ミヤ・マツミヤというプロのバイオリニストの女性が、自身のインスタグラムで彼女が受け続けているオンラインハラスメントの実情を赤裸々に綴っています。(出典:http://mashable.com/)
彼女はプロのバイオリニストであること以外に、ソーシャルネットワーキングサイトでのフォロワーの多さでも知られています。
ソーシャルネットワーキングサイトは人々を繋げるのに打ってつけな反面、不特定多数の人や誰かも分からない人からネガティブなコメントを受け取れてしまう場でもあります。
マツミヤさんもそのうちの一人でした。Mashableによると、多数のフォロワーの中には、性的なコメントや言葉の暴力ととれるようなコメントをたくさん送る人もいたそうです。
そして、彼女はSNSを通じて彼女が受け取ったハラスメントのコメントをインスタグラムで公開することにしたのです。
彼女がそういったネガティブなコメントを受け取りだしたのは、2003年に自身のバンドの演奏をブログに載せ始めたときからだそうです。
それからというもの、性的なコメントや、ジャパニーズ・アメリカンという彼女の人種に対する差別的はコメントが多数よせられるようになったのだとか。
こういったコメントの数が増え続けたとき、彼女は警察に相談したのだそうですが、「コンピューターをつけなければいい」と言われただけで相手にしてもらえなかったのだそうです。
世の人々にこういったケースを広めるためにも、彼女は自身の経験をそのままSNSで共有することにしたのです。
そのアカウントを作成したことについて彼女は「ここ最近の10年間で1000件以上のメッセージをストーカーや変な人たちから受け取っています。そしてそれを隠さずみなさんと共有することにしました」と自身のツイッターに記しました。
彼女はSNSを通して受け取った不気味なコメントなどをスクリーンショットなどの方法で記録し、それらをインスタグラムにそのまま投稿しています。
「バンドをしている時はずっとこういった(不気味な)メッセージを受け取っていました。いつかはやむだろうと思っていたのですが、こんなアカウントを作ってしまうまで無くなることはありませんでした」とインタビューで答えたそうです。
そして、特に彼女が不気味だと思ったのは、彼女に不気味なメッセージを送っていた犯人が、別のアジア系アメリカ人をストーキングして逮捕された事実を知った時だったと言います。
そして、その犯人が図書館で警察によって逮捕された時、彼は彼女の写真と、彼女をストーキングする物語が書かれたものを持っていたのだそうです。
彼女のインスタグラムのフォロワーは3万5000人を超えるほど広まってきています。しかし、そのフォロワーの中には「これらの発言を褒め言葉/ポジティブな言葉だと捉えるべきだ」という意見も少なからずあるそうです。
そして、彼女のインスタグラムは彼女の体験を広めているだけでなく、世の中の他の女性のカミングアウトにも役立っています。
彼女がこういったコメントを公開したことで、同じような経験をしたことがある女性が次々に経験を共有し始めたのだそうです。そんなこともあり、許可があればそういった女性たちが受けとったコメントも彼女のインスタグラムに載せることにしているのだとか。
ハラスメントやネガティブなコメントの問題について彼女は「何をすべきかも何ができるかも分かりませんが、最初のステップはまずこの問題への認識度を上げることだと思っています。」とコメントしました。
賛否両論ありそうな彼女の行動。みなさんはどうお考えですか。
海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!