グループワークとグループディスカッションは、集団面接よりもさらに前の段階で用いられる場合が多いです。短時間でより多くの就活生をふるいにかけることができるのが特徴ですね。
苦手な就活生も多いとは思いますが、グループワークの役割ごとのポイントをおさえてしっかり対策しておきましょう。
いざグループワークが始まったら就活生全員で解決すべき課題を共有して、役割分担をすることが大切です。しかし、実際には開始後に誰も喋り出さず、気まずい空気からのスタートになりがち…
そんなときに言っておきたい一言が
という言葉。
その後自分から大学名、学部、名前等を言って、順番に自己紹介できるような流れを作りましょう。チームがまとまる第一歩となるはずです。ニックネームなんかを言っていっても打ち解けやすいでしょう。
役割分担は非常に重要です。役割を決めることによってグループワークの進行が格段にスムーズになります。
役割分担をする場合には
それぞれ何をするのか見てみましょう。
・司会
司会はグループワークのリーダーとして作業の進行役を務めます。
仕事内容としては、
例えば最終的な目的が「意見をまとめてプレゼンすること」であるならば、残り時間が少ない時に新規のアイデアについて議論しているなんてことがあってはなりません。目的に到達するために今何をすべきかということを常に考えなければなりません。
その目的達成のためにタイムキーパーと連携して時間管理をしっかりと行い、書記には意見のまとまり具合に妥当性があるかどうかを確認してみたり、その他の人に意見を伺ったりと、非常にやるべきことが多い役割といえるでしょう。
他の役割に比べて非常に目立つため、うまく立ち回れたら選考通過の確率はぐんと上がります。
しかし、初対面の人同士でリーダーシップを発揮するのは、いきなりやってできるものではありません。やったことがない人はキャリアセンターや、就活生向けのイベントで模擬グループワークを行ってみて練習しておくと良いでしょう。
・書記
文字通り書いて記す係…ではありません!
なぜ書くのかというと、書くことによって今までの意見が整理でき、方向性はちゃんとしているか、目的に合っているか、といったことがわかるからです。
すなわち、書記の役割は司会がミスリードしてないかどうかを確認したり、出された意見を整理してまとめたりすることです。書いてるだけでは評価されることはありません!情報量を活かしましょう。
・タイムキーパー
タイムキーパーは「プレゼンの時間まであと2分です」というような時間メモ係ではありません。
全体の時間を把握し、何にどれくらい時間を割くのかを最初に決定しましょう。そして場合によっては時間の再調整を図ることも必要です。
ともすれば司会役に仕事をとられやすい役割とも言えます。今このテーマについて話して良いのかどうか?等を常に考えながら議論に参加してください。
・役割のない人
その他の人は一般的に役割分担として名称がついていないのですが、どれかをやらなければ議論に参加できないわけではありません。
積極的に意見を出したり、司会をサポートしたり、いろいろ柔軟に立ち回ることができます。
やはり司会をやっている人が積極性を評価されやすいでしょう。もちろん役割それ自体に意味はありませんが、進んで物事を実行できる行動力は実際の仕事においても評価のポイントとなるところです。
本命企業でグループワークが採用されている場合は、是非ともしっかりと練習を重ねた上で司会役等のリーダーシップを発揮できる立場で立ち回れると良いですね。
もちろん人それぞれ向き不向きがありますから、チームを引っ張っていくことに自信がない人は意見をまとめる書記でアピールしたり、アイデアを出して貢献したり、何かしらの参加方法を考えておきましょう。
【関連記事】
グループディスカッションの進め方【初級編】
慶應義塾大学商学部。圧倒的モラトリアムを満喫するために4年間日吉キャンパスへ通う(通常2年間,3年生から三田キャンパス)。 豊富な大学生活を活かして社会貢献できないか模索中。