就活の志望動機を書き始める前に

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就活において志望動機はとても重要ですが、苦手にしている人も多いかと思います。
「就活対策本を読んでみたが自分の志望動機はどうしても書けない...」と悩む人もいるのではないでしょうか。
企業の採用担当者は採用のプロなのであなたの志望動機を読めばどれだけ会社を志望しているのかをある程度判断できます。
就活対策をしっかり行って自分なりの志望動機を作成しましょう。

就活において志望動機はどのぐらい重要なのか?

就職白書2016 (出典: http://www.recruitcareer.co.jp/news/2016/02/16/20160216_01.pdf)

上のグラフはリクルートキャリアの行った就職・採用に関する調査「就職白書2016」の調査結果です。企業が採用基準で重視する項目、学生が面接等でアピールする項目に関しての調査を行っており、これを見ると企業は「自社/その企業への熱意」を極めて重視しています。学生がアピールしがちな「アルバイト経験」「所属クラブ・サークル」「趣味・特技」はいずれも重視する項目として選択している企業は少ないです。
極端な話ですが、アルバイトやサークルなどの自己PRと志望動機のどちらかだけに時間を割かなければいけないとしたら志望動機を練り上げるべきだと言えるでしょう。


就職白書2016 (出典: http://www.recruitcareer.co.jp/news/2016/02/16/20160216_01.pdf)

また上のグラフは従業員規模・業種別 企業が採用基準で重視する項目の調査結果です。
これを見てみると会社規模が大きくなるほど自社への熱意を重視する傾向があります。また業種別だと建設業・金融業は自社への熱意を重視していることがわかります。
逆に比較的雇用の流動性の高いスタートアップ・ベンチャーなどの従業員数の少ない企業や、サービス・情報業にあたる企業では自社への熱意をそれほど重要視していない場合もあるようです。(とはいえ会社に対する熱意はもちろんしっかりと見ています。)

以上の結果から企業は学生の熱意を非常に重視していることがわかります。つまり熱意を伝える場である志望動機は十分に研究し時間を割いて書き込むべきなのです。


まとめ
・ほとんどの企業は志望動機を極めて重視している
・大企業になるほど志望動機を重視する傾向にある
・建設・金融業界ほど志望動機をしっかり書くべき

就活の志望動機よく聞かれる質問

(出典: http://careerpark.jp/imgs/careerpark/resize/items/1102590/blank-792125_640.jpg?width=630&height=630)

志望動機を書く際に多くの企業が聞いてくる質問に「なぜ自社(その会社)なのか?」というものがあります。この質問の裏には「企業研究をしているか、自社とマッチした人材か、を見極める」といった企業側の意図があります。
企業が聞いてくることには必ず何かしらの意図がありますので、その質問の意図は何かということを意識するだけであなたの志望動機は魅力的になるでしょう。
志望動機の書き出しに迷ったら

次に志望動機でよく聞かれる質問をパターン別に解説していきます。

外資系金融機関
・長所/短所(強み/弱み)は?
・ファーストキャリアとして自社を選ぶ理由は?
・金融業界であなたが実現したいこと?またどのように実現するか?

外資系メーカー
・なせこの職種に応募したのか?またそれが自身の強み、個性、経験とどうつながっているのか?
・会社選び/仕事選びにおけるこだわりは?
・入社してから実現したいことは?

商社
・やりがいを感じる時は?
・今までの人生で最大の決断は?またどのように乗り越えたか?
・仕事を通して実現したい夢は?

自分の志望業界ではどういう志望動機を聞かれることが多いのか分析することで、業界としての意図を把握することができます。
業界分析をしっかり行うことでどのような人が多い業界なのかも分析できるので時間のある際に行いましょう。

志望動機を書き始める前に


就活 アプリ

志望動機を書こうと思ってもいざ書くとなると最初から完璧なものを作成するのは難しいですよね。
志望動機を書く前にまずは以下の項目をチェックして自分の中で志望理由のイメージを固めましょう。

1.志望動機の大枠を考える
2.OB/OG訪問
3.なぜ働きたいのかを自分に尋ねてみる

1.志望動機の大枠を考える
志望動機を考える際に大事になってくることは文章全体に一貫性があるかどうかです。
そのため志望動機を考える際は大枠から考えるようにしましょう。例えば、業界→会社→職種というふうに志望動機が進んでいくと読んでいる方も納得しつつ読み進めることができます。
一方、営業職に就きたい→外資メーカーで働くことを希望するというふうに書き進めてしまうと読み手としては非常に違和感を感じる文章となってしまいます。

2.OB/OG訪問
自分一人で考えた志望理由は社会人から見ると矛盾点や違和感がある場合が多いものです。
自分の行きたい企業のことを一番知っているので内部で働いている人なので、志望動機を書き始める前に是非OB/OG訪問を行ってみてください。
OBやOGであればその会社が重視しているであろうポイントや必要となる人物像を把握しているので企業分析にも有利になります。
周りにOB/OGがいないという方はこちら

3.なぜ働きたいのかを自分に尋ねてみる
就職活動とは大きな流れであり、時にはその流れ自体になんの疑いもなくのまれてしまうことがあります。志望動機を考えていて、自分の本当の思いや考えを偽って企業におもねる志望動機を書いてしまったことはないでしょうか?
志望動機を書く際に一番初めに始めるべきことは「働く動機を明確にすること」です。思ったような志望動機が書けない時、何を書いても本心ではないように思える時は、なぜその企業で働きたいのかを自分に問うようにしてみましょう。


自分の想いの伝わる志望動機を書き上げるには十分な準備が必要です。
準備を完璧に行い素晴らしい志望動機を書き上げましょう。

この記事を書いた学生ライター

Kodai Sakochi
Kodai Sakochi
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ベンチャー・ITに興味があります、よろしくお願いします。九州と関西と関東に住んだことがあります。

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