「いつもの散歩」がアフリカの子どもたちの健康につながる「Health for Tomorrowプロジェクト」始動。

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今、開発途上国では飢餓や栄養失調に苦しんでいる人が約10億人いる一方で、日本を含めた先進国では肥満人口が20億人にも達しています(https://healthfortomorrow.org/aboutus/より)。そんな矛盾した状況を変えるために、Health for Tomorrowというプロジェクトが日本で立ち上がりました。

同団体の活動テーマは「明日を担う世界の子どもたちを健康にしていくこと 明日をつくる私たち自身も健康になっていく」こと。従来の発展途上国だけに向けた支援ではなく、先進国で暮らす我々も一緒に健康になることを目的としたプロジェクトです。

発起人に名を連ねるのは北島康介氏、プロサッカー選手の香川真司氏、株式会社FiNCの溝口勇児氏、世界の食料問題の解決に取り組むNPO法人TABLE FOR TWO International(以下、TFT)の小暮真久氏の4人となっています。

Health for Tomorrowの経緯と取り組み

このプロジェクトが始まった経緯は、過去に行われた二つのプロジェクトです。一つは、2016年にTFTが実施した「おにぎりアクション」。これは、おにぎりを写真で撮影しハッシュダグをつけてSNSに投稿すると、1投稿につき給食約5食分がアフリカ・アジアの子どもたちに寄付されるというプロジェクト。

もう一つは、TFT、FiNCにより実施された「GIFT WALK」。毎日1万歩歩くと毎日10円の支援がされ、20円で一食分の給食がアフリカの子どもたちに寄付されるというプロジェクト。

この二つのプロジェクトはテクノロジーを活用した先進的な取り組みとして参加者の共感を呼び、それぞれ51日間で85万食、37日間で17万食の給食をアフリカ・アジアの子どもたちに届けることができました。テクノロジーの力を活用すれば、より日本の健康を世界の健康につなげることができると実感したのだそう。

そして、Health for Tomorrowの第一弾企画として、2017年7月から「FiNC WALK」の開催を予定しています。このプロジェクトは私たちが歩いて健康になるだけ、アフリカの子どもたちがご飯を食べられるというもの。

歩数がアプリ内で自動カウントされるヘルスアプリ「FiNC」を使って歩くと、歩数に応じて最大で1日12pt(1pt=1円)のアプリ内ポイントを獲得。FiNC WALK参加者全員の累計獲得ポイントの10%の額の給食が、FiNC社からTFTを通じてアフリカの子どもたちへ贈られます。

自分にとってのプラスが自然と誰かのプラスになる

ボランティアという言葉を聞けば“偽善”という言葉が頭に浮かぶ人もいるかもしれません。今まで募金をしたことがある人でも、コンビニのレジの前に置いてある募金箱に10円を入れたところで、その行動に効果があったのか実感が湧かないという人もいるでしょう。

Health for Tomorrowプロジェクトは「誰かのために何かをする」のではなく「自分にとってのプラスが自然と誰かのプラスになっている」という支援です。自分が汗を流して、健康になって、いい気分になったら、その「散歩」によっていつの間にかアフリカの子どもたちがご飯を頬ばれる。

Health for Tomorrowプロジェクトに参加することで、いつもの「散歩」に“ちょっとだけ良いこと”をプラスしてみませんか?

(画像はhttps://healthfortomorrow.org/aboutus/より引用)


この記事を書いた学生ライター

本間 樹空 
本間 樹空 
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1996年生まれ 上智大学在学中 潔癖性にも関わらず東南アジアの自由さと陽気さの虜に 文章で人に何らかの影響を与えることが出来るよう鍛錬中

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