投稿日: 2016.12.25

色眼鏡を外そう!イスラエルの人口74.8%を占めるユダヤ人とユダヤ教に迫る

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Shaom! 中司年音です。

Salomとはイスラエルの公用語ヘブライ語で「平和」を意味するものだそうで、昼夜問わず使える挨拶です。前回の記事でイスラエルに行く前の心境をお伝えしたので、今回からその後実際に行ってみた感想をお届けします。ちなみに、私が出会ったイスラエルの方々は大体英語が上手だったので、彼らとは英語でしか喋っていません(笑)

The Holy land Israel! イスラエルの人口74.8%を占めるユダヤ人とユダヤ教に迫る

テルアビブ空港に着くと、一般の人々の出迎え口ではないところにこのようなウェルカムボードを持った人が・・・これは移民へのウェルカムボードでした。

ヨーロッパ各地、特にパリ同時多発テロやニーストラック事件以降、フランスからイスラエルへのユダヤ人の移民が増加。パレスチナ人よりユダヤ人の出生率が低下していることなどから、イスラエルはヨーロッパからのユダヤ人移民を奨励しているそうです。

空港でいきなり、世界情勢を垣間見た気がしました。

さてユダヤ人と聞いて、皆さんはどのようなイメージを思い浮かべますか?

アインシュタインをはじめ、ノーベル賞の受賞歴からも優れたユダヤ人科学者が多かったり、とても知的レベルの高い民族である反面、古代エジプトでの奴隷時代、ナチスによるホロコーストなど数千年に渡って迫害を受けてきたという歴史を持つ民族でもあります。

今回はイスラエルの人口74.8%を占めるユダヤ教徒、またユダヤ教徒の中でも特に規律を厳格に守って生きる超正統派ユダヤ人の人々と彼らの生活をご紹介したいと思います。

書くのも、歩くのも電気を消すのもダメ!?ユダヤ教の安息日

金曜日の日没から土曜の日没までがユダヤ教の安息日です。旧約聖書「創世記」による、第六の日に天地万物の創造を完成し、神が第七の日に安息した事が元になっています。

この安息日の間は「仕事をしてはいけない」とされているそうです。

正直、私は安息日はただの休みだと思っていましたが、実は細かくて厳格なルールが多く潜んでいました。

「仕事をしてはいけない」日の「仕事」にあたるものをまとめると以下のようになりました。

・火をおこしてはならない

車のエンジンをかけるのも火をおこすこととみなされるのでダメ。また、通常のエレベーターや自動ドアも電気を使うので、安息日中は安息日用の特別なエレベーターやドアを使わなければならない。

The Holy land Israel! イスラエルの人口74.8%を占めるユダヤ人とユダヤ教に迫る

(Sabbath=安息日 これは安息日用の出口ですね!)

・二文字以上書いてはならない。ペンが持てません・・

・2km以上歩いてはならない。つまり車に乗れません。

我々日本人には想像もつかない金曜日と土曜日かもしれませんが、特に超正統派と呼ばれるユダヤ人達はこれを安息日には厳格に守っています。正統派ユダヤ人が多く住む地区などで、安息日に車でも運転しようものなら石が飛んでくるそうです。

異なる文化や宗教では自分の常識が「常識」ではなくなる事を痛感しました。

The Holy land Israel! イスラエルの人口74.8%を占めるユダヤ人とユダヤ教に迫る

超正統派ユダヤ人の人々は、真夏でもこのシルクハットに白シャツ、黒い上着、ズボンといった出で立ちです。また、彼らは髭は剃らずもみあげも伸ばして三つ編みにしています。これは旧約聖書レビ記19章27節の「もみあげを剃り落としたり、髭の両端を剃ってはならない」という教えによるものです。

この写真の二人は中学生くらいに見えました。

13歳で成人!「バル・ミツバ」

The Holy land Israel! イスラエルの人口74.8%を占めるユダヤ人とユダヤ教に迫る

(彼らはユダヤ教の聖地である嘆きの壁に向かっています。すごい騒ぎ!)

この方達はユダヤ教の超正統派の人々ではないですね。男性はキッパーと呼ばれる頭皮を隠すための帽子をかぶっています。これは、成人式だからかぶっているのではなく、常にユダヤ教徒の男性は公の場でかぶっています。

嘆きの壁や、ダビデ王の墓といった、ユダヤ教にまつわるイスラエルの遺跡を訪れる際は、人種や宗教を問わず男性は皆このキッパーをかぶらなければならない事になっています。神に対して頭皮を隠す事が礼儀とされているようです。このキッパーはお土産用にもたくさん販売されていました。

まるで、平安時代の男性貴族の烏帽子のようです・・・

規範を守りつつ人生を謳歌する

客のほとんどがユダヤ人というスーパーマーケット行った時、たまたまユダヤ人の方と少しお話する機会がありました。この方は東京や京都にも去年旅行されたそうです。ユダヤ教徒の人々は皆、宗教的規範に縛られて生きているので旅行なんてしないのかな?と思っていましたが、ユダヤ教の規範は守りつつ、その中で人生を謳歌しているのではと感じました。

The Holy land Israel! イスラエルの人口74.8%を占めるユダヤ人とユダヤ教に迫る

(牧師の先生方とユダヤ教徒の方を囲んで)

いかがでしたでしょうか?

ユダヤ教徒ってなんだよ?原始的な生活してるな!など様々な考えや意見があると思います。しかし、超正統派ユダヤ教徒のお父さんが子供の手を引きながら、ベビーカーを押している姿を見て、私は彼らにとても親しみをおぼえました。

しばしば私たちは表面的な文化や宗教の違いで、他者との間に壁を作ってしまいがちですが、本当は人間同士の壁などないのだと思います。他文化を知り、自身の色眼鏡を外すだけで、世界の見え方は大きく変わってくるのではないでしょうか。

次回は、イスラエルの西岸、パレスチナ自治区についてお話したいと思います。ありがとうございました。

この記事を書いた学生ライター

Nene Nakatsuka
Nene Nakatsuka
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1997年大阪生まれ。上智大学 総合グローバル学科在学中。将来、自分がやりたい事よりも、何ができるのかを模索中。国内外問わず様々な場所を放浪するのが好きです。特にイスラエル・パレスチナ問題に興味があります。

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