【アメリカの就活、日本とこんなに違う!?】日米就職活動徹底解析!

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世界を見てみると、キャリアの考え方は国によって様々なことがわかります。
日本では新卒一括採用が広く浸透していますが、他の国の大学生はどのように就活をしているのでしょうか?
例えばアメリカの就活をイメージすることができますか?アメリカの学生はどのような流れで仕事を見つけるのでしょうか?
今回はアメリカを例に挙げて、就活・キャリアに関して日本とどのように違っているのか検証したいと思います。

アメリカの就活1.日本よりも強い学歴・実績主義

アメリカ(出典:https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/careerpark-images/items/315944/55514089.jpg)

近年日本では、学生を学歴で判断する傾向が弱まってきています。
学生時代の課外活動や資格など単純な大学名以外の点を重点的に評価する企業が増えており、高学歴であれば安泰といった考えはもはや時代遅れとも言えるのではないでしょうか。
一方アメリカでは、現在でも学歴を非常に重視する文化が根強いです。アメリカだけでなく世界を見渡せば日本より強い学歴主義の国は沢山あります。

世界はあからさまな学歴主義だ。学歴と言っても東大とか早稲田とかではない。そういう大学名はよほど日本通の外国人でないと知らないだろう。世界に通用するブランド大学だけが「学歴」である。具体的には、ハーバード、エールなどのアイビーリーグにMIT、スタンフォード、カルテック、バークレー。米国以外ならオックスフォード、ケンブリッジくらいが「学歴」として認められる。
(出典:http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20120518/232259/?rt=nocnt)
さすがにここまではないにしろ、日本よりも大学名と言うものは極めて重要です。

また、単に学部卒なだけではエリートとはみなされません。これも、学部卒が普通な日本とは大きな違いではないでしょうか。
MBAなど修士号を持っていなければ就職には有利に働かないことが多いです。つまり大学内でどのような学問を究めてきたのか、あからさまな成果主義が存在します。
Googleなど外資系企業の募集要項にはPhDなど高学歴フィルターがかかっているのを見たことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

もちろん全ての企業が学歴主義が強くMBAなど修士号がなければ入社できないわけではありません。IT企業などでは学歴がなくても実力があればバリバリと活躍できる会社もあります。しかし、ここでも「成果が全て」という世界ですので結果を残すことができなければクビもありうるでしょう。

アメリカの就活2.基本的に通年採用

アメリカ

日本とは異なり通年採用

日本の企業には通常人事部が存在し、会社の採用を一手に担当していることが多いです。しかし、アメリカの場合は企業の中で部門別に採用活動を行っていることが一般的で、ポジションが空いた場合その都度募集する仕組みとなっています。
そのため就職活動を行うタイミングや時期は個人によってバラバラです。大学卒業前後に企業に履歴書等を送って、3~4か月で内定を得て働きだすパターンが多いようです。しかし、これはあくまでも一例であって、ギャップイヤーを利用して卒業後1年間世界一周をする人や、多くの企業でインターンシップとして働いて自分の適性を見定める人もいます。
日本との違いは、就職に対してそれほど焦っていない点ではないでしょうか。
日本の就活生の中には、希望していた就職先に受からずに時には自殺までしてしまうことがありますが、卒業まで就職先が決まらなくても焦ることはないのでないでしょうか?
自分のキャリアを決めるタイミングが周りと一緒でなければならないのか、今一度自分自身で考えてみる必要がありそうです。

終身雇用制度が存在しない

また、別の要因として日本のような終身雇用制度がないため、ポジションの空く時期が予測できないということも挙げられます。
雇用の流動性も高いため、ポジションが空くことも相対的に日本より多く、したがって通年採用の方が都合がいいようです。

アメリカの就活3.企業での実務経験が強く求められる

アメリカ (出典:http://biohealth.science.oregonstate.edu/files/biohealth/Internship%20image.png)

アメリカでは、新卒といえども即戦力な人材が求められます。
アメリカは前述したように日本に比べて雇用の流動性が高いため、自社で育てていくといった考え方はあまりせず即戦力を求める動きが強いのです。
そのためアメリカの学生は実務経験を積むために長期インターンシップに積極的に参加します。
インターンから内定というパターンも多いため、長期インターンの普及率は日本に比べると非常に高いものになっています。
長期インターンシップを経験したことのない学生はほぼいないと言っても過言ではないでしょう。
インターンシップ求人サービスも多く、また日本に比べて種類が豊富です。
例えば「LinkedIn」にはほとんどの学生が登録しています。自らのレジュメを作成するとともに企業からのオファーが来ます。その他にも「Looksharp」や「WayUp」といったサービスが最近では使われるようになってきています。

海外でのインターンに興味がある方はこちらの記事を参考にしてみてください。
海外インターンで得られる成長とは?
アメリカでインターンを探したい方、海外でのインターン紹介サービスに興味がある方はこちらの記事を参考にしてみてください。
海外インターンを探す際に使うべきサイト5選

アメリカの就活まとめ

日本とアメリカでは就職に対する考え方が異なっていることがおわかりいただけたでしょうか?
しかし一方で、日本でも雇用の流動性が高まってきて人材の移動が多くなっていたり、通年採用を行う企業が増えてきていたりと環境は刻々と変わってきています。
日本の就活も今後様々に変化していくかもしれませんね。

この記事を書いた学生ライター

Kodai Sakochi
Kodai Sakochi
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ベンチャー・ITに興味があります、よろしくお願いします。九州と関西と関東に住んだことがあります。

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