就職活動を視野に入れている人は、早ければ高校生の頃から「学歴」を気にしているかもしれません。
日本も含め、「良い大学を出る」ということに価値を置いている国や地域はとても多いでしょう。
良い大学に行き、俗にいう「高学歴」を得るために中学・高校時代から準備をしている人も少なくないと思います。
そんな中、BUSINESS INSIDER によると、アメリカだけでなく今では世界中で有名なNetflixは、学歴や以前の職歴を重視しないのだそうです。
一流企業であり志望者も多い中、どうして学歴や職歴にこだわらないのでしょうか。
Netflixはオンライン上でビデオやドラマ、映画などを楽しめるサービスで、今ではアメリカだけでなく世界の様々な国に進出しています。
そんな一流企業であるNetflixで働くことを志望する学生は多いのだそうです。給与が高いことはもちろん、以前の記事で紹介したように休暇は無制限、育児休暇も他社に比べると長いなど、その社風に惹かれる学生も多いようです。
そんな人気がある中、どのようにして新入社員を決めるのかという質問に対して副社長であるシンディ・ホーランドは「好奇心があり情熱を持っている人、そしてしっかりとした視野を持っている人を求めている」と明かしました。
更に、
「私はその人がどんな大学を卒業したか、以前にどんな仕事をしていたかにはあまり興味がありません。私は彼らがどんなことに興味を持っていて、(Netflixで)どういったことをしていきたいのかという所に興味があります。」
と語りました。
そしてそれを知るために、面接ではまず
「私に聞きたいことはありますか?」という質問から始めるのだそうです。
そこで彼らがどういった事に興味を持っているか、どういった事を知りたいのかを彼女自身が知ることができ、そこから彼らの仕事に対する興味や情熱を汲み取るのだそうです。
もちろん、この質問をした時に「何もありません」と答える人もいるそうです。
そう言ったからといって落とされるわけではないそうですが、情熱や興味がないと思われてしまうかも知れません。
このように、学歴や職歴ではなく、その人一人ひとりの興味や情熱など、より人間性に注目する一流企業もあるのだという事が分かりました。
このような企業が増えていくのかどうかは分かりませんが、このような風潮について皆さんはどう思いますか。
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