ES通過や面接突破の肝となるのが自己PR。残念ながらインターネット上に転がっているものを転用しても、突破率は下がってしまいます。ではどうするのか?その突破口を示していますので、是非参考にしてみてください。
出典 : http://bazubu.com/basic-writing-8502.html
自己PRの参考となるものを得るために、インターネット上で例文探しをされる方は多いと思います。いくつもの例文を参考につぎはぎしたものは、長年人事を担当している人間が見れば即見破られてしまい、面接に進んだとしても鋭いツッコミをもらってしまった時には場の空気が凍り付いてしまう…なんてことになりかねません。
そんなことになってしまったらもう面接突破は絶望的ですから、リアリティをやオリジナリティを出すためにも、自分の体験を基に自分の言葉で書ききらなければならないのです。
では例文を見ることは絶対にNGなのかというと、そういうわけではありません。初めてESを書く際には、その構成や言葉遣いを参考にしましょう。それ以上の内容について参考にしても意味がないとまでは言いませんが、結果的に他人と同じような自己PRになってしまい、ESの通過率が悪くなったり面接での印象が平凡なものとなってしまう可能性が高くなってしまいます。
それゆえ例文PRで得られるものは構成方法のみと思っていただいて結構です。
まず、自己PRを書く前に企業について調べましょう。就活全般において一貫して重要なのは、「相手は何を求めているのか?」を考えるスキルです。
一言一句自分で書き上げたせっかくのオリジナル自己PRも、自己陶酔で終わってしまってはなんの意味もありません。そもそも自己PRでよく言われる強みとか、経験とかって、人事からしたらそれ自体には特に興味はないんです。それは例えば「外資系企業での海外インターンシップ経験からこういったものを得られました」のような一見凄そうなフレーズでも同じことです。自己PRを聞くことによって人事担当が得たいものが何なのかを理解していないと、ただの自己主張で終わってしまいます。
重要なのは、「その経験で得られたもの」と「企業が求めているもの」がリンクしていることをアピールすること。
企業研究もせずにどこの会社にも全く自己PRを出す、というのはやめましょう。
あなた=○○←企業が求める人物像
この図式を意識して、自分の強みを一つ挙げ、深く掘り下げていくようにしましょう。
いくつも強みやエピソードを挙げても、それは冗長なだけで人事の印象には残りづらいものとなってしまいます。エピソードを色々と挙げるよりも、一つのエピソードに対して、具体的に考えたことなどを入れていくとより印象に残りやすいものとなります。
これを意識して書くと、例えば次のような構成になります。
1.私の強みは何か
2.どういった経験で
3.その時に意識・工夫したこと
4.その結果得られたものが企業の発展に寄与できる
このパターンだと特に難しいのが3.工夫したことについてで、例文を参考にしてしまうと平凡な自己PRに仕上がってしまいます。実際には何も意識してなかったなあという場合には、なんとか1=4につながっていくように、必ず具体性をもった工夫を練ってください。面接で突っ込まれた場合を想定しておくと良いでしょう。
出典 : http://www.miyamoto-kagu.net/blog/sugiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%B2%AB%E6%80%A7.html
・例文PRではES通過率、面接突破率は上がらない
・企業が求めている人物を想定して、それにリンクするような自己PRの結論を考える。
・必ず実体験を基に、一貫性をもって書きあげる
これらを意識して、企業の求めているモノを捉え人事に対して訴求力を発揮できるよう自己PRを練ってみましょう。残念ながら万人にうける自己PRというものは存在しないので、地道に企業研究をしつつ書いていく作業が必要となります。
慶應義塾大学商学部。圧倒的モラトリアムを満喫するために4年間日吉キャンパスへ通う(通常2年間,3年生から三田キャンパス)。 豊富な大学生活を活かして社会貢献できないか模索中。