アメリカ留学でジャーナリズムを学んで知った「情報を集めて発信する」意義

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みなさん、はじめまして! 明治大学 国際日本学部2年の柳谷俊輝です。

Co-mediaにて記事を書かせていただくことになりました。 自分が経験してきたことを通して感じたことをのんびりつらつらとお伝えできれば、と考えています。初執筆の今回は、自己紹介がてら「僕がアメリカ留学中に学んだこと」について書きたいと思います。

僕はアメリカの大学で約半年間(2 quarter)の留学をしました。場所はWashington洲のEverett Community College。Seattleから車で約1時間の田舎町ですが、比較的留学生が少ない環境で、自主性と積極性が求められる生活は僕にとっては大きな経験でした。

留学先ではジャーナリズムを専攻。日本の大学ではあまり具体的な専攻について考えてこなかったので、いろいろと悩みました。最終的にジャーナリズムを専攻することをきめた理由は「あんま留学生いなくてアメリカ人の友達できそう」 「ライティングとかの練習になりそう」 といった漠然とした理由です。

別に将来ジャーナリストになりたいと思っていたわけではありませんが、この決断は今になって本当に良かったと思っています。その理由は後述しますね。

それでは、「半年間という短い期間で何か一つのことを集中して学んでみよう!」と覚悟して臨んだ僕の留学についてご紹介していきます!

日本とアメリカの授業スタイルと学生の違い

アメリカ留学でジャーナリズムを学んで知った「情報を集めて発信する」意義

留学最初の壁は、日本の授業とアメリカの授業との違い。日本では講義中心の授業で出席票を書いて期末テスト前にレジュメのプリントを勉強するだけ。一方アメリカでは出席は当たり前、毎週えげつないほどの課題が出され、授業中には挙手で意見を言うことが求められます。グループワークでは、

“What do you think?” “Why do you think so?” の嵐。どこぞの”Why Japanese people!!”と連呼する芸人さんを思い出しました。

日本でさえ積極的な方ではない僕はこの授業スタイルについていくのがものすごく大変なことでした。想像通り留学生は1人もおらず、みんなえげつないスピードで英語を話していて、聞き取るのも一苦労。

このスタイルに慣れるまでの約二か月ほどは留学前に決心した「ジャーナリズムを学ぶ」ということのスタートラインに立つのにただただ必死でした。

立ちはだかる言語感覚の壁

アメリカ留学でジャーナリズムを学んで知った「情報を集めて発信する」意義

大学受験を人並みに切り抜けてきたので、ある程度の英文法には自信がありました。日本の大学でもそれなりにライティングの勉強もしていたので、英語で文章を書くことにもそれほど苦痛を感じることもありませんでした。

ですが、僕の書いた記事はネイティブの人から見ると違和感のある表現があるらしいのです。ペアワークでは半分ぐらいの文章に赤ペンが入れられたこともしばしば、、、

それに、教授には「”flow”がぎこちない」と耳にたこが出来るほど言われました。flowとは文章の流れのこと。声に出して読んだときに違和感がない、淀みがないのが良いflowだそうです。毎回記事を提出する前に自分で声に出して読んでみることでだんだんと改善されていきましたが、英語でその違いを見つけるのは簡単なことではありませんでした。

また、日本の英語の授業ではエッセイの書き方のみを学んできたのですが、エッセイと記事では書き方が大きく異なります。エッセイは主題について丁寧に順序立てて書いていくのに対して、記事を書くときは一文の中に多くの情報を簡潔に表現します。また記事の一段落は約2~3文で作り、他人の発言などの引用も一段落として区切ることによって読者が見やすく読みやすくする必要があります。英語で記事を書いた経験などなかった僕は『Seattle Times』や大学の学生新聞を読んだりして感覚をつかむようにしました。

学生新聞に参加して感じた「記事を書くことの楽しさ」

アメリカ留学でジャーナリズムを学んで知った「情報を集めて発信する」意義

アメリカでの最後の学期となる2学期目からは自分への挑戦の意味を込めてEverett Community Collegeの学生新聞である“The Clipper” への参加を決意します。留学生はもちろん僕だけで、他のライターの学生は自分の意見をはっきり持っていました。毎回ミーティングの前にはみんなで雑談をするのですが、大学での出来事から社会情勢まで様々な意見が部屋中に飛び回っており、日本ではあまり感じることのなかった「学生の熱意」をビシビシと感じます。

実際に学生新聞の活動では記事の内容、インタビュー、記事に使う写真などすべて自分で考えて提案しなければならず、記事を書くだけで精一杯だった僕はかなり苦労をしました。

でも、実際に自分の書いた記事が新聞として出版された時に僕はふと、

「あれ?なんか楽しくね?」

と感じたのです。周りの友達からも「新聞読んだよ!おもしろかった!」と言われ、充実感でなんだか口角が上がりました。自分の意見を不特定多数の人に伝えることのやりがいを感じた決定的瞬間です。

最後に

アメリカ留学でジャーナリズムを学んで知った「情報を集めて発信する」意義

今、こうしてCo-mediaで記事を書いているのも「新聞読んだよ!おもしろかった!」と言われたことがきっかけです。

あの有名な堀江貴文さんが近畿大学の卒業式で言ったように、今までの常識は大きく変わり、「インターネットやスマホ、SNSが普及した現在、情報を集めて発信すること」が重要です。今の時代、「知らない」ことは1つの欠点になります。どこに住んでいようとスマホ1つで知りたいことを知ることが出来るのです。

そこで僕は思いました。「もっと知ろうとしなければ」と。留学中に学んだジャーナリズムを通して、自分がメディアの一端を担うことは多くの人々へ様々な情報を届けることの楽しさ、重要性を実感したのと同時に、僕自身がそれらの情報に敏感になることが出来るのだと感じました。

今記事を読んでくださるみなさんも、自分の経験や考えを言葉にして発信してみてはいかがでしょうか。発信しなければ得られなかったことや、今後求められる情報収集力の向上にも役立つと思いますよ!

この記事を書いた学生ライター

Toshiki Yanagiya
Toshiki Yanagiya
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1995年生まれ、明治大学3年の柳谷俊輝です。趣味はサッカー/旅/筋トレ。 よろしくお願いします。

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