アメリカなど海外の卒業式では各界様々な著名人がゲストとしてスピーチを行います。
これまで起業家、映画監督、作家など様々な人が名スピーチを残してきています。
今回はそんな卒業式での著名なスピーチのうち特にオススメする6つのスピーチをご紹介します。
Dropbox社のCEOであるドリュー・ヒューストン氏が2013年にMITの卒業式で行ったスピーチです。
つまり、誰も実際の人生でパーフェクトな成績を収めることはできません。大学を卒業すれば、学校の成績など関係ないのです。ビル・ゲイツの最初の会社は信号を操作するソフトウェアをつくる仕事をしていました。スティーブ・ジョブズの最初の会社は、無料通話ができるプラスチックのホイッスルをつくっていました。彼らの最初の会社は成功しませんでしたが、彼らがそんなことを気にしているとは思えません。これからの人生で失敗したってそんなに大したことではありません。人生の中で一度だけ正しければいいのです。
(出典:http://logmi.jp/8845)
ハリーポッターシリーズの作者J.K.ローリング氏が2008年にハーバード大学の卒業式で行ったスピーチです。
もし皆さんが、苦しむ人々のために皆さんの特権を使い、声をあげるのであれば、もし皆さんが権力に共感するだけでなく、力を全く持たない人々にも共感することができれば、もし皆さんが、皆さんのように恵まれた人生を送っていない人々のことを考えることができる想像力を持ち続けるのであれば、皆さんの両親だけではなく、何千何万の人々から感謝と愛を受け取るでしょう。世界を変えるのに魔法は必要ありません。なぜなら、私達は、既により良い世界を想像する力を持っているからです。世界を変えるために必要なのはこれだけです。
(出典:http://logmi.jp/14598)
Twitter社の元CEO、ディック・コストロ氏が2013年にミシガン大学の卒業式で行ったスピーチです。
そして次に、「何をするべきなのか」をあまり考えすぎないで。そこには台本などないのです。あなたの人生を生きてください。今この時、この瞬間を楽しんで。20年後、皆さんはどんな場所にいるでしょうか? 患者さんの手を握って手術に送り出しているでしょうか? 学生の論文を読んで成績をつけているでしょうか? お嬢さんのサッカーの練習を見ているでしょうか? それともこの演壇の上に立っているでしょうか?
(出典:http://logmi.jp/9226)
作家のGeorge Saunders(ジョージ・ソーンダーズ)が2013年にシラキュース大学の卒業式で行ったスピーチです。
私が一番後悔していることは、これだ。7年生だったとき(日本の中学1年生)、1人の転校生が来た。個人の秘密のためにこのスピーチでは彼女のことをエレンと呼ぶことにしよう。エレンは小さくてシャイな子だった。
彼女は、当時は年取ったおばあちゃんしか使わなかったような、メガネをかけていた。緊張すると、自分の髪の毛を噛むクセがあった。 そんな彼女は、周りからいじめられていた。 彼女が傷ついているのが目に見えてわかっていた。
彼女の表情をいまでも思い出すことができる。彼女はできるだけ透明になろうとしていた。少しすると彼女は一人でいるようになった。 そして、彼女は、引っ越した。それでおしまい。なんの悲劇もドラマもなし。彼女はある日突然やってきて、それで突然いなくなった。それで話しはおしまいだ。
さて、なぜ私はこれを後悔しているのか?42年もたった今、なぜ私はまだ彼女のことを考えているのか?他の子たちと比べて、私は彼女にやさしい方だった。彼女にひどいことは一切言わなかった。
実際、ときには(温和に)彼女を守ることさえした。 それでも、人生の中で最も後悔しているのだ。
(出典:http://tabi-labo.com/106833/jeorge-speech/)
クライストチャーチ男子高校の卒業生であるJake Bailey(ジェイク・ベイリー)氏が卒業式で行ったスピーチ。氏は卒業式の1週間前にガンを宣告されていました。
自分自身と、皆さんにとってのチャレンジは、今後も成長していけるかということです。未来はまさに私たちの手の中にあるのです。長期的な夢なんか忘れて下さい。それよりも、短期的で目の前にある夢に対してパッションを持とうではありませんか。忍耐とプライドを携えて、目前のもろもろと対峙するのです。どこで止まるか、いつ終わるかなど誰にもわからないのですから。
(出典:http://logmi.jp/107437)
世界的に著名なコメディアン、Ellen DeGeneres(エレン・デジェネレス)が2009年にテュレーン大学の卒業式で行ったスピーチです。
ですから結論としては、若い時と現在との「成功」の定義は違うということです。若い頃は、有名になりたいと思っていました。スターになって映画に出たい。素敵な車に乗って世界中を見てみたい。「プッシーキャットドールズ」のような熱狂的なファンが欲しい。ブービーズって言葉を覚えている人、どれくらいいます?
(会場笑)
大人になるにつれ、「成功」の定義が変わって来たことに気付きました。皆さんにとって、「成功」というのはテキーラのショットを20杯くらい飲むことでしょう。
(会場笑)
私にとって人生で最も大切なことは、人生を誠実に生きることです。無理に自分ではない他の誰かになろうとせずに、自分の人生を正直に、思いやり深く生きることです。
(出典:http://logmi.jp/44269)
いかがでしょうか?
卒業式での名スピーチを今回はご紹介してきました。
卒業生だけでなくたくさんの人にとって、彼らからのメッセージは励みとなることでしょう。
新たな門出を迎える全ての人に送ります。