秋田にある国際教養大学は授業をすべて英語で実施しており、一年の留学が義務になっている特殊な大学だ。全寮制で図書館も24時間開いているため、日本の他の大学よりも勉強する環境が整っている。そんな国際教養大学で、様々な国の学生と関わり英語に力を入れて勉強してきたソフトバンク採用担当の長谷川さんは、就活中にソフトバンクのインターンと出会った。
ーー長谷川さんとソフトバンクの出会いを教えてください。
長谷川:私はインターンをするなら実際の仕事内容をしっかりと体験したいと思っていましたが、企業のインターンについて調べるとほとんどが1dayのものだったり企業説明会のようなものでした。その中で、2週間の完全就労体験型のインターンを実施するソフトバンクをとても魅力的に感じ、応募したのが最初のきっかけです。他にもいくつもインターンを経験しましたが、その中でもソフトバンクのインターンが一番印象に残っています。
インターンの内容は、一にも二にも現場体験です。初日から配属部署で、社内ミーティングに参加し、社員の方と同じ目線で現場を体験しました。私が配属されたのは商品企画の部門で、他社の商材や、商品のトレンドを分析していました。自分が作ったものに対して、作って終わりではなくきちんとフィードバックをもらうことができた点が、すごく嬉しかったです。また、営業の部署ではなかったのですが、営業も体験した方が良いということで営業に同行することもありました。240人のインターン生がいたのですが、私が配属された部署ではインターン生は私一人だけでした。インターン生に見せるデータもリアルだったので、とても刺激的でしたね。
ーー今採用する立場になって、ソフトバンクが学生にリアルなデータを見せたり、240人の学生を就労体験させることができるのはなぜだと思いますか?
長谷川:一番は、「情報革命で人々を幸せに」という経営理念に則って、世の中を変えることに本気で取り組んでいるところです。インターンの最中にも感じていたのですが、変化に対して貪欲な社員が多いですね。なおかつ、社員全員が世の中を変えていこうという気持ちを共有できていて、同じ方向を向いて進んでいける。そういった強みがソフトバンクにはあると思っています。
そしてもう一つは、圧倒的なスピード感ですね。入社当時からソフトバンクにはスピード感があると思っていました。例えば、4月の熊本での地震ではどこよりも早く通信ネットワークを復旧させました。通信は人々の連絡手段であり、電気や水と同じように必要不可欠なものなので、通信事業者としてそれをいち早く復旧させることに全力で取り組みました。
ーーソフトバンクのような大企業でそのスピード感が出せるのはなぜでしょうか?
長谷川:ソフトバンクの社風は新しいことにどんどんチャレンジすることを重視しているので、「やりたいことがある社員」と「それを認めてくれる上層部」の構造が非常に風通しを良くしているのかなと思います。
ーー最近は社内にグローバルな動きが増えているようですが、どう感じていますか。
長谷川:はい。例えば今、シンガポールに営業の拠点を作ってアジアにも進出していこうという動きがあります。私と同じ部署の課長もシンガポールに行っていて、海外就労をとても身近に感じますね。また、年に一回希望の勤務地等をヒアリングしてくれるんです。
人事に関しては、ソフトバンクは本当に自由です。もし他の部署でやりたいことがあって異動したい時、自分の直属の上司には伝えずに行きたい部署の上司に直接面接を申し込むことも容認されていて、自分のやりたいことがある人には最適の会社です。
ーー長谷川さんの留学経験は社内で活きていますか?
長谷川:はい、かなり活きています。異文化に対する理解も、留学で得たものだと思います。全ての部署で英語を使うわけではありませんが、私の場合、海外の大学や企業と連携をとることが多いので、留学経験が役立っています。英語だけではなく何事も自らやりたいと手を挙げる人に任せるという社風なので、自分の能力を伸ばす機会がたくさんある会社です。
ーー長谷川さんはもともと採用に興味があったのでしょうか?
長谷川:違います。もともとは新規事業開発に興味があったのですが、人事の方と入社前に話す機会があり、「新しいものを作りたいんだったらまずは人を集めることから始めるべきではないか」と言われ、その通りだなと思い今は採用担当になっています。
ーー今回、「採用革命」と銘打って学生を募集していますが、一緒に革命を起こしたい人物像を教えてください。
長谷川:物事を変えたり成功に導いたりするには、何事も本気で取り組むべきだと思っているんです。それなので、本気で一緒に仕事をすることができて同じ方向に進んでいける仲間なのかというところを重視しています。具体的には、考え方や行動に一貫性がある人ですね。それと、技術の発展や未来の人々の暮らしを想像して理想を描ける人。こんな人はソフトバンクに向いているんじゃないかと思います。逆に、ただ言われたとおり仕事をしてお金を稼げればそれで良いという人は、ソフトバンクには合わないだろうというのが正直なところです。
それと、異動の話でも出ましたが、本当にやりたいことがある人。今ソフトバンクでやっていないことでも、新規事業提案制度というものが整っていて、提案がとおれば 実現に向かって会社がサポートしてくれます。
新規事業提案は社員だけでなく内定者でも提案できますし、誰にでも平等にチャンスが与えられているのがソフトバンクという会社です。
ーー今年のインターンはどういったプログラムになりますか?
長谷川:詳細は採用ウェブサイトを見てもらえれば分かると思いますが、基本は私のときと変わっていません。現場に入って、実際に就労体験をしてもらい、社会で働くことを実感してもらうとともに、ソフトバンクを知ってもらうことを目的としています。
学生同士のグループワークだったらいつでもできるし、説明会のような形であれば企業が大学にきて会社説明会を実施するのと同じ。せっかくインターンシップとして時間を割くのであれば、実際の仕事や人、社風に触れた方が、学生にとっても圧倒的に学びの多いものになると思います。
ーーこのインターンにはどんな学生にエントリーしてほしいと考えていますか?
長谷川:本当に、色々な人に来てほしいと思っていますね。まず第一にコミュニケーション能力があることが求められますが、それだけではなくソフトバンクバリューとして掲げている5つの行動指針「No.1」 「挑戦」 「逆算」 「スピード」 「執念」のどれかを持った優秀な人に来てもらいたいです。特に今年は、もともとソフトバンクに興味がなかった人にもエントリーして来てほしいと思っています。インターンの中身に自信があるので。
ーー長谷川さんにとってソフトバンクとは?
長谷川:ソフトバンクは今携帯電話だけでなく、人工知能やロボットやIoT、これらに向かってどの会社よりも本気で取り組んで世界を変えようとしています。それだけではなく、若いうちからやり甲斐のある仕事を任せられて、自分のやりたいことに挑戦していける。世界を変えつつも自分自身も変わっていける、私にとってはそういう場所ですね。