2017年卒の就活生向けに、エントリーシートの提出締切日について解説します。
3月〜6月にかけて、業界ごとにES提出の日程が重なっており、処理が面倒くさくなってくると、2次募集で出しちゃえ!なんてことになりがち。でも、それで本当に選考通過できるんでしょうか?
面接に進むためにもエントリーシートは大事な項目なので、その提出締め切りについてしっかり把握しておいてください。
経団連が定めたルールに則ると、情報解禁となる3月1日〜5月に説明会があり、6月になってから選考開始です。この選考開始で初めてエントリーシートでの書類選考もできるようになるはずなのですが…実際には、3〜5月中に説明会、エントリーシート提出、面談と全てやってしまいます。
どの企業も優秀な学生を囲いこむことに必死な現状があるわけです。それゆえに経団連加盟企業でも、多くの場合5月末までにほぼほぼ学生を絞っておいて、6月第一週の最終面接で内定を出すという流れになることでしょう。
2016年卒に関しては、3月情報解禁となり8月の一週目で最終選考という流れでした。そのため業界によって、企業によって時期がバラバラで、非常に間延びした感じがありました。2017年卒はそれと比べると、非常にコンパクトになっており就活生はかなり忙しくなることが予想されます。
行きたい企業、気になる企業のES提出日を全てメモっておいて、登録しそびれたということがないようにしましょう。
ではエントリーシートの提出時期は実際にどれくらい早まっているのか、見てみましょう。
・楽天
→2016年卒1月6日締め切り、2017年卒2月15日締め切り
・アクセンチュア コンサル
→2016年卒2月3日締め切り、2017年卒2月1日締め切り
・野村総合研究所 第一次募集
→2016年卒3月26日締め切り、2017年卒3月24日締め切り
・小学館
→2016年卒4月21日締め切り、2017年卒4月12日締め切り
インターネット、コンサル、エンジニア、出版関係の募集は昨年同様早めで、大きく変化した様子はありません。企業によって少し提出時期が早まったり、遅まったりといった感じでしょうか。
・三菱商事
→2016年卒7月10日締め切り、2017年卒4月22日締め切り
・グリコ
→2016年卒8月30日締め切り、2017年卒3月31日締め切り
・三井住友銀行
→2016年卒8月30日締め切り、2017年卒4月4日締め切り
メーカー、商社、銀行などは、大幅にエントリーシート提出締め切りが早まっています。
2016年卒はこのあたりの就活時期が遅かったために、前半戦と後半戦で随分間延びしたような就職活動となっていましたが、2017年卒はココがぐっと圧縮されるイメージですね。
その分、より集中的にエントリーシートの提出をしなければならず、人によってはかなり忙しさが増すことになりそうです。
例えばIT系とメーカーを受ける人は、3月中からIT系の面接が入り、その面接中にメーカーのES提出が求められたりと、マルチタスクをこなさなければなりません。余裕を持って準備しておきたいですね。
さて、企業によっては応募期間が何度かあります。
それを見て、「今忙しいから○○は2次で出そう」なんて考えていると、ガクッと内定率を下げることになります。
どの企業も当然一次募集で応募してくる学生の方が志望度が高いとみなし、その枠が一番広くなっています。2次募集や3次募集でも内定をもらえる人はいますが、その枠はどんどん埋まっていっていくので、1次募集で座る席がたくさんあるうちに動き出した方が得策と言えるでしょう。
ですから、間違っても第一志望の企業を2次募集でエントリーしたりすることのないようにしっかりとスケジュールを管理しておきましょう。
私が説明会に参加した時も、「エントリーシートの提出は早ければ早い方が良い」と何社かの人事の方がおっしゃっていました。その理由までは口にしませんでしたが、上記に書いた通りでしょう。早めに出した人から順に面接の枠が埋まっていくので、ギリギリに出すのは避けたいところです。
エントリーが開始したらすぐにエントリーシートを提出するぐらいの勢いで準備しておきたいですね。くれぐれも締め切り日前日や当日に慌てて仕上げたりすることがないようにしましょう。
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自己PRの書き方とES・面接の違いとは?
慶應義塾大学商学部。圧倒的モラトリアムを満喫するために4年間日吉キャンパスへ通う(通常2年間,3年生から三田キャンパス)。 豊富な大学生活を活かして社会貢献できないか模索中。