ディズニーの人事経験者が語る!「エントリーシートで最も嫌な3つの事」

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さて、17年卒の就職活動もいよいよ佳境。更には18年卒の就職活動も早まるかもしれないという異様な状況ですよね。

そんな中、やはり最初にして最大の難関であるのがエントリーシート。どれだけ企業研究をして面接やグループディスカッションに臨もうとも、エントリーシートで選考を通過しなければ意味がありません。

17卒の人もまだこれからエントリーシートを出すところがある・・・という人ももしかしたらいるかも知れませんし、18卒以降の人もこれからの選考の対策として必ず意識する必要があるところです。

今回はbusiness insiderに記載されていた、ウォルト・ディズニーで人事を務め、現在就職活動支援の会社を経営しているティナ・ニコライさんのインタビューを基にエントリーシートで気を付けるべきことを紹介していきたいと思います。

彼女はウォルト・ディズニーに就職してからたくさんのエントリーシートを見てきたそうですが、その中で学生たちの間に「自分自身や自分が成し遂げてきたことを売り込む」ことに長けていない学生がとても多い事に気付いたのだそうです。

そういった事から彼女はエントリーシートを専門的に指導する会社を設立しました。

彼女がその会社を始め、今までに彼女が読んできたエントリーシートは4万枚にものぼるのだそうです。

そして、彼女はそういったエントリーシートの中で「このエントリーシートは嫌だな」と思うものに共通する3つの事を見つけ出したのだと言います。

その3つとは、

1. まとめがやたらと長い

2. エントリーシートでありきたりな決まり文句

3. かしこまりすぎる文章

なのだそうです。

まず、「やたらと長いまとめ」。

1文が長いと読みにくいのと同じで、段落やまとめの文章がやたらと長いと気になりますよね。特に彼女が指摘したのは、やたらとかしこまった文章で、さらに形容詞が多い文章は必然的に長くなり読みづらいということ。

「少しの文章を読んだつもりが、読み終わってみると本の中の章を読んだような気持ちになる」というのはとても良く分かります。

簡潔に言いたい事を言ってしまうのが分かり易く、一番の得策と言えます。

そして、「ありきたりな決まり文句」。

リーダーやまとめ役、ユニーク、話すのがうまい、などの点をアピールすることはたしかに大切なポイントですが、ある意味ではみんながそれをアピールポイントとして使うため、面接官が一番聞き飽きている言葉とも言えます。

彼女はさらに、「今の時代こういったこと(リーダーシップやコミュニケーション能力)を持っている事は当たり前。そういった事をわざわざ書くのは得策ではない。本当にユニークな人なら、(私はユニークですと言わずとも)違ったユニークな表現でそれを表現できるはず」と語っています。

リーダーシップやユニークさをアピールするのは悪い事ではありません。しかしそれを少し違った言葉で表現するだけで、グッと差がつくと思います。

最後に「かしこまりすぎるエントリーシート」。

かしこまる事は大切であり、特に日本では就職活動だけでなくあらゆる部分でかしこまることが大切だとされています。

しかし、自分を表現するエントリーシートが定型文のようになってしまうと、読んでいる相手が自分がどんな人間なのか、まったく分からなくなってしまうのです。

定型文だけで作られているメールは読んでみてもなんだか人間味がないように感じられてしまう事と同じで、自分の個性や思いを文章に乗せることも、相手に自分を理解してもらうという点でとても大切だと思います。

これからエントリーシートを出す機会がたくさんあると思いますが、こういった基本的な事にこそ忠実になるべきだと私は思います。

そして文章を書くことが苦手な人は作家さんのエッセイなどを日頃から読み、短い文で伝えるための分の構成や言いまわし方などに触れておくと良いと思います。

この記事を書いた学生ライター

Moe Miura
Moe Miura
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海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!

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