投稿日: 2015.3.19

「日本人として、世界で勝つために。」20歳社会起業家のシリコンバレーでの挑戦。

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名前:戸村 光(とむら ひかる)さん 所属 : HACKJPN,INC 生年月日:1994年5月17日 2013年1月に日本の高校を卒業後、渡米。現在は米国シリコンバレーにある大学に進学し政治学を専攻する。同年12月に高校時代に出会ったチャットワーク代表取締役の山本俊行氏に偶然にもシリコンバレーで再開。その後、チャットワークでインターンシップを行いビジネスのノウハウを徹底的に学ぶ。2014年10月にシリコンバレーの留学生がインターンシップをできない問題を解決すべく、企業と学生のマッチングサイト“シリバレシップ”をリリース。同年12月にはHACKJPN,INCを米国で創業する。

価値観を破壊された高校時代

10997098_849761218440267_2095832298_nーー高校時代のバックグラウンドをお聞かせください。

高校3年の受験期にFacebookやTwitter上で、同い年の社会起業家に出会いました。幼少期から「東大や京大への合格」を目的とする進学校に通っていたため、自分の周りには彼らのような学生はいませんでした。SNS上でのフォロワー数が自分と比べ2桁多く、同世代との社会的影響力の莫大な差に脱帽しました。幼少期から教育に違和感を感じつつも、何も行動に移せていない自分にもどかしさを覚えて、このまま親や教師が敷いたレールに乗って人生を進んでいくべきか深く考え直しました。

ーーその後どのような活動をされたのですか?

「自分は何のために生まれてきたのか」、「自分の使命は何か」を明確にするため、北は北海道、南は九州と日本全国をヒッチハイクで横断しながらSNSで繋がった500人以上の全国の経営者、投資家、政治家に会いにいきました。その後、自分の人生テーマはやはり教育であり、教育をもって日本を世界で誇れる国にしようと確信しました。 高校卒業後は自分が最も成長できる場所はアメリカのシリコンバレーにあると考え、米国大学への進学を決意しました。

周囲を敵に回してでも諦めなかった渡米への決意

11028837_849761168440272_794061712_oーー戸村さんの突然の渡米の決意に対して高校の教員の方やご両親の反応はいかがでしたか?

「受験はしません。渡米します!」としっかりと伝えました。 しかし、渡米に賛成してくれる教師は誰一人としておらず、「あいつ頭がおかしくなったんじゃないか?」、「ここまで勉強してきたのにもったいない、親不孝だ」などと揶揄され、除け者のような扱いを受けました。ある日、校内放送で自分の名前が呼び出されました。周りから隔離された個室で、自分の両親、教師と自分の4者面談が始まりました。その面談は自分の将来について考える進路相談ではなく、「如何に渡米を諦めさせるか」を目的とした面談で、深夜1時まで6時間続きました。

しかし、僕は一切諦めませんでした。 「どうして日本の難関大学に進学しなければ行けないのですか?」という問いに対して 返ってくる答えが、いつも「いい会社に就職して安定した人生を歩めるから」、でした。安定とは”安く定まる”と書くように、”安定”を求めていると人は成長しないと考えています。10年後には既存の職業の半分がロボットで補われると言われるように、時代は常に変化して、また人も常に変化しなければならない運命にあり、世の中の”当たり前”を鵜呑みにして、”安定”を求めることが最も恐るべきことだと考えています。

ーー「当たり前を受け入れる」恐さを具体的に教えて頂きたいです。

僕の高校時代の友達のほとんどが京都大学などの名門大学に行って、大企業に就職すると思います。ただこの時代に「安定」というものはないと思っています。変化が激しくなるこれからの時代は、FacebookやTwitterなどのWebサービスがさらに普及することによって、今までのテレビの前に座って受動的に情報を入手していた時代が終わって、個人で情報を収集して個人で情報を発信できる時代が加速します。そこで、これからは個人のスキルが絶対に必要になると感じ始めたんです。 日本は集団を重視する国じゃないですか。逆に欧米は個人を重視しますよね。これからは日本を含め、個人の力がより重要な時代に移り変わっていくと思います。そのためには変化に強い人材になる必要があると感じています。自分に付加価値をつけると言いますか、他の人と違うことに取り組むことによって得るものが大きいんじゃないかと考えています。

ーー海外に挑戦するに当たって、なぜアメリカのシリコンバレーに決められたのでしょうか?

シリコンバレーが世界で一番成長できる環境だと考えたからです。 アメリカ、シリコンバレーには世界の1/4のお金が集まっているとされています。そのため、世界各国から優秀な投資家、起業家、また政治家が集まるのです。シリコンバレーでは自分より明らかにレベルが高い人と関わることができ、自分の成長を加速させるにはここしかないと考えました。持論ですが、人の成長はポケモンを成長させていく過程と同じだと思っています。トキワノモリでどれだけ多くのキャタピーを倒しても、あまり経験値がもらえないのと同様に、本当に急激な成長を遂げたいなら、自分よりも圧倒的にレベルが高い人と戦う方が良いです。英語を学ぶにおいてもビジネスを学ぶにおいても、シリコンバレーは僕にとって最高の環境です。

帰国しません、勝つまでは

スクリーンショット 2015-03-03 20.37.47ーー反対されているご両親をいかに説得したのですか?

結局説得できていません。僕は、親と子供の関係は投資家とスタートアップの関係に良く似ていると思います。子供が自分の人生の時間を切り売りして、親から教育費という名の投資を受けます。そのため、親は子供の人生設計に口出しする権利があり、時には親が子供の人生をコントロールしてしまうこともあるからです。

結局、親から渡米を賛成をしてもらえなかった僕は、高校卒業後、渡米への軍資金を集めました。高校卒業が2013年1月、大学の入学が翌年の9月だったので、約1年弱のギャップイヤーを活かしてシェアハウスの運営、フィリピンでの語学学校の立ち上げ、格安航空券の販売、浄水器の販売、保険代理の仕事、講演会の集客、など自分ができることを何から何までやりました。親から出資を受けていない分、自分の人生を自分で決断出来たことは僕にとって大きなメリットでした。また親や周りの教師から反対を受けて渡米したため、中途半端な状態では日本に帰国できないと思っています。日本に帰国する前にシリコンバレーで一旗あげるというモチベーションも生まれました。

ーーシェアハウスとフィリピンの語学学校の運営について詳しく聞かせてください。 

高校3年の時にHOMEというシェアハウスの立ち上げに参与しました。大阪の天神橋筋6丁目の一軒家に構え、そこに全国の経営者や政治家を招待し、就活や起業の準備を行う大学生に向けて勉強会を行いました。社会起業の極意やビジネスをどう進めていけばいいかなどを、学生に向けて講演会という形でレクチャーしてもらっていました。これが団体の活動です。大阪は東京に比べて社会人から学生に流れる情報が少ないので、学生にとっては非常に有意義な場所だと思います。今度大阪に訪問される際はぜひいらしてください。

フィリピンの語学学校は現地の宿を提供している日本人の方に場所をお借りして、フィリピン3大学の1つであるデラサール大学の教授にその宿まで来てもらい、英語を直接家庭教師のように教えてもらうという特殊なスタイルです。フィリピンはバックパッカーが多く、またこれから世界を旅する旅人が一番最初に訪れる国ですので、英語を学びたい旅人が集まるのです。そのためほとんどの語学学校はリゾート地であるセブ島に学校を建てますが、うちはバックパッカーが集まるフィリピンの首都マニラに立ち上げました。

ーーフィリピンでも現地の生活はいかがでしたか?

テレビで観たことがあったので、ストリートチルドレンのことを知っているつもりだったのですが、実際に現地・フィリピンで自分の目で見ると込み上げる感情が全く違いました。現地の子供たちと夜遅くまで遊んでいたのですが、日本人のような顔をする子がたくさんいたんです。後で現地の方に事情を聞いたのですが、フィリピンって風俗業が盛んなんですよね。ですので日本人客と一夜を共にした風俗嬢が妊娠してしまうことがあるんですが、フィリピンはキリスト教徒が多いの国なので、中絶を禁止されているんです。ですから、子供が生まれても風俗店で働いている女性の子なので、養うことは難しいですし、相手の日本人は子供が生まれても日本に逃げてしまうので、何も無かったかのようにその子供たちはホームレスになってしまうんです。そういった日本人とフィリピン人とのハーフが2万5千人いるとされています。 それを聞いて、自分がいかに世の中のことを知らないかということ、また無知であることがいかに罪であるかを痛感させられました。その経験から、将来は自分がこういった子供たちにも届くレベルで人々が幸せになる世界を広げたいと思うようになりました。

アメリカでの師匠との出会い

11033359_849761251773597_1084096974_oーー渡米後の生活についてお聞かせください。

シリコンバレーの物価は世界の中でもトップクラスで、お金がない僕にはなかなか家を決めることができませんでした。最初の数週間は大学の駐車場で出会ったベトナム人の親子に無料で居候させてもらっていました。その後大学で出会う全ての学生につたない英語で"I am looking for house"と問いかけ、最終的にはロシア人、レバノン人、ペルー人が住む格安のシェアハウスを見つけることができました。家が決まったことをFacebookにポストすると、高校時代にお会いしたチャットワークの代表取締役役の山本社長からメッセージをいただき、山本社長の家が自分が住むアパートから徒歩3分圏内であることが判明しました。山本社長に現在の状況を伝えると「しゃあないから面倒見たるわっ!」と言って頂き、チャットワークでインターンシップ生として働くことになりました。

HACKJPN,INCを創業、1年以内に日本を代表する企業に

11045960_849761198440269_1051375733_oーーチャットワークのインターンシップ中にシリバレシップというサービスをリリースされたと聞きました。詳しくお聞かせ願えますか?

シリバレシップは昨年9月にリリースしまして、現在は月間5万PVを達成しています。これまで日本人留学生がインターンシップ先を探すことは極めて困難でした。アメリカ人が優先的に採用され、留学生である日本人はインターンシップを諦めざるを得ない環境だったからです。その問題を解決すべく、留学生に特化したインターンシップを探すプラットホーム、シリバレシップをリリースしました。 その後、昨年末にHACKJPN, INCをアメリカで登記しました。 身の回りに生じる社会問題を自分たちの生み出すサービスをもって改善していこうとする会社です。既存の常識概念にとらわれることなく、常に新しいサービスを生み出し、明日の未来を創っていこうと思います。また、日本を良くすることを前提に世界の市場で挑戦します。日本にとってプラスにならないビジネスは一切行いません。

ーーサービス概要をお聞かせ願えますか?

現在、弊社が運営するサービスは先ほど述べたシリバレシップ、そしてHackLetterです。 HackLetterは2週間前にリリースしたサービスで、シリコンバレーのトレンドを日本へ最速でお伝えするメディアサイトです。このメディアではシリコンバレーで開かれるミートアップでしか得られない情報、スタンフォード大学のd school情報、ビットコイン情報、シリコンバレーの投資家や起業家へのインタビュー情報によりシリコンバレー市場をいち早く掴み、日本まで最先端の情報を最速でお伝えします。

ーー戸村さんの今後のビジョンについてお聞かせください。

HACKJPNを1年で日本で代表する企業に成長させます。 渡米して日本を世界で誇れる国にしたいという気持ちはより一層強くなりました。僕はこれからも日本人として世界で挑戦し続け、日本を良くしていこうと思います。そのために、まずはこの1年で、HACKJPNを日本で代表する企業にします。その後は”まわりの人から幸せに”という会社理念を元に、家族から社員、地域、国、地球へと、幸せの輪を地球規模に拡大させます。弊社は”共感”と”成長”を幸せと定義しており、教育事業をもって、世界を変えていこうと考えております。

ーー最後に学生にメッセージをよろしくお願いします。

自分の人生においての主役は自分です。人生の選択は親や教師に委ねるのではなく、自分で行わなければいけません。そして自分がこの世に生まれてきた意味を常に自問自答してください。自分の使命を明確にすることによって、自分の軸が形成され、これからどんな判断をするにあたってもその軸に沿って決断することができると思います。また軸がしっかりしていると、必ず一緒に人生を冒険してくれる仲間が現れます。逆に言うと軸がないと仲間ができにくいです。ハンドルがついていない、どの方角に進むかもわからないバスに乗り込む人がいないのと同じです。これから様々な選択をする中で、他の誰かのものさしではなく、自分の軸で形成されたものさしで判断してください。どんなに社会から揶揄されても後悔しない道を進めると思います。一生に一度の人生という名の旅を最高に楽しんで欲しいです。そして地球のどこかでお会いしましょう。

この記事を書いた学生ライター

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