年なので1回の選挙で約270万円 → 投票にかかる時間は待ち時間がなければ移動時間込で30分程度なので 時給は540万円!
投票とは議員を選出すること。議員とは予算の使い方を決める人。 90兆円の予算をどう使っていくかを投票によってみんなで決めているんですね。 1票の価値のその他の算出法はこちらをご参照ください。ー グラフは財務省「平成26年度一般会計予算(平成26年3月20日成立)の概要」より
平成26年12月に行われた第47回衆議院議員総選挙の投票率は、 20歳代が32.58%。これに対し60歳代は68.28%となっています。 この結果は私達にどのような影響をあたえるのでしょうか?ー グラフは総務省「国政選挙の年代別投票率の推移について」より
「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人だ」という格言もありますが、 議員にとって選挙とはそれだけ重要なものです。 選挙に勝つためには自分に投票してくれる人を増やさねばなりません。 そんなとき、3人に1人しか投票に行かない20歳代と、 3人に2人が投票に行く60歳代どちらのための政策を掲げるのが得策でしょうか? もちろん全てが打算ではなく、信念に基づいた政策提言もありますが、 多くの場合高齢者向けの政策が好まれるのではないでしょうか?
そのことは上記の予算にも反映されており、 歳出の3割は高齢者のための社会保障費に、 歳入の4割は将来世代への借金となる公債となっています。 内閣府「社会保障を通じた世代別の受益と負担」によれば 社会保障において2010年生まれの人は、マイナス3900万円もの損失を被るようです。 (参考:社会保障を通じた世代別の受益と負担)
「社会保障なんてやめてしまえ」というわけではありません。 言いたいことは この現状を知った上で投票に行かないという選択を取りますか?ということです。 税金は黙っていてもかかります。 せっかくならその使い道は自分たちで決めたくありませんか? 結果として高齢者福祉のために使用することになったとしても、 「自分の選択」としてそれを選びたくありませんか?
夕飯に何が食べたいのかを言わなければあなたの嫌いなニンジンが食卓に並ぶかもしれません。 しかしリクエストをしなかったあなたにその文句をいう資格はあるのでしょうか? 美味しい夕飯が食べたかったら、 スーパーでお茶を買いに行くついでに投票所に寄ってみましょう。
・・・
え?寄らない? 投票所行ったって、楽しくないから? 政治なんて面白くない、なるほど…。
じゃあ一緒に楽しみましょう!
ivote関西主催 “政治にもっとわくわくさせる”「若者超会議2015」は、間もなく開催です。 3月31日、あなたは数百人と共に どこよりも面白く、熱い政治に括目するはずです。
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若者と政治をつなぎ、若者の投票率向上を目指す学生団体。 「政治」や「選挙」といった言葉の堅苦しさを取っ払った、刺激的な空間・時間を創っています。主にイベント、教育プログラム、キャンペーン、Webサービス開発等を行っており、3月31日(火)には日本最大級の【若者×政治】イベント「若者超会議2015」を開催予定です。4月以降、東京・大阪・京都・福岡・宮崎エリアを中心に活動の拡大を予定しています。