「ファッションにルールは無い。」ムスリムの人々が初めてH&Mの広告でヒジャブを着用。

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Mashableによると、大手リテーラーH&Mが作った新しいキャンペーンの為のビデオが話題を呼んでいます。

このビデオが作られた目的は、顧客にリサイクルを勧め、水などの資源を削減したり、リサイクルすることで無駄を無くしていこうというキャンペーンの告知の為です。

ではなぜこのビデオが今話題になっているのでしょうか?理由を見ていきましょう。

このビデオの中にはたくさんの種類のモデルが出てきます。
トランスジェンダーのモデル、プラスサイズのモデル、義足を付けた人、などです。

しかし一番話題を呼んだのはムスリムの男性と女性がヒジャブ(頭を覆うもの)を身にまとっている事です。
これは今までのH&Mの広告の中では一度もなかったのだそうで、今回が初めてだと言います。ムスリムアドムスリムアド2(出典:http://mashable.com/)

2011年のイギリス国勢調査では、イギリス国民の4.5%がムスリムであり、更にその数はこれから増えていくだろうと予測されています。
推測では、2051年にはイギリスでのムスリムの人口は260万人を超えると言われています。

そんな中、ファッション業界では最近までずっとムスリムの人やヒジャブを含む文化が無視され続けてきていました。

モデルのマリア・イドリッシは「ヒジャブを身につけている女性はいつもファッション業界から無視されてきたように思えます。しかし、今回このような知名度があるファッションブランドがヒジャブを着けてくれたことを素晴らしく思います。」とコメント。

広告にヒジャブを使ったH&Mだけでなく、同じく大手リテーラーのユニクロもムスリムの女性の為のクロージングラインを考えたのだそう。
そして今年のはじめ、ヒジャブを着けているムスリムの女性のためのブランドがユニクロから立ち上がりました。

このように、世界中で流行しているリテーラーだからこそ、文化や宗教の違いに更に気を配らなければなりません。

宗教を信仰している人でもそうでない人でも、同じように服を選ぶ自由があって良いと思います。だからこそH&Mを筆頭に、よりたくさんのリテーラーも新たなクロージングラインを作るなど様々な取り組みをしていくべきです。

このビデオはヒジャブを身にまとっている男性・女性だけでなく、女性らしい服装や色を身につけている男性、男性らしい服を着ている女性、ミニスカートをはいているおばさん、少年のような恰好をしているおじさんなど、様々な人が出てきます。

そしてビデオの最後に出てくるメッセージは
「ファッションにルールはない。ただし一つだけ:リサイクルをしよう」というものです。
環境保護などのため、リサイクルを訴えるプロジェクトの為に撮られたこの広告。

リサイクルをしよう、というメッセージの他にもたくさんのメッセージが込められているのではないでしょうか。

この記事を書いた学生ライター

Moe Miura
Moe Miura
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海外ドラマ・映画に影響されて15歳でアメリカ留学へ。現在大学では海外から来た生徒と一緒に授業を全て英語で受けています。最近はイベントで通訳をしたり、韓国語を勉強したりと忙しい日々を送っています!主に海外の記事を参考にオリジナル記事を作成していきたいと思います!

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