The Long but short journey ~偶然が生んだ第2の故郷・オーストラリアへの留学~

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11008955_825993540795170_1116392289_n皆さん、初めまして! メルボルンのディーキン大学へ留学する事になります、国際教養大学3年生の早川留以(はやかわ るい)と申します。 「自分の知らないオーストラリア文化を探求し、人々を知る」という広く深い目標で1年間行って参りたいと思います。しかしその前に、この第1弾を自分の事について書きたいと思います。

初めての留学ですが、実は2回ほど海外で1か月以上滞在した経験があります。

初海外、初異文化交流

11004813_825993537461837_1752288466_n1回目は、小学低学年の時でした。家族事情や自分の将来性の事を考え、オーストラリアのゴールドコーストへ母と二人で3年間暮らしてきました。オーストラリアにいる間は、日本語学校へ一切通わず、3年間地元の小学校へ通っていました。地元の小学校ではありながら、オーストラリアは多民族国家なため、白人、アジア系、アラブ系など色々な人々が小学校へ通っていました(もちろん、日本人も何人か通っていました)。最初は「ここで友達なんて作れるか」と不安そうに通っていましたが、知らない内にすっかり馴染んで、クラスの人気者の一人として親しまれてきました。もちろん、英語はだいぶ上達しました。1年生の時はあまり英語を喋れなかったものの、日本へ帰国する時(3年生を修了した時)はバリバリ話せるようになっていました。

高学年から語学など色々と面白い授業を受けていたころ、親の事情で日本へ帰ることになりました。その時はあまり後悔しておりませんでしたが、今になるとやっぱり後悔しますね。その理由は、日本語でした。日本へ戻ってからようやく日本語を学びましたが、遅い時から習い始めたため、身につくのにかなり時間が掛かりました。そのせいで、授業に追いつけなかったり、クラスメイトと喧嘩して、いじめられたり、そういう事がありました。日本へ帰って来てから色々と辛い事はありましたが、それがあって今の自分があるので、後悔はあってもそこまでは気にしません。

日本人とは?

10952423_825993544128503_872891339_n 次の時は、高校2年のときでした。通っていた高校の一環として、2年生になると1~2か月ぐらい語学研修を受けなければなりませんでした。その時は選択がありまして、カナダとイギリスでした。カナダは、高校の古くからの提携先であったため、毎年のように私の先輩方が語学研修で行っておりました。イギリスは、カナダとは正反対で学校初の提携で、その年しかない募集でした。「学校初」や「その年しかない」という言葉に引っかかった私はイギリスを選びました。出発前は何とかなるでしょうと楽々と考えておりましたが、現実はそうはいきませんでした。オーストラリアでの経験はあったものの、あの時に比べて段々と自分の中で「日本人化」が進んでしまいました(日本人なのに!)。そのせいで、最初の5日間は外国人と話そうとしても緊張してしまう出来事がありました。 しかし、徐々に自分から話そうとしたおかげで、2週目からは緊張もせずに堂々と話していけるようになりました。苦難を乗り越えたものの、次の苦難がやってきました。それは、私が「日本人」であることです。いじめを受けてきたという事ではなく、僕が通っていた提携先の生徒は日本という場所をあまり知らず、日本人と会った事がありませんでした。つまり、私は彼らにとって「第1日本人」ということなんです。初めての日本人と会ったため、私のやる事にかなり興味を持っておりました。例えば、日本語でメモを取ったり、JPOPを聞いたりなど色々です。ある時、提携先で”International Event”という私達留学生が自国について紹介するイベントでした。日本を紹介したいものの、何を紹介すれば良いのかまったく分かりませんでした。一応、”International Event”で東京、京都、日本の有名人などを紹介しましたが、観客から拍手を送られても、自分の中ではモヤっとしていました。残念ながら、帰国までリベンジする機会がなく、その経験が自分にとって心残りとなりました。それ以降、自分の国をもっと知ろうと思いました。「なぜ日本人はおじぎをするのか?」、「なぜ謝るのか?」などと日本人の日常から文化までwhy?という感じで考えるようになりました。

Why 日本?→AIU→なぜAustralia?

11026495_825993534128504_470588575_n 語学研修から帰還後、両親から国際教養大学(AIU)について紹介されました。高校卒業後は国内進学するのか、海外進学するのかと語学研修前は悩んでいましたが、「自分の国についてもっと知りたい」という小さな興味で国際教養大学を受験することに決めました。そして、現在に至ります。

なぜ私がまたオーストラリアへ戻るのか?それは、本当に偶然なことです。私は、留学先で演劇、その国についての社会情勢、観光事業を学びたいと思い、ニュージーランドを第1希望にしました。その次にオーストラリア、イギリス、サンフランシスコと希望を出しておりましたが、結果オーストラリアになりました。最初は第1希望が取れなかったことに少し悔しがっておりましたが、ディーキン大学を調べていく内に段々と興味が湧いてきて、今の目標を立てることが出来ました。今回の留学目標「自分の知らないオーストラリア文化を探求し、人々を知る」は、かなり大胆な内容に見えますが、私自身は色々と込めております。まず、文化に関してです。3年間しか滞在しなかったオーストラリアですが、日本とは違う独特な習慣、踊り、行事を知ることが出来ました。 しかし、短い時間だったため、表面しか触れる事ができませんでした。ということで、私はこの留学でもっとオーストラリア文化に触れたいと思います。次は、人々に関してです。小学校の頃は自分自身のジャパニーズ・アイデンティーを自覚していなかったため、周りの環境を気にせずに堂々とおりましたが、今は日本の言語、文化、習慣などを頭と体に染み付いたので、今の英語力を使い、見知らぬオーストラリア人が自分自身を日本人として見るのか、オーストラリア人として見てくれるのか、この留学で知りたいと思います。あと、私の大学のゼミ関係で、移民や先住民に関する事に興味がありまして、オーストラリアは多民族国家でありながら、彼らに対する配慮がしっかりとしているのかについても学んで、調べて、知っていきたいと思います。目標をもちろん達成したいですが、その他にこの留学で達成したい事が4つあります!

1.無事に日本へ帰ること(当たり前ですね) 2.沢山の留学生や地元の生徒と仲良くすること(これも当たり前ですね・・・) 3.小学校の頃に会ったオーストラリアの仲間達と再会すること 4.オーストラリアの自然、風景、芸術を巡って楽しくこと

①、②はさて置き、③は長い間、国際電話やskypeなどで連絡取ってきたオーストラリアの仲間達と再び会いたいですね。11年ぶりの再会なので、休みの間でも是非とも叶えたいです。④は、3年間ずっとゴールドコーストにいたので、それ以外の場所は行ったことがありません。この留学をきっかけに色々な場所を巡って、オーストラリアの自然を味わっていきたいと思います。

たどたどしい日本語で長々と書きましたが、これから1年間ディーキン大学で頑張って行きたいと思います。 次回の第2弾は、ice breakingのためにあるイベント”Beach Welcome Program”やメルボルンの生活を書いていきたいと思っています。長く短い留学でありますが、どうかよろしくお願いします。

この記事を書いた学生ライター

Rui Hayakawa
Rui Hayakawa
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「The Long but short journey」の記事を書いている国際教養大学3年生のるいです。これから1年間、「自分の知らないオーストラリア文化を探求し、人々を知る」という広く深い目標で皆さんにDeakin大学での生活やオーストラリアでの旅について紹介していきたいと思います。

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