2月22日に第87回アカデミー賞授賞式がハリウッドで行われました。見事パトリシアアークエットさんが助演女優賞に輝かれました。
そんな助演女優賞に輝いたパトリシアアークエットさんの1分23秒という極めて短い時間内での情熱的なスピーチが話題となっています。是非パトリシアアークエットさんのスピーチをご覧下さい。
(出典:http://bestinvesteu.com/?p=1125)
【動画はこちら】 Patricia Arquette Winner of Best Actress In A Supporting Role Oscar 2015
アカデミー賞関係者の皆様、素晴らしい実績のあるオスカー候補者の皆様、IFCフィルムのジョナサン・サーロンジョンスロス、キャサリーン・サザーランド、モリー・マット、デービッド・ディカミロ、以上3氏に感謝申し上げます。
そして全キャストと映画製作チーム、私の愛し、尊敬してやまない映画「Boyhood」のファミリー、監督リチャード・リンクレター、そして共演者、パーフェクトなイーサンホーク、美しいイラ・コートレン、ローラライ・リンクレターにこの賞を捧げます。トマース・アポール(元夫)、私に素晴らしい子供達を授けてくれてありがとう、そしてハーロウ(娘)、あなたは私の知る中で一番深い思いやりのある人です。
より良い世界にするため懸命を尽くしている友人たち、両親、そして兄弟のロザーナ、リッチモンド、アレクシス、デービッドへ。世界中で一番大好きな画家エリックホワイト(恋人)、あなたのような天才とのインスピレーションのある生活に感謝しています。
Givelove.orgで発展途上の世界に環境保護と衛生をもたらすために助けてくれるヒーローたち、ボランティア、専門家の皆様へ。
そして子供を出産した全ての女性たち、この国の全納税者と市民たちへ。私たちは全国民の平等な権利を求めて今まで戦ってきました。そして今まさにアメリカ合衆国で女性の平等な給与と権利に関して完全に決着をつける私たちの時代が来たのです。
(出典:http://www.thejournal.ie/)
彼女が限られた時間内にオスカー像を握りしめながら必死に伝えようとした女性の権利についてのメッセージは多くの人々の心を打ったことでしょう。
アメリカではフェミニズムという性差別を廃止し、女性の権利を拡張しようとする思想や運動が日本より遥かに強く、パトリシアはアカデミー賞授賞式という名誉ある場でアメリカ合衆国の女性の問題を代弁した、とても勇気ある女優です。
彼女の出演したBoyhood(6才のボクが、大人になるまで。)は2002年夏から2013年10月まで、なんと12年間という長い時間を通して断続的にコルトレーン演じるメイソンジュニアが青年に成長していく姿を描いた作品です。それだけ長い期間を通して出来上がった撮影チームの絆は彼女の言う通りファミリーであっただろうし、その1番素晴らしい部分を詰め込んだ166分のこの作品は映画界の歴史に必ず残るはずです。
アカデミー賞授賞式だからと言って映画に関する内容のスピーチだけでなく、世界に今伝えたいことを熱弁した彼女のメッセージ、そして他の受賞者たちのスピーチも圧巻でした。是非動画を見て、自分だったら1分23秒で世界に何を伝えたいのか考えてみてはいかがでしょうか?
アメリカ極寒の田舎で4年半国際ビジネスを勉強してました。卒業後アメリカ南下を目指すも失敗し、北上してさらに極寒のシカゴで働いてます。これは!と個人的に思った海外記事を発信していきます☆