去年は、渋谷区で同性パートナーの権利を認める条例が成立しました。
アメリカでも同性婚が全州で合法化され、Facebookの写真が虹色に染まるなど、LGBTに関して社会に大きな動きがありました。
そして、そのアメリカから更なる動きが伝えられています。
Mashableによると、ターゲットやホームデポと並ぶアメリカの大手スーパーマーケットKroger(クローガ―)がトイレをユニセックスにするというポリシーを発表したそうです。
事の発端はノースカロライナ州で可決されたある法律。その法律というのは、トランスジェンダーの人が男性用も、女性用もどちらのトイレを使用してもよい、使用する事に対して差別をしてはいけない、という法律です。
この法律が可決されたことをきっかけに、色々な会社がそれぞれの方針を発表しました。
その中でも大手スーパーマーケットの一つであるkrogerの発表は世間を賑わせました。
Krogerが決めた方針はトイレをユニセックスに変え、誰でも差別されたり、変な目で見られたりせず同じように使えるようにするという事でした。
ジョージア州にあるKrogerのトイレにはその方針の通り、「私達の店舗にはユニセックスのトイレがあります。なぜなら女性用、男性用など性別をはっきり分けてしまうトイレで不愉快な気持ちをする方がいらっしゃることを考慮しているからです。」という言葉が書かれた張り紙が。
そして、krogerのこのポリシーにはLGBTQの買い物客だけでなく、他の人への配慮も含まれていたのです。
まず、息子を連れたお母さんや娘を連れたお父さんです。
子どもが心配だから一緒にいてあげたい、しかし性別が違うとどうしてもどちらに入っていいのか分からなかったりして困る・・・という事を想像して、そういった家族連れの買い物客の為にもこのポリシーを遂行することを決めたのだそうです。
更に、精神的・身体的に不自由な方々の為に付き添いの方が一緒に使用したりすることも考慮されての決定なのだとか。
そして、これらが書かれた張り紙の写真がfacebookをはじめSNSサイトで拡散されていき、どんどん反響を呼んでいきました。
このkrogerのポリシーに対して賛成の声がとても多く、「常識さえあればこのポリシーで充分みんなが不自由なくやっていける」という意見が多々見られました。
facebook上ではkrogerの今回のポリシーに賛成した上で、「ここまでやる事はそんなに難しい事ではないはずだ」というコメントも。
しかし、このようなポリシーを実際に施行している場所はまだまだ多くないのは現実です。
もちろん、このようなポリシーを実行することは容易ではなく、実行していく上での問題もたくさん出てくると思います。
しかし、どうすれば皆が不自由なく、不愉快な気持ちをできるだけせずに暮らしていけるかをたくさん議論することが大切だと思います。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!