妊婦体験しながら世界一周してきます。

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はじめまして! 北海道大学医学部医学科3年の箱山昂汰(はこやま こうた)と申します。箱山さん2私は来春から大学を2年間休学して、世界一周の旅に出る予定です。 しかし! ただ世界一周するのも面白くないなと思いまして! 妊婦体験エプロンを付けて世界を練り歩いて来ることにしました。

「何で?」とか「腰を破壊するのでは?」という声が聞こえてきそうです… そこで、今回はこの旅に出ることになったきっかけについて述べたいと思います。 これから、このコラムに時々登場させて頂きまして、私の見てきた世界の話をさせて頂きます。 私の夢の始まりの始まりの話になります!どうか末永くお付き合い下さい!

ロケットのエンジニア?or 国際医療人?

まずは生い立ちから! 高校までの18年間はずーっと名古屋でした。 旅が好きで相棒の自転車を乗り回し、東海地方を縦横無尽に巡っていました。 仲の良い友達と遊ぶ場所は「とりあえず河原!」みたいなアウトドア派で、凧揚げをしたり、水ロケットや火薬ロケットを作って飛ばすのに夢中な青春時代?を過ごしました。将来はロケットのエンジニアになりたいと思っていました。宇宙旅行のベンチャー企業を作るとも言ってました。しかし、高校3年の夏休みになって、以前から気になっていた国際医療をしたいと無性に思うようになりました。

ここまでで少しオカシイかもです。小さい頃から天の邪鬼な性格で、みんなが右を向いている時は左を向きたくなってしまうヤツでした。「他の人と同じことをしても他の人と同じにしかなれない!」みたいな極端なことを言って、意図的にはみ出そうとしていました。ちなみに高校生の時点で「ロケットのエンジニアになる」とか「国際医療をする」とか言っている周りの人はおらず、大満足でした!

さて、将来の夢の二択を選ぶ際はかなり迷いました。 最終的に決まりきらなかったので、3つ下の弟にあみだくじを作ってもらいました。 「これは人生を決めるあみだくじだでな!」と弟に念を押していざ結果を見てみると…

ロケットのエンジニアになる方が出ました。うーん。 「やっぱり今の無しで!」と即座に言いました。弟には「とんだ茶番だな!」と怒られましたが… あみだくじの結果を見て、ロケットより何より人類が好きだ!と直感的に思いました。

進路が決まってからはブレませんでした。 「試される大地」や「Boys, be ambitious!」に憧れ、北海道大学に入学しました。 北海道はとっても寒いですが、じわりじわりと好きになってしまう魅力がありますよ~!

世界一周しちゃえ~!

私の将来の夢は、国際医療に従事してアフリカやアジアのどこかの国まるまる一つ分をHAPPYで満たすことができるような仕事をすることです。具体的な自らのキャリアパスを描けてはいませんが、お経みたいに長いこの夢を、諦めずに語り続けて行こうと決めています。

しかし、医学生の身分でどれだけ鼻息荒く意気込んでも、夢に近づくことは難しく、そもそも何がどれだけ必要なのか分かりません。そこで、「思い立ったが吉日」をモットーにいろんなことに挑戦することを大事にしています。何が将来の肥やしになるか分からないです。世界一周の旅に出ることも、「とりあえず広い世界見るか!」と思い、サクッと決意しました。

決意した後はいろんな人に「世界一周する!」ということを宣言しました。いろんな人に宣言して、後に引くに引けなくさせるビッグマウス作戦です。これはけっこうオススメで、動き出す勇気が湧かない時はとりわけ意図的に行います。後に引けなくなるだけでなく、いろんな人の意見を聞くことができるので一石二鳥です!

母子保健は激アツ!

国際医療の中でも母子保健分野に興味があります。字面でなんとなくお分かりと思いますが、お母さんと子どもを扱う分野です。母子保健と一口に言っても、感染症やジェンダー問題、教育、文化など沢山の要素が盛り込まれていて、とっても広大な分野です。

突然ですが!ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)をご存知でしょうか。2000年という記念すべき年を迎えるにあたり、国連の人たちが「みんなで力を合わせて2015年までに素敵な世界を創っていこう!」と声をかけ合って作った8つの目標のことです。初めてMDGsの存在を知った時はけっこう感動しました…はい!MDGsの8つの目標のうち、半分は母子保健に所縁の深いものとなっています。 一方、日本は日本で産婦人科医や小児科医が足りていないとか、産休や育休のこと、風疹などの感染症のことなど、母子保健の問題は沢山あります。そういった世界や日本の現状を知り、私の中で母子保健は「頑張りがいのある、お得な分野」になっていきました。大変云々より、他の人が寄り付かないというところに魅力を感じます! そして、母子家庭で育て上げてくれた母への感謝というのもちょびっとあります。なんだかんだと母の頑張っているところを見てきたので、世界のお母さんの力になれたら激アツだ!と思ってます。もちろん、世界のお母さんより先に、自分のお母さんに親孝行せねばですよね… 帰国したら頑張ります!箱山さん3

なんで妊婦体験?

当初は広い世界を見て来れたらそれで充分だと思っていましたが、出発が近づくにつれて「自分にしか出来ない旅をしたい!というか夢に近づきたい!」と思うようになりました。そして、私の中のキーワードである「国際医療」「母子保健」「世界一周」「体力と気力は多め」を掛け合わせた結果、以下のような活動を始めるに至りました!

Maternity Marching Project

<実施事項>

・旅をする際はバックパックに加えて、約10kgの妊婦体験エプロンを着用する。 ・出会った人に妊婦体験をしてもらう。その際に母子保健に関するインタビューをする。 ・様々な地域の学校や集会の場で、簡単な母子保健の授業をする。 ・日本国内は徒歩で移動する。

<実施期間>

・海外:2015年2月19日~2016年3月25日(400日間) ・国内:2016年3月26日~2016年9月30日(188日間)

<目指すこと>

・異様な見た目と持ち前の愛嬌で世界の人々とすぐに仲良くなる。 ・出会う人々にお母さんやパートナーを大切にする気持ちを持ってもらう。 ・私の出来る範囲で出産等に向けたアドバイスを行い役に立つ。 ・私自身が「顔の見える」母子保健の世界の現状を知る。 ・この挑戦自体が世界に注目されることで母子保健分野に焦点が当たる。

<コンセプト>

可笑しなことをして笑ってもらう。その中で熱い想いを伝える! それを通して、お母さんに優しい世界を創る! です!

 

なんというか突拍子も無いことをするんだな~と思われたでしょうか。 私自身、自分にびっくりしています。笑 伝えたいことはしっかりとあるので、成功も失敗も楽しんで来れたらなと思います。箱山さん42015年2月19日から世界一周の旅はスタートです!!! 旅で得た経験はこのコラムを始め、いろんな形で発信していく所存です。 辛抱強く見守って頂けると嬉しいです。 一緒にワクワクしてもらえたら、本当に嬉しいです! それでは今回はここまで~。

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この記事を書いた学生ライター

箱山昂汰
箱山昂汰
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旅と人類を愛する北大の医学生です。来春から世界放浪の旅に出ます。将来の夢は国際医療に従事し、どこかの途上国一つ丸ごとHAPPYにすること!押忍。 こちらのブログもぜひご覧ください!

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